フローベール

1吾輩は名無しである2010/10/16(土) 11:38:32
落ちたので立ててみた

438吾輩は名無しである2017/03/12(日) 23:25:17.08ID:ZTxdDmQk
「物語形式のあらゆる技術的要素――単純過去形と三人称の使用、年代記的展開順序の無条件の採用、線状の筋立て、情念の規則的な屈折、それぞ
れのエピソードの終局への指向、等々――はすべて、安定した、脈絡のとれた、連続的な、包括的な、すみずみまで解読可能な世界の像をおしつけ
ることを目的としていた。世界の理解可能性は、疑義さえさしはさまれなかったから、物語るということは、なんら問題を生じなかった。小説の文
章(エクリチュール)は潔白であることができた。
 ところが、フローベール以後、すべてがゆらぎはじめる。その後百年たって、いまではその体系全体が思い出にすぎなくなっている。この思い出
、この死んでしまった体系に、なにがなんでも小説をしばりつけておこうというわけなのである。しかしながら、それにしても、今世紀はじめのか
ずかずの偉大な小説を読みさえすれば、たとえ筋の崩壊が際立ってくるばかりだったとはいえ、すでに久しい以前から筋が、物語の骨組たることを
やめてしまっているという事実を確認しないわけにはゆくまい。疑いもなく物語的な話という要請は、プルーストにとってはフローベールの場合ほ
ど窮屈ではなく、フォークナーにとってはプルーストの場合ほど、ベケットにとってはフォークナーの場合ほど窮屈ではない…… いまは、もっと
ほかのことが問題となったのである。物語るということが、厳密な意味で不可能となった。」ロブ=グリエ『新しい小説のために』

439吾輩は名無しである2017/03/15(水) 19:31:54.87ID:LZD6/Sm+
中村光夫のフローベール評価ってどういう感じなん?

言語がどうしたとかではないと想像するんだが…

440吾輩は名無しである2017/03/16(木) 01:17:14.24ID:yKIMwqJl
「女たちは頭巾をうしろにたらした黒いヴェールをかぶって、そのあとに従った。
彼女らは手に手に火のついた太い蠟燭を持っていた。シャルルはこのたえずくりかえされる
祈禱と燈明のせいで、鑞と僧服のむかむかする匂いのために、気が遠くなりそうであった。
さわやかな微風が吹き、ライ麦も菜種も青々してきた。道端の茨の生け垣に、露の滴がふるえていた。」

『ボヴァリイ夫人』中村光夫訳

441吾輩は名無しである2017/03/18(土) 13:02:00.19ID:9o0BllDY
『ボヴァリー夫人』

新潮文庫の新訳とてもいいね。
訳し忘れの箇所がいくつかあるね。
アマゾンのカスタマー・レビューはあてにならない。

河出文庫のは、訳者の日本語能力は買うけれど、
翻訳の出来はいまいち。

岩波文庫のは可でもなければ不可でもない感じ。

442吾輩は名無しである2017/03/18(土) 13:27:48.01ID:XRT0HOTs
岩波文庫の「フランス文学案内」(昔のやつ)は表紙がフロベールなんだが、どう思う?
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51T8L6laQuL._SX355_BO1,204,203,200_.jpg

443吾輩は名無しである2017/03/18(土) 14:03:02.34ID:9o0BllDY
特徴をよく捉えていると思う。
フローベールだってすぐにわかる。

フローベールは若い頃は凄い美男だったらしいよね。

444吾輩は名無しである2017/03/19(日) 07:15:41.81ID:Q6Obg9jb
>>442
岩波の文学案内は、ロシヤ文学の表紙がプーシキンで、ドイツ文学の表紙がゲーテで、両者ともに自国民も日本人も納得できる人選だとおもう。
フロベールは色々異論があるんじゃないかな?

445吾輩は名無しである2017/05/29(月) 21:26:46.74ID:ulcXhIPg
サルトルの『家の馬鹿息子』って、フロベールに興味はあるがサルトルに興味はない、という人でも楽しめますか?

