小島信夫4

1 ◆IH9QhoIQXk 2010/10/20(水) 18:59:14
生涯に渡り文学の最前衛をひた走った偉大な小説家。
近年再評価が著しく、若手作家らに深甚な影響を与えているこの作家について語ろう。

□前スレ
小島信夫3
http://kamome.2ch.net/test/read.cgi/book/1284795245/

192吾輩は名無しである2015/11/19(木) 18:25:34.98
意識高えw w

193吾輩は名無しである2015/11/19(木) 19:11:33.09
今までプレミアついてた本が集成出て値下がって買い時。
集成の識者たちのあとがきは図書館から借りて読めば良いかな。

って考えてるのだがどうだろ?

194吾輩は名無しである2015/11/19(木) 20:58:57.80
>>193
いいと思う

195吾輩は名無しである2015/11/24(火) 17:39:15.78
残光も別れる理由も来年あたりには講談社文芸文庫入りすると思ふ

196吾輩は名無しである2015/11/25(水) 22:02:11.82
>>195
集成がもっと売れなくなるな

197吾輩は名無しである2015/11/26(木) 13:37:21.90
うん。貧乏人は買わなくていいよ

198吾輩は名無しである2015/12/30(水) 20:58:57.11
来年こそ、「残光」復刊の期待。

199吾輩は名無しである2016/01/02(土) 15:01:54.76
残光そんなに苦労せず読めるじゃん。

200吾輩は名無しである2016/01/02(土) 16:22:06.04
古本は嫌なのだよ

201吾輩は名無しである2016/01/02(土) 20:00:49.77
てか普通に長篇集成第10巻として今年刊行予定だぞ

202吾輩は名無しである2016/01/02(土) 20:12:27.33
だから集成は高えんだよお

203吾輩は名無しである2016/01/02(土) 21:57:18.02
でもさあ、高い高いと言って買わなかったらもう永遠に紙では手に入らなくなるよ
後藤明生みたいに電子書籍で出れば安く出せるけど、やっぱ紙で読みたいしな
又吉が激推しでもしない限り、今度出る集成が紙の新本で手に入る最後のチャンスだと思う

204吾輩は名無しである2016/01/02(土) 22:40:10.14
いつ出るんだい、それ

205吾輩は名無しである2016/01/02(土) 23:38:02.75

206吾輩は名無しである2016/01/03(日) 00:25:23.60
>>205
このパンフにある「愛の影絵として」という文章、なかなか良いね。

207吾輩は名無しである2016/02/12(金) 13:54:34.11
長編は私小説的
短編はカフカ的

208吾輩は名無しである2016/02/17(水) 22:49:19.57
別れる理由2巻目に突入した。
なんだこの本?
なんかとりとめのなさの加速度が増してきた。

209吾輩は名無しである2016/03/17(木) 18:53:45.64
うるわしき日々って私小説なの?

210吾輩は名無しである2016/04/11(月) 20:49:26.19
age

211吾輩は名無しである2016/04/11(月) 22:09:55.93
小島信夫についての評論が読みたいのだかオススメある?

212吾輩は名無しである2016/05/07(土) 21:20:23.11
小島信夫長篇集成 第7巻 菅野満子の手紙
出版社: 水声社 (2016/04)

213吾輩は名無しである2016/05/11(水) 10:06:35.55
нодзоми
「そんなことはなかったのじゃなかったのではないかな」とか
「翌日彼は約束通り、神社の前の通りをへだてたところにある小さい林の
ベンチわきのケヤキの立木の手の届くところにある枝の裏側のところに紙きれを貼りつけた」とか、
小島信夫って執筆中5文字分くらいしか記憶を保てなかったのではと思う。
2016年5月5日

214吾輩は名無しである2016/05/13(金) 13:32:20.33
巻末資料を読んでいて引っかかる一節に当たった。このころ取り組んでいた『島』という長編小説について新聞に書いた記事らしい。

