軍事板で語る この世界の片隅に★4 [無断転載禁止]©2ch.net
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「この世界の片隅に」 2016年11月12日より公開中
【公式サイト】http://www.konosekai.jp/
「この世界の片隅に」について主にミリタリー的側面から語るスレですが、戦前戦中戦後の暮らしや歴史をコアに語りたい人
またミリタリー分野以外の広電や呉の市バス、マンホールの蓋など一般に引かれる話題がしたい方はどうぞ。
一般的な感想はアニメ映画板(流れが早いので検索して下さい)で。
【片渕須直監督コラム】
β連動の岸辺で
http://style.fm/as/0...i/katabuchi_bn.shtml
http://animestyle.jp/column/beta/
1300日の記録
http://animestyle.jp.../5/?_pjax=%23primary
「すずさんの日々とともに」
http://www.mappa.co....olumn_katabuchi.html
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軍事板で語る この世界の片隅に★3 [無断転載禁止]©2ch.net
http://itest.2ch.net/test/read.cgi/army/1485524025/
VIPQ2_EXTDAT: default:vvvvv:1000:512:----: EXT was configured 劇中、防空壕に入ったばかりに死んでしまったちゅう描写があるが
壕に爆弾やら焼夷弾が命中するとやっぱり吹っ飛ぶのかね 爆弾で吹っ飛んで即死するならいいが
焼夷弾刺さって丸焼きで死ぬのは御免だな 「壕になんぞ入らんで命拾いしたわ」って台詞はゾッとするよな
壕になんぞ入ったばかりに…という有様を見たから言えることで、それであのテンションだと思うと >>12
直撃で防空壕が潰れて生き埋めになる
火災で酸欠や二酸化炭素中毒になる
防空壕の扉を吹き飛ばして吹き込んだ至近弾の爆風にやられる
映画で勤労奉仕に行く姿が描かれていた女学校の生徒達は岸壁のすぐそばに作られた防空壕に入った亀裂から海水が侵入して溺死 >>16
勤労奉仕隊が亡くなったのは知ってたが、そんな惨い死に方だったとは…
合掌… >>12
つか、防空壕は爆風と破片を防ぐためのもので、周囲すべてが炎上したりしたら壕の中にいても直火が蒸し焼きになる違いしかない
小林夫妻は町の方に住んでたから壕も家も捨てて山の手の方に逃げて助かったわけ >>17
一応工廠側も1トン爆弾の直撃に耐える装甲鋼板の下に作った、工廠で一番堅固な壕に彼女たちを案内したのさ
せめて動員学徒の女の子たちくらいは無事に家に帰してやりたいと
ところが爆弾の数と密度が多すぎて装甲鋼板を支える周りの地層が海までつながるくらいに「掘り返されて」しまって…
娘の遺体を引き取りに来た遺族に土下座して詫びて回ったそうな
総じて、日本側は米軍の空襲の規模を完全に見誤ってたのよ
あれほどの数、密度、頻度で空襲してこれる相手だとは思ってないまま戦争を始めてしまった 同じ話を倉橋の人が言ってたのを又聞きしたよ。頭のええやつは1トン爆弾に耐えられる壕じゃけえ大丈夫、いうて壕に入って死んだ、アホなわしはよそへ逃げて助かった、みたいな話。 呉工廠製鋼実験部の本館前1号防空壕は4方が鉄筋コンクリートで上面が航空母艦用の75mm装甲板2枚重ねで、
1トン爆弾の直撃に耐えると計算されていた。
昭和20年6月22日の空襲で製鋼部は1トン爆弾159発、1トン未満177発、合計336発が命中。
本館前1号防空壕は左右入口に1トン爆弾が命中、側面がえぐられ爆風で天井と人間が吹き上げられていた。
壕内の女子挺身隊25名他計30名が戦死、製鋼実験部の乙女達は一人残らず戦死してしまった。
何体かの遺体を収容した頃暗くなり雨が落ちてきた。
翌日は晴れ遺体収容、甲鈑をガスで切断するので遺体が焦げてしまう。
コンクリートを割ってチェーンブロックの鎖で遺体を縛って引き出すが、
骨が折れてバリバリと音がし、胴で切断した物もあった。
3日目になると夏の暑さで屍からの異臭がひどくなりホルマリンを振りかけて作業を進めた。
遺体は技手養成所の講堂に安置し、鍋峠の広場で荼毘に付した。
当日の死者は工廠全体で476柱であった。 22は以前書いたものに加筆させていただきました。
海軍製鋼技術物語より引用。 >総じて、日本側は米軍の空襲の規模を完全に見誤ってたのよ
>あれほどの数、密度、頻度で空襲してこれる相手だとは思ってないまま戦争を始めてしまった
アメリカの規模は分っている
なので諸島の戦闘において壕を機能させている
内務省よりの指示で、国民に関しては家庭・所属する団体など自前で壕を作ることが義務と権利であったことから
そういう規模の施設しか作りえなかった >>22