446吾輩は名無しである2017/06/06(火) 00:47:09.92ID:N6z+Zveq
>>442
バルザックにすべきだ。

447吾輩は名無しである2017/06/16(金) 10:46:20.39ID:xqCVkjHU
フローベールでいいにきまっているだろ池沼

448吾輩は名無しである2017/06/16(金) 15:04:13.58ID:Xj9O1eFP
http://dokushojin.com/article.html?i=1503

「蒲団」はどうして「下らない」のか、花袋とフロベールは本当に違うのか

449吾輩は名無しである2017/06/16(金) 18:47:56.54ID:9PU0/kD0
花袋とフロベールって、生きた時代も国籍も違うじゃないか
使っている言語も大違いだぞ

450吾輩は名無しである2017/06/16(金) 20:10:03.56ID:BUA3y8BP
二人とも突き詰めると下らないことをチンタラと書いている

451吾輩は名無しである2017/06/17(土) 09:36:21.42ID:YroDyhNd
サランボーなんて作品は異色の古代ローマを扱った作品だ
今図書館へ行けばフローベールの全集を借りることができる

452吾輩は名無しである2017/06/17(土) 13:26:13.79ID:IFk6JkSv
蒲団が物語内容ゆえに下らないならボヴァリー夫人も馬鹿女のくだらない話じゃないの。
モーパッサンのベラミだってちゃちな小悪党の立身出世話だし。

453吾輩は名無しである2017/06/17(土) 14:58:32.97ID:9pt4mdHV
ユリイカとか現代思想で、フローベール特集ってあります?

454吾輩は名無しである2017/06/17(土) 17:34:48.76ID:xv6UGcB0
感情教育だって物語内容的にはつまらない話だよ
実際問題、出版当時も大変不評だったのだし

455吾輩は名無しである2017/06/17(土) 18:14:06.30ID:IFk6JkSv
小説にとって新聞の三面記事的なものを素材にするのとたまたま自分の経験を素材にすることに優越ってあるんだろうか?

456吾輩は名無しである2017/06/17(土) 18:31:24.55ID:x40pF13O
エンマがロドルフに体を許すのは共進会場の近くの建物の中だと
加賀乙彦さんは言っている。

俺はもっと後、林の中だと思っていたのね。

読み直してみたら加賀説もありのような気がする。

457吾輩は名無しである2017/06/28(水) 14:52:50.21ID:gKRNpoP6
「ところで、日本には、いわゆる「自然主義」に相当する文学運動は存在したのですか、という彼の質問は、ゾラの全集に
序文を書いている彼にしてみれば当然のものであったので、フランス「自然主義」が日本的風土に触れて「心境小説」、「
私小説」へと変質してゆくさまを、その語り口の図式性にわれながら辟易しながらも説明してゆくと、それは何とも不可解
な変換だと、予想以上の興味を示して耳を傾けたのだ」(蓮實重彦『批評あるいは仮死の祭典』)。

458吾輩は名無しである2017/06/28(水) 15:58:16.76ID:YSIu7bSu
>>457
確かドゥルーズとの対談だったかな?

459吾輩は名無しである2017/07/07(金) 23:28:10.24ID:px2ZXFV2
サランボー読む前に、カルタゴに関する予備知識を仕入れておいたほうがいいですか?
ハンニバルが象に乗ってた、くらいしか知らないのですが。

460吾輩は名無しである2017/07/16(日) 09:46:24.07ID:HGSN+KBT
「ボヴァリー夫人」と「蒲団」なぜかくも下らない小説が近代小説の祖になったのか

461吾輩は名無しである2017/07/16(日) 10:30:19.23ID:MqQ4f3r8
『ボヴァリー夫人』が「下らない小説」だって?

