【経済】中国主導のAIIB、交錯する各国の思惑 「くず債券」扱いのまま、信用獲得へ日米参加が必須[6/17]
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1497707458/
インフラ建設で1件当たり数千億円の投融資を行うには国際金融市場で債券を発行し、
民間資金も調達する必要がある。
だが、AIIBは債券の「格付け」がなおも得られず、「ジャンク(くず)債券」扱いのまま。
高金利を示さないと市場で資金調達できない。

最大の出資国である中国は米格付け会社のムーディーズ・インベスターズ・サービスに追い込まれている。
中国の国債格付けは先月、1989年の「天安門事件」以来、28年ぶりに格下げされた。
債務負担増が理由で、中国政府に焦燥感が広がった。AIIBが得る格付けが「中国」を超えることは、不可能だ。

国際金融筋は、「信用力の高い日米が参加して初めて、アジア開発銀行(ADB)や世銀のような最上位の格付けが得られる上、
ODA(政府開発援助)の長年にわたる実績を使わなければ途上国支援は“絵に描いた餅”」と指摘した。
北京のAIIB本部の人員は日本なら地銀にも及ばぬ100人ほどの陣容。
ADBが職員数千人で融資審査を独自に行うのとは対照的だ。
しかも中国側は、鳩山由紀夫元首相をAIIBの顧問役に就任させたことが“逆効果”になっていることに気づいていない。

http://www.sankei.com/world/news/170617/wor1706170035-n1.html