私は益々閉されて行く世界に生きている。交通や通信網の発達は、私らを通じさせるように見えるが、
走ることの速さや、知ることの速さは、また走らせることや、知らされることの速さでもある。
個人の走ったり、知ったりする事柄や、その速度は、個人をとりまくものののそれとくらべると、絶望的な距離となっている。
加うるに、私らの速さは、必ずしも、行きたいところに行くつく速さではない。結果において、私らは閉される。[中略]
私らがこの世界をこのまま描くとすれば、従来のように、作者が選び、造型した何人かのいわゆる人物の描く世界で以ては、
この世界は描くことはできにくいような気がする。
http://www.air-shoten.com/entry/20151109

215吾輩は名無しである2016/05/15(日) 20:35:43.96
先日ある雑誌を読んでいて、はっとしたことがあった。チェーホフの戯曲「三人姉妹」の中の台詞を引き合いに出していたところがあったのだ。

 これでお別れです.ヴェルシーニンは「またいつか,お目にかかれるかしら?」と問われて,
「まあ,ないでしょう」と答えますが,私には,まだこれが本当のお別れとは思いたくない気持ちがあります.

 僕がこのくだりを読んではっとしたのは、文章の内容そのものとは実は関係がなく、
筒井康隆が『笑犬樓よりの眺望』で書いていた話を思い出したからだ。
『笑犬樓よりの眺望』の単行本は実家にあるので正確な引用ができないのだが、次のような話である。

 筒井康隆が対談形式で講演をやったことがあった。その相手は小島信夫で、筒井康隆は小島信夫のことを以前から尊敬していたので、
講演の後、別れ際に「またお会いしましょう」と声をかけた。すると小島信夫は、「いえ、それはないでしょう」と一言応えて去っていったそうだ。
その言葉に、筒井康隆は「かっこいいなあ」と感想をもらしていている。
http://www.yamdas.org/column/technique/bit.html

216吾輩は名無しである2016/05/18(水) 14:20:44.71
『ロリータ』の邦
訳は上下二巻が 2 ヶ月の間をおいて出版されたが,上巻が出た段階での『週
刊読書人』の書評で小島信夫は「男にとって,女の理想像は,十二歳の女
にあることは,誰れでも知っている。これはむしろ精神的には非常に健康
な感じ方であるはずだ。しかし常識的には不健康だということになるばか
りか,この欲情をじっさいに満足させれば狂人ということにもなる」と書
いている。

小島信夫.「四十男の告白小説 ― 一人のニンフェットへの欲情」『週刊読書人』
1959 年 3 月 2 日.
http://www.ic.nanzan-u.ac.jp/tandai/kiyou/No.37/045-067_Nakata.pdf

217吾輩は名無しである2016/05/20(金) 23:50:56.17
三艘の小型輸送船からなる船団のうち私たちの乗った船には聯隊本部、聯隊砲、通信隊、行李弾薬班などの特別部隊がのりこんでいた。
聯隊砲、通信隊の馬や指揮官の馬ものりこんでいたので、あふれんばかりであった。
それに荒天で波が高く、忽ち吐気を催しはじめた。装具はたがいの吐瀉物でよごれてきた。

 軍旗は袋をかぶせて、旗手が支えていた。旗手がよろめくたびに、兵隊はその旗にふれないように、吐きながら身をよけたので、
そのあたりは、なおぐあいがわるかった。それよりなおぐあいがわるかったのは、旗手が吐きはじめたことだ。
『墓碑銘』(1960)

218吾輩は名無しである2016/05/23(月) 14:14:09.17

219吾輩は名無しである2016/05/27(金) 10:45:14.08
ちなみに小島信夫は「返信」の中で(14頁)、雑誌連載中の『菅野満子の手紙』について、
「この小説はいまのところ、まだ海のものとも、山のものとも、作者本人にとっても分からないのであるけれども。
(私にとっては、小説を書くたのしみは、そういう運びのほかにはないのだから仕方がない)」と述べ、
また文芸文庫版『うるわしき日々』の、あとがきに相当する「著者から読者へ」(375ページ)の中では、
「……わたしはどんなふうにこれから小説を書き進めるかも皆目わかっていない状態でペンをとるというのだから……
ほぼ現在進行形というぐあいにならざるを得ない」と言っている。
http://utsugi.exblog.jp/18808582/

220吾輩は名無しである2016/05/29(日) 12:01:01.94
《まごころを持った顔をするのに僕は一寸操作を行った。それは顔の筋肉を平均にはたらかせ、眼だけに力を入れて凝視するのだ。
するとたしかにまごころを持ったかんじに自分がなる。自分がなれば、もう占めたものだ、効果は確実である。ところが確実ではなかったのである。》
(小島信夫『燕京大学部隊』)

221吾輩は名無しである2016/06/03(金) 12:02:30.33
小島信夫長篇集成(第8巻) 寓話
小島信夫, 千石英世ISBN:9784801001183
2016年06月03日頃発売 / 水声社 / 判型:全集・双書
8,640円(税込)

222吾輩は名無しである2016/06/03(金) 20:10:52.80
高すぎ

223吾輩は名無しである2016/06/07(火) 13:41:26.26
110 : 右や左の名無し様 (ワッチョイ 21db-DR9V)2016/05/10(火) 23:54:30.44 ID:vmFIhOmM0
連休中に小島信夫の「アメリカン・スクール」っていう小説を読んだ
60年前の作品だけど、昨今の英語化の問題にも通じる傑作

224吾輩は名無しである2016/06/09(木) 01:27:47.59
アメリカンスクールだけ読んだけど、良かったののの。
銃身がかっちょええ

225吾輩は名無しである2016/06/12(日) 23:29:46.21
『寓話』について書くか、書かないか。
阿部公彦
http://abemasahiko.my.coocan.jp/16Geppou_Suiseisha_Kojima_Guwa.pdf

226吾輩は名無しである2016/07/07(木) 10:43:21.22
長編集成の寓話が届いた
楽しみすぎる

227吾輩は名無しである2016/07/09(土) 19:44:51.69
寓話は小島信夫の作品で一番だと思う

228吾輩は名無しである2016/07/20(水) 19:09:20.92
近くの古本屋に『私の作家遍歴』三冊揃い函帯付き5500円で売ってる
ちょっと高い

229吾輩は名無しである2016/07/24(日) 18:03:40.82
今度の長篇集成の月報は小橋めぐみが書いてるらしい!
https://twitter.com/megumikobashi/status/756691793563885568

230吾輩は名無しである2016/07/27(水) 15:28:37.04
間違って菅野ミツ子の手紙、2冊買ってしまった

231吾輩は名無しである2016/07/30(土) 22:40:36.70
ブックオフに売れば?

232吾輩は名無しである2016/07/31(日) 21:29:20.86
なんとかしろよ、こいつ(笑)
小橋さんも泣くぞ

https://twitter.com/wusfwu/status/756716324072464384
https://twitter.com/wusfwu/status/759307194621845504

クロスカ @WuSfwu
@megumikobashi すごく高価な本ですね。本体はいらないから月報だけほしいと言ったら、怒られるでしょうか。

@megumikobashi やっと、入手しました。

233吾輩は名無しである2016/12/13(火) 20:52:55.64ID:CLi4VwOr
水声社からけっこう復刊しとるね

234吾輩は名無しである2016/12/31(土) 17:17:06.90ID:/m6lBZrD
小島信夫の孫ですが、何か質問あります?

235吾輩は名無しである2017/01/28(土) 13:56:22.48ID:CYgKGMve
【音声】小島信夫が朗読する「肖像」=日本近代文学館主催の「声のライブラリー」(1995年5月13日)から
http://www.asahi.com/articles/ASJ9H4DJWJ9HUCLV00C.html

236吾輩は名無しである2017/02/08(水) 18:59:52.24ID:Yo8Z7yiC

237吾輩は名無しである2017/03/14(火) 07:22:03.66ID:Fiaps0Uz
小島信夫長篇集成の特典って、講演の文字おこしなんだね
素直にCDつけたほうが小島信夫の声が聞けていいだろうにと思うんだけど

238吾輩は名無しである2017/10/12(木) 15:44:08.17ID:VTzx/cjk
カゲヤマ気象台
よい
http://pbs.twimg.com/media/DJLFBnxVAAA0sT7.jpg
2017年9月7日
小島信夫の『月光』て短編集の中の「再生」てやつです、この本はぜんたいてきにやばい、
本人も書いてるうちに書いてることがだんだんわかんなくなってったり、急に思い立ったこと書き始めたり、でもすごいよい
2017年9月8日