本当に読んでいるのかよ?
読んでいないなw

462吾輩は名無しである2017/07/16(日) 10:42:06.33ID:MqQ4f3r8
ロドルフはエンマにカネを貸さなかったわけだけど、
話の流れに無理がない描写。とても自然だ。
巧いと思った。
若いうちに読んでおくと、人生に益すること大。
特に未婚の女性が読むべき小説だ。

463吾輩は名無しである2017/07/16(日) 22:01:27.42ID:IuRdjon5
ドストエフスキーの『白痴』の最後に『ボヴァリー夫人』(の本)が登場するのですが、両者の共通点は共に「イッポリイト」という人物が出てくる(しかも悲劇的に)、というくらいしか思い浮かびません。
どういう意味があるのでしょうか?
(ドストスレで聞いたのですが、無視されてしまいました。)

464吾輩は名無しである2017/07/16(日) 22:08:17.21ID:ImpQlJ4D
『ボヴァリー夫人』の「イッポリイト」って、
手術失敗の被害者のことかな?

465吾輩は名無しである2017/07/16(日) 22:11:25.10ID:ImpQlJ4D
本を読み返してみる。

466吾輩は名無しである2017/07/16(日) 23:04:28.04ID:VZ0r9NHd
ちょっと本を見てきた。

シャルル(ボヴァリー医師、エンマの夫)が脚の手術をして失敗した男の患者。
まわりの俗物どもに勧められてやった手術が失敗する。
手術前よりも障害がひどくなった。それなのにシャルルを憎みもしない。
エンマは夫に愛想を尽かし、これを契機にボヴァリー家の凋落が始まる。

『白痴』の方は肺病病みだったよね。

467吾輩は名無しである2017/07/16(日) 23:30:42.62ID:IuRdjon5
>>464>>466
そうです。「金獅子亭」の下男で、シャルルのアキレス腱を切るという手術のおかげで、結局は足を切断せざるを得なくなった人物。
『白痴』のイッポリイトは第三篇の主人公といってもいい人物で、自分が余命いくばくも無いことを知り自殺を図る人物。(自殺は失敗するが、結核ですぐ死ぬ)
『ボヴァリー夫人』のイッポリイトより重要な人物と言っていいでしょう。
『白痴』のラストでムイシュキン伯爵がナスターシャを部屋を訪れるとき(このときナターシャはすでに死んでいる)、「居間のテーブルの上に『ボヴァリー夫人』が開かれたまま置かれている」という描写があるのですが、それだけが何も伏線も無くポツリと書いてあります。
ドストエフスキーとフロベールは生没年がほぼ一緒ですが、あまり接点が無く(私が知らないだけかも)、ちょっと不思議な感じがしたのです。

468吾輩は名無しである2017/07/16(日) 23:50:50.48ID:VZ0r9NHd
ドストエフスキー(1821−81)

フローベール(1821−80)

ふたりとも「てんかん」もち。

469吾輩は名無しである2017/07/17(月) 00:03:10.54ID:ftCjeV+F
『ボヴァリー夫人』は1857年の作品。

『白痴』は1868年の作品。

470吾輩は名無しである2017/07/18(火) 00:55:39.96ID:oDSBax5o
「椿姫」(1848年)での「マノン・レスコー」の使い方と似てると思う
ちなみにナターシャの造形は椿姫ことマグリットの造形に影響受けてるのかなと思う
いわゆるファムファタールものとしての側面
でもそこに置いたのは「ボヴァリー夫人」だからドストがもう一つ複雑なニュアンスを込めて置いたのかな

471吾輩は名無しである2017/07/18(火) 19:11:05.18ID:3oPk2RsG
CiNiiで検索してみた

『白痴』における『ボヴァリー夫人』 : 「リアリズム」と死の超克
池田 和彦
Rusistika : 東京大学文学部露文研究室年報 8, 162-189, 1991-06-01
CiNii PDF - オープンアクセス 機関リポジトリ


ロシアにおけるフロベール概観 : 「白痴」における「ボヴァリー夫人」・序
池田 和彦
Rusistika : 東京大学文学部露文研究室年報 7, 50-76, 1990-06-30
CiNii PDF - オープンアクセス 機関リポジトリ