なるほど、荼毘に付したところが例の慰霊碑のところかな? 沖縄戦では、1トン爆弾に耐える洞窟陣地が有効だったんだけどねえ
やっぱり周囲を含めた総合的な問題になるなあ >>20
つってもねえ、海軍の実戦部隊最高指揮官が
「 結局自分は、もうこうなった以上、最善を尽くして奮闘する。 そうして『長門』の艦上で討ち死にするだろう。
その間に、東京あたりは三度くらい丸焼にされて、非常なみじめな目にあうだろう」
なんてこと開戦前に言ってんだから、わかる人間にはわかってたんちゃうかいな。 WWII前には空襲の脅威をめったやたらと強調する一派があったけど
ただひたすら爆撃機だけ作って先制で敵国を破壊することだけ狙え、系の極論
山本は空襲に関してはアメリカの実力を認識していたというより、そっち派に感化されてたんじゃないかしらん 開戦当初の米軍だと大規模戦略爆撃は困難だろ
能力を見誤ったというのは後知恵だと思う >>29
開戦時の戦力でアメリカを測るとか、当時の人間でもそんなバカは居ねえですよ
WW2開始を受けて米議会を通った両用艦隊法によって日米戦力比が44年には破綻するから今のうちに開戦を、という論理は当時ですら当たり前に語られてた内容なのに 決戦だ決戦だと息巻いたりアメリカ本土空襲を夢想してたりしてるうちに、
フネがズブズブ沈められて国力が崩壊するし、
航空部隊はいいように振り回されすり潰されてアッサリと絶対国防圏が破られたわけだけれど
ああも簡単に負けたのには軍令部の責任もあるけどやっぱり山本のGFのせいだというのがまず大きいでしょ
山本の言った通りとははるかに遠い流れじゃないかしらん >>12
作中の発言の呉の7.1空襲について言えば、問題なのは火災旋風と一酸化炭素中毒の方
爆弾じゃないから陣地や防空壕が固くても意味がない
空襲の死者は特に焼夷弾の場合圧倒的に一酸化炭素中毒が多い
これはドイツでも当てはまる現象で、それに触れつつ日本の空襲について語ってる記録を引用する
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一酸化炭素中毒や酸欠症による死亡者の数は、いまとなっては調べるすべもないが、
第二次大戦による死亡者の中には、一酸化炭素による中毒死が圧倒的に多かったことが、ドイツ内務省の命ずる特別調査委員会によって確認されている。
日本では、戦後アメリカの戦略爆撃調査団のまとめた公式報告書にも、一酸化炭素中毒や酸欠症の項目はなく、
「圧壊及び窒息」として12.9%が形状されている。これはドイツの場合より非常に少ない。
(ドイツでは、ハンブルグ空襲による死者六万人の大半が一酸化炭素中毒死とされている)
しかし、私たちが爆撃数時間後に目撃した膨大な数の死体にも、全裸死体でピンク色ともいえるほんのりと赤身を帯びて、
死体とは思えないような美しい膚色をしたものが多かった。これは、後でも述べるが、一酸化炭素中毒死の明らかな証拠である。
また、あちこちに何百とかたまっている死体の中には、火傷など外傷のあとがほとんど見られないものも多数見られた。
これらのことからも、ドイツとは比較にならないほど木造建築の多い東京では、
一酸化炭素中毒と酸素欠乏による死者は、想像以上に多かったのではないだろうか。
(中略)
高濃度の一酸化炭素に苦しむと同時に、酸素の欠乏に悶え、加えるに灼熱の猛火に攻めたてられるといったありさまで、
熱火の下を逃げまどう人々は、二重にも三重にも致命的な打撃を受けたわけであって、死因は決して単一のものではなかったはずである。
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「東京大空襲-救護隊長の記録」久保田重則 呉の7.1空襲で助かった人には二通りいて、一つ目はとにかく山の方へ逃げた人
ただ火災旋風に追われて焼死したり、熱さに耐えかねて火の手が回らない溝に逃げたらそこで一酸化炭素中毒になったりした人も少なくない
で、もう一つは壕の中の地獄を生き抜いた人
壕の中は酸欠なうえに一酸化炭素が充満していって、助かった人も大体が気を失っている
原作では防火用水を晴美ちゃんが飲むけど、あれは7.1空襲の方の実話で、緑色になった濁った水でも美味く感じるほど中は地獄だった
壕に入ったばかりに死んでしまった人は大体が酸欠か一酸化炭素中毒で、入口付近の人に少し焼死が見られる
逃げるのと逃げないのとどっちが最善なのかは、その時の運としかいいようがない
山の手空襲の表参道付近は、逃げた人は火災旋風で死んでる
大きい骨組みのしっかりしている防空壕に入った人は全員蒸し焼き
木の枠組みで造られただけの小さい防空壕に入った人と、山陽堂書店の地下に逃げ込んだ人だけが助かった
このケースでは周囲全てが火災になっていて、逃げ場所がなかった
呉の場合は山の方の焼夷弾は散発的で消し止められていたから、山に逃げればなんとか助かった ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています