ホンさんが言うように、地方出身の若者は最も悲惨だ。
釜山出身のミン・チュナさん(仮名・23歳)は昨年1月に技術系の短大を卒業し、
仁川で一人暮らしをしている。TOEIC800点とオラクルの各種資格に加え、
フラワーアレンジメントの資格も持つ。

家賃は46万ウォン(約4万5000円)。卒業と同時にウエディングプランの会社に
就職できたが、朝10時から夜7時まで働いて社員全員の月給が
80万ウォン(約7万9000円)というブラックぶりだった。
「家賃とスマホ代だけでカツカツ。これならバイトのほうが倍以上稼げると思い、
昨年10月に退職したんです」

極貧生活を抜け出すため、日本で働くことを希望している。

「10月から日本にワーホリで行く予定です。日本ではバイトの給料が
韓国よりはるかに高いと聞いてます。韓国に未練はありません」