井伏鱒二 [転載禁止]©2ch.net
>>38
ありがとうございます。Twitterに投げました。 「山椒魚」→ロシア作家サリトィイコフ・シチェドリン
「賢明なスナムグリ」そのままの書き写し。
「ジョン万次郎漂流記」→
石井研堂「中浜万次郎」全体の70%が文語体を
口語体に書き換えただけ。+当時の時代状況を歴史書から
書き写し。
「青ヶ島大概記」→
「伊豆国付八丈島持青ヶ島大概記」近藤富蔵
の書き写し。太宰治が写し取りを手伝い、後に
井伏鱒二全集解説で暴露。
「黒い雨」→
「重松日記」の書き写し。
代表作がほとんど書き写し。
作家とは呼べないリライト屋。
詳細は猪瀬直樹「ピカレスク 太宰治伝」。 シグレ島叙景、何か好きだな
でもああなるシチュエーションがよく分からない
あの船アパートは誰が経営していて、あの住人たちは
何を生業にしてて、熟女ヲタツさんはなぜそんな所に一人ですんでて
他に男しかいないのに危険はないのかとか、自分には???だらけだww 屋根の上のサワン。
これは、千葉の印旛沼の辺りの話らしいな。
千葉に20年住んで、良い思い出がひとつもないおれは、
ちょっと白けた。 井伏は良い。
しみじみとしている。
『朽助のいる谷間』
が最初期のものだとは知らなかった。
初めから書けた人だったんだな。 「黒い雨」は代表作だから一応読んだけど
やっぱ「山椒魚」「朽助のいる谷間」の方がはるかに好きだわ 今夜も生でさだまさし
山椒魚の最後の4行なんで削っちゃったのか聞いちゃったんですよ〜
ローヤルサルートの注ぎ方
井伏鱒二の話口調のマネ
お宝でした <子供の時に読み始めて、老年になってもずっと読みつづけることができる、そういう作家はい
ま世界に十人といないんじゃないかな。日本にはさらにいないでしょう。ひとりかふたりでしょう。
私の考えでは井伏鱒二と宮沢賢治。そのふたりの作家がいる。そして私たちに富をあたえて
くださっているということを私たちは忘れてはいけない。>
――大江健三郎「あいまいな日本の私」岩波新書―― 水の匂いがするようだ: 井伏鱒二のほうへ
井伏鱒二、生誕120年。本作では、初期から晩年までの作品を貫く、「魚」「水」「釣り」というモチーフが、いかに井伏にとって生の本質を形作っているかを明るみにし
、井伏の作品群が21世紀の読者にとって思いがけないほど新鮮で強い感動を与えるにちがいないことを見事に描き出す。
「おれは、勉強しだいでは、谷崎潤一郎には成れるけれども、井伏鱒二には成れない」と太宰治が評した作家の新たな魅力を見つけよう。僕たちの新しいイブセがはじまる。
(目次より)
1 魚を尊ぶひとの芸術
2 鱒二は修業中です
3 ドクトル・イブセの翻訳教室
4 架空の日記の謎
5 こころ悩めば旅にいでよ
6 戦場のドクトル・イブセ
7 水のほとりは命のただ中
8 宝さがしの旅
9 田園に帰る
野崎歓(のざき・かん)
1959年、新潟県生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科・文学部教授(フランス語フランス文学専修課程)。『ジャン・ルノワール 越境する映画』でサントリー学芸賞、自身の子育て経験を綴った
『赤ちゃん教育』で講談社エッセイ賞、『異邦の香り――ネルヴァル「東方紀行」論』で読売文学賞(研究・翻訳賞)を受賞 坂口安吾
日本には傑れた道化芝居が殆んど公演されたためしがない。文学の方でも、井伏鱒二という特異な名作家が存在はするが、一般に、批評家も作家も、編輯者も読者も厳粛で、笑うことを好まぬという風がある。 野崎歓の「水の匂いがするようだ」は凄い作品だった。
たぶん井伏鱒二の作品に拮抗する評論がこの世に生まれ出たのは初めてのことだったろう。 まあ、猪瀬直樹の『ピカレスク』読むくらいだったら
野崎歓の『水の匂いがするようだ』読むほうが
一千倍楽しいだろうし人生充実するだろう。 こういう言い方は卑怯なので嫌なんだが。
ガチガチの左翼で、裏金だとか社会の悪だとかのノンフィクション書いて、知事になった途端5000万近い献金受けて降りた人だしなー。
まぁ、そういう人だよねって文章。
なんつうか、自分の見え方を金科玉条のように掲げてる感が凄いなって思ったわ。
黒い雨然り山椒魚しかり、見比べると同じには見えないぞ?プロット、話の持って行き方か?
その一つ一つの言葉の選び方が、全然違う話に結果なってる。私にはそう見えるわ。宝石を並べたみたいってのは太宰の言葉だが、蓋し明察と思う。
猪瀬氏の言い切ったやり方は、わかりやすく注目を集めやすいが(ある種の政治家がよくやるが)、こういうのは好きじゃない。疑惑はさらに深まった、タイプ。
太宰治ファンとしても、彼らの葛藤をこんな低俗なレベルに、サルにも分かるレベルに無理矢理するのはなんだかなぁ…って思うわ。 >>69
ごめん、主語書いてなかった。
猪瀬さんのピカレスク、に関する感想ね。 個人的に、愛着と抑圧の両方を太宰は感じていただろうし…単なる純粋な幻滅とかじゃなかったとは思うのよ。残された井伏への批判は…大好きな父親の持つどうしても許せない部分に対する息子の批判という感じがする。
晩年はキリストに関する表現が多く出てくるけど、あえていうなら新約聖書のサタンのような、敵対者でありながら庇護者でもある人が太宰にとっての井伏鱒二だったのでは無いだろうか。
母性っていうか、庇護者的性質を持つ悪徳者ってのは、芥川・太宰作品に割とよく見られると思う。
父から子が独立する、そう言ったものの過程で太宰が耐えきれなくなった…ように思う。
家族から良きライバルに変わるってことは、太宰にとって自分を守る堅牢な要塞が無くなることでもあっただろう。一気に有名作家になった分非難にも晒された彼にとって、それは堪え難かったのでは無いだろうか。
ユング心理学的に、自殺は変化や別離への拒絶という一面がある。私はそういうふうに考えてる。
まぁ、井伏さんが一般のイメージより百倍老獪でタフだったとは思うけど。 山椒魚の元ネタとか言われる賢いカマツカだけど。最近ロシアが国営で電子書籍作ったおかげで、誰でも原作読めるんだよね。
https://ilibrary.ru/text/1255/p.1/index.html
その最初は、「ある所にカマツカがおりました」
。
山椒魚は悲しんだ。ではない。
日本語訳の段階でそうなってるみたいだけど、日本語訳が出たのは山椒魚発表より後。
普通に考えれば、賢いカマツカの日本語訳に山椒魚を参考にしたという方が正しいと思う。
文章内容もだいぶ違う。
重松日記も、原点が公開されたけど。豊田さん(パクリだと主張した人)が、告発本で重松日記を書き換えて、黒い雨に似せた記載を創作してる。
偽装してるんだよね。
https://reitaku.repo.nii.ac.jp/?action=repository_action_common_download&item_id=183&item_no=1&attribute_id=22&file_no=1
イリノイの学生が書いた論文だけどよく纏まってる。最後あたりに記載を偽装した部分が記載されてる。
青ヶ島も、元はかったい、漢字だけで書かれてるような文章。あれは一応漢文の中に入るのかね?よく分からんが。
あれと井伏さんの小説が同じとは、私は思えない。
なんというか、だれも実際は出典なんぞ確認しねえだろってのを上手くつかれた感じ。
やり方上手いなぁと思うよ。うん。 >最近ロシアが国営で電子書籍作ったおかげで
素晴らしいね。 (他スレからの引用)
野崎歓『赤と黒』
「尊敬に浴する(上14)」(「浴する」のは「恩恵」)
「壁を建立させた(上17)」(「建立」するのは「寺院・堂塔」)
「幸機(上17)」(普通「好機」と書き、そうなっている箇所もある)
「頭をたてに振らない(上36)」(「振る」のは「首」、「首」となっている箇所もある)
「おっしゃるとおりに従います(上61)」(「おっしゃるとおりにします」か「おっしゃることに従います」かどちらか)
「すでにして(上62他多数)」(「すでに」の意味で使っているようだが、「すでにして」と「すでに」は違う)
「恋愛は小説の息子である(上79)」(冨永訳「恋愛は小説の申し子なのである」)
「微にいり細にいり(上171)」)(「微にいり細を穿って」か「微に入り細にわたり」か)
「心の底を割って話す(上180)」(「腹を割って」が正しく、そうなっている箇所もある)
「馥郁たる匂い(上211)」(「馥郁たる」は「香」)
「天罰が当たった(上220)」(天罰は「下る」であり、そうなっている箇所もある)
「険のある声(上430)」(「険」は顔つき・目つきに使う)
「犬たちは(・・・・・)叫び始めた(上448)」(「犬」は「啼く」か「吠える」)
「自由主義者らしさをにじませながら(下38)」(「人柄が滲み出る」とは言うが)
「金を操ってきた(下67)」(「金」は「動かす」)
「考えは(・・・・・・)破られた(下154)」(「夢を破る」とは言うが)
「口も聞かなかった(下177)」(「口」は「利かない」)
「眼中に入れない(下140)」(「眼中にない」とは言うが)
「あてずっぽうに歩きまわった(下206)」(「あてずっぽうに答える」とは言うが)
「凡々たる人生(下207)」(「平々凡々」とは言うが)
「根掘り葉掘り話して(下265)」(「根掘り葉掘り」は「尋ねる」・「聞く」場合に使う)
「あなたの胸の中で鼓動している心臓の気高さ(下495)」(「気高い」のは「心」)
「復讐ぶかくもない(下578)」(「嫉妬深い」とは言うが) >>76
これは本当に不思議だ
翻訳者がそんなに無教養にも思えないし
校正とかものすごく細かいとこまで直すのに
意図的以外に考えられない 井伏鱒二をほめちぎりたいんだけど
あまり偉そうな言葉を冠するとすべて台無しな気もする
大江健三郎曰く20世紀日本最大の作家らしいが 開高健によると昭和期、敗戦前までなら
中島敦、梶井基次郎、井伏鱒二が独自の文体を編み出した作家なのだという
そういう開高は井伏の影響が強いけどね >>83
あり得るって一人が言えば
それは論理的にあるってことだwww ピカレスク 太宰治伝 (文春文庫)
猪瀬 直樹
Hすずき
5つ星のうち1.0 文学とは無縁なゴシップライターによる虚妄の産物
2023年1月21日
猪瀬説を要約すると以下になる。
(1)「井伏さんは悪人です」という太宰の遺言は、
井伏が他人の作品の盗用が多く、いい加減な作家であったことの告発であった。
(2)太宰は井伏の作家としてのいい加減さを知りながら公表はしなかったが、
井伏の「薬屋の雛女房」を読むに及び、それが自分の脳病院入院を題材とした
安易な喜劇だったことに激怒した。
(3)太宰は井伏と縁を切る決意で、筑摩の「井伏鱒二選集」第2巻の後記に、
井伏の「青ヶ島大概記」が盗作であることを、井伏にしかわからない形で揶揄する文章を書いた。
(4)井伏の「青ヶ島大概記」、「山椒魚」、「ジョン万次郎漂流記」、「黒い雨」は
盗作と言えるほどネタ元の丸写しだ。
以上の説は全て猪瀬の憶測であったが、今では全て事実に反することが明らかとなっている。 新潮文庫の100冊
1976年から2012年までの37年間すべての年に選出された作品は、以下の11作品である。
井伏鱒二 『黒い雨』
太宰治 『人間失格』
夏目漱石 『こころ』
三浦綾子 『塩狩峠』
宮沢賢治 『新編銀河鉄道の夜』
カフカ 『変身』
カミュ 『異邦人』
ドストエフスキー 『罪と罰』
ヘッセ 『車輪の下』
ヘミングウェイ 『老人と海』
モンゴメリ 『赤毛のアン』