すがの
この作品を発掘したソンタグの解説は明瞭に作品の魅力や技巧を説明しきってる。
でも、小島信夫の後期の代表作(菅野満子の手紙、寓話、漱石を読むなど)なんかは誰の感想を読もうが、
批評を読もうがどれも力点を置く場所が違うし、違う作品を読んでるんじゃないかってぐらい印象が違ったりもする
2017年9月9日

ゆらゆら@読書の秋
「耕衣さんの俳句は、私には生甲斐というものをあたえてくれる。
自分において、この世の中において、何事がおころうとも、おそれることはない、という気持にさえなる。」(栞「比類のない人」小島信夫)
2017年9月17日

ニシムー
小島信夫せんせいの本だけは、一生そばにおいておきたいし、読めるものはすべて読んでおきたい。
そんなきもちにさせられる。たよりになる作家。
2017年9月17日

徘徊の、その徘徊の
ロバートのコントってなんであんなおもしろいんだろう。コントの文法、そんなものがあるのか知らないけど、その文法を全部無視してる。
そういうもんが一番やっぱりおもしろい、と思っちゃうときがあるよなあ。小説だけど小島信夫とかもそうだもん。
2017年10月1日

239吾輩は名無しである2017/11/02(木) 12:04:57.10ID:UHBbS+zX
「外人になってしまう」――戦後文学と「英語」の問題
後藤 和彦
少なくとも戦後以降、日本語の問題とはすなわち英語の問題だったと思う。なぜなら敗戦に続く文化価
値の全面的再配置は、日本語に下支えされ、またそのうえに日本語を彫琢練磨してきた日本型美学の根
を、アメリカ的な、あるいは英語的な土壌に移植するようなものだったからだ。戦後まもない志賀直哉翁の
「日本語は今後フランス語にするがよろし」の提案が牧歌的にさえ聞こえるのは、志賀が「フランス語」と言
い、「英語」とは言わなかったからだろう。だから小島信夫の『アメリカン・スクール』(1954 年)で「日本人が
外人みたいに英語を話すなんて、バカな。外人みたいに話せば外人になってしまう」と思う主人公伊佐を
我々が嗤えるとすれば、「本当」のあられもなさを我々は嗤うのだ。日本の戦後文学がたどったのは、どれ
ほど英語・アメリカ的なものへ䛾馴の旅だったのか。果たして裸足で駆け出していった日本のハック・フィ
ン伊佐は今どこにいるのか。
http://www.elsj.org/kanto/_src/139/elsj_kanto_fall2017.pdf

240吾輩は名無しである2018/03/17(土) 19:44:48.88ID:lWUDQWbS
おちないように

241吾輩は名無しである2018/03/18(日) 01:14:03.98ID:px+3I4uM
漆器屋 小谷ロ剛
個人的なメモ。(メモとは大抵の場合において個人的である)

1216 新古今和歌集
1900 泉鏡花/高野聖
1930 横光利一/機械
1933 谷崎潤一郎/春琴抄
1956 三島由紀夫/金閣寺
1956 石川淳/紫苑物語
1962 安部公房/砂の女
1965 小島信夫/抱擁家族
1989 古井由吉/仮往生伝試文
2003 阿部和重/シンセミア
2018年3月11日

242吾輩は名無しである2018/03/27(火) 17:47:44.50ID:cuoFXYYJ
すがの
小島信夫「私の作家遍歴」一巻目を読み終わる。
小泉八雲の伝記として始まった遍歴は同時代の日本の作家の話に移り、
海を越えてフランスのナポレオンやデュマ、ロシア文学へとグングン広がって、戻らない。
ロシア文学のくだりで一気に小島信夫の思考が飛躍した感があってそこから頗る面白い。

同時代の世界中の作家と、その作品に描かれたものを繋げようとする感じは
小島信夫流リーグオブエクストラオーディナリージェントルメンという感じですごく燃える

一方で、読みながら俺の小島信夫を感じる感性が下がってきているのではということを思ったのも事実で結構、悲しい。
大学の頃なら感動のあまり、歩き回らずにはいられないような部分を素通りしているのではとの不安が残る。
2018年3月24日

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