私は読む気しませんが

472吾輩は名無しである2017/07/20(木) 18:49:07.32ID:SCTd21NP
    _, ,_  パーン
 ( ‘д‘)
  ⊂彡☆))Д´)

473吾輩は名無しである2017/07/25(火) 18:54:54.80ID:8X86NCe7
筑摩の全集に入っている田辺貞之助訳の「サランボー」をちくま文庫あたりで出してくれないかな。
角川文庫の神部訳を読んだけど、いまいちなんだな。

474吾輩は名無しである2017/07/28(金) 23:33:40.45ID:5pIxRE4s
"La Spirale"って邦訳されてる?

https://www.amazon.fr/dp/B00IYYITR0

475吾輩は名無しである2017/07/30(日) 14:05:34.02ID:rRmqZEeS
蓮實重彦はボヴァリー夫人のストーリーも評価してるの?

476吾輩は名無しである2017/07/30(日) 16:54:24.05ID:xkwR/08i
書簡を読むと、30代はじめに早くも「ハゲ」を気にしている。

477吾輩は名無しである2017/07/30(日) 17:20:34.38ID:gAMRHF+f
>>475
少しでも読めばわかるのだけれど、きみはどういう立ち位置なの?
蓮實の著作を全く読んでいないのか、一周回って
評価を求めているのか
一般論ではストーリー以外の観点から技巧を評価しているとおもうけれど
やっぱストーリーはつまらないんだーみたいな難癖つけたいだけならやめてね

478吾輩は名無しである2017/07/30(日) 18:18:31.12ID:j5FZZ63i
とにかくシャルルが可哀想で可哀想で・・・

479吾輩は名無しである2017/07/30(日) 18:38:40.59ID:YufWpDms
可哀想なのはシャルルの娘だと思うよ。

480吾輩は名無しである2017/07/31(月) 21:05:34.43ID:KDBuw0vj
『ボヴァリ夫人』の原型となった短編では、夫人は娘を殺して自殺するんだよ

481吾輩は名無しである2017/08/01(火) 07:23:31.67ID:Q8200DFI
フロベールでシャルルといえば、シャルル・デローリエじゃないのか!

482吾輩は名無しである2017/08/07(月) 21:13:43.77ID:Eahq9dK7
いま、Dictionnaire des idees recues(紋切り型辞典)を呼んでいる。

ITALIENS
Tous musiciens. Tous traitres.

イタリア人
いつも唄っている。そして、いつも裏切る。

483吾輩は名無しである2017/08/15(火) 21:44:52.01ID:1ThOvSxh
>>476
梅毒だよね

484吾輩は名無しである2017/10/13(金) 16:50:12.94ID:RVcDyYvd
移行と停滞──ヴラジーミル・ナボコフの. 『ボヴァリー夫人』論. 鈴木 聡
http://repository.tufs.ac.jp/bitstream/10108/82034/1/acs088013_ful.pdf

485吾輩は名無しである2018/09/27(木) 11:50:02.07ID:41qR9pmx
光文社古典新訳文庫で来月三つの物語の新訳(谷口亜沙子訳)が出るって

486吾輩は名無しである2018/09/27(木) 15:32:05.86ID:Nc5d8tMl
『三つの物語』は蓮實重彦訳を愛読している

487吾輩は名無しである2018/09/27(木) 16:27:42.28ID:JewL2X/p
三つの物語は中央公論社の世界の文学と福武文庫のがあるから
新たに別に買おうとは思わないな

ボヴァリー夫人は新潮文庫の生島の旧訳・中公の山田爵訳・岩波文庫の伊吹訳
新潮文庫の新訳に白井浩司訳の5種、
感情教育は岩波文庫の生島訳に新潮の清水徹訳があるから
どっちかというとサランボーが欲しいんだよな

488吾輩は名無しである2018/09/27(木) 16:46:39.66ID:DHJzsYaz
蓮實のブヴァールとペキュシェ論がなんか半端
もっと面白いのはないん?

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