東京時代(とうきょうじだい)とは、日本の歴史における時代区分で、東京が首都となってからの日本を指す呼称として考え出された概念の一つ。


この「東京時代」という語は、川勝平太によって提唱されている語である。

日本の歴史において、明治維新以後の時代区分を、「明治時代」「大正時代」「戦前昭和時代(第二次世界大戦以前)」「戦後昭和時代(第二次世界大戦後)」「平成時代」「令和時代」などと、元号で時代を区分する例が、特に学校教育に多い。

しかし、日本の歴史における時代区分においては、明治維新前は「平安時代」「鎌倉時代」「江戸時代」といった政権所在地にちなんだ名称や、
「王朝時代」「武家時代」「戦国時代」「織豊時代」「徳川時代」のように政治体制(国家、王朝、政体、憲法、主権者)の変遷や時代的特徴に因んだ名称[1]が多い。
更に、江戸時代(=徳川時代)を見ても、江戸時代の中の細かい区分として「元禄」「享保」「化政」「幕末」といった元号や世相に則った名称も用いられている。

一方で、学校教育における外国史の時代区分では、中国の歴史だと「唐朝」「明朝」「中華民国」、
ドイツの歴史だと「ドイツ帝国」「ヴァイマル共和政」「ナチスドイツ」、
フランスの歴史では「フランク王国」「フランス国」「第五共和政」というように、
政治体制の変遷にちなんだ時代区分が多い。