>>850
JRが止まった事件は、蕨の変電所でのトラブルが原因でした。
変電所自体はJRの持ち物です。
報道されていたところによると、断路器の動作テストをする際に
遮断機・開閉器を解放せず、電流が流れたままの状態で
これを操作したために起こった事故です。

「断路器」は”ディスコネクター”或いは”ジスコン”などといわれているもので、
一般的に言うスイッチの一種なのですが、
遮断機(サーキットブレーカ)・開閉器(スイッチ)と違って、
電流のある状態では操作できません。ものが簡易にできているので、
接点が開放されてもそのままアーク放電が続いてしまうからです。

このため、異常電流が検知され安全装置が働いて(サーキットブレーカが働いて)、
変電所が停止したということですね。
普通は、遮断機が開になっていて、電力が流れていない状態でなければ、
開閉器を操作できないようにしてあるのですが、このあたりどうなっていたのでしょうか。