0001名無し名人
2018/07/23(月) 10:57:35.67(全文はソース先参照)
初タイトルを獲得した豊島棋聖の強みはなんといっても
将棋AI(コンピュータソフト)を活用しての圧倒的な勉強量だろう。
2014年、棋士と将棋AIによる団体戦、第3回将棋電王戦でただ一人の棋士側勝利者となった。
このとき豊島七段(当時)は対戦相手のソフト「YSS」と1000局近い練習対局を行い、
以来人間同士の練習よりソフトでの勉強を主とするようになった。
各棋戦での成績は以前にもまして向上、2015年棋聖挑戦(羽生棋聖に1勝3敗で敗退)、
2016年JT将棋日本シリーズ優勝。2017年A級昇級・八段昇段、
2018年王将戦挑戦(久保王将に2勝4敗で敗退)、
その後に棋聖を獲得し王位戦七番勝負(新聞三社連合主催)でも菅井竜也王位(26)に挑戦中と勢いは止まらない。
名人戦(朝日新聞社・毎日新聞社主催)に続き棋聖戦と連続で番勝負に敗れ、
羽生竜王のタイトル獲得通算100期の偉業達成は10月から始まる竜王戦七番勝負(読売新聞社主催)に持ち越された。
「棋界の顔」として重要対局の合間にもイベントや講演で全国各地を飛び回り、
今年からは会館建設準備委員会の委員長にも就任するなど多忙を極める中で、
体調維持はもちろんAIを駆使して研究に余念のない若手や指し盛りの強豪たちを相手に、
対抗できるだけの研究時間をどうやって確保するかが羽生竜王にとって一番の課題だ。
棋界戦国時代の生き残りをかけた、10月からの防衛戦は羽生竜王にとってまさしく「背水の陣」になるだろう。
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