★★★★★チェーホフを真面目に語るスレ①★★★★

**吾輩は名無しである** · 2021/04/09(金) 13:57:51.10

馴れ合い禁止！

**吾輩は名無しである** · 2021/04/09(金) 13:58:39.69

個人攻撃厳禁！

**吾輩は名無しである** · 2021/04/09(金) 13:59:56.53

岩波にはチェーホフ作品の
「ワイド版」を刊行してもらいたい
文庫本じゃ目が疲れる

**吾輩は名無しである** · 2021/04/09(金) 14:02:11.58

川端先生翻訳の全集があったらよかったとつくづく思う

**吾輩は名無しである** · 2021/04/09(金) 19:07:53.31

中央公論社の全集の再版熱望！

**吾輩は名無しである** · 2021/04/09(金) 19:10:09.92

2004年に各出版社の全集再版が続くと思っていたんだがな
徒な望みだった

**吾輩は名無しである** · 2021/04/09(金) 20:10:04.28

ここにピストルがある🔫

**吾輩は名無しである** · 2021/04/09(金) 21:23:41.08

露文で一番好き
ドストやトルストイより

**吾輩は名無しである** · 2021/04/09(金) 21:53:01.60

岩波文庫の米川正夫訳『チェーホフ一幕物全集』はとてもいいよ
筑摩から全集が出る前に買い求めた
学生だったからカネがなくて文庫本でチェーホフの作品を揃えた
そのうちのひとつ

**吾輩は名無しである** · 2021/04/09(金) 23:42:51.90

チェーホフをまとめて読むなら、新潮世界文学第23巻がいいね
短編21作、四大戯曲、一幕戯曲2作が入っている
訳者も神西清、池田健太郎、原卓也で申し分ない

**吾輩は名無しである** · 2021/04/10(土) 14:43:09.23

図書館にあったら借り出してコピーしようかな

**吾輩は名無しである** · 2021/04/10(土) 14:46:34.43

782頁だから4000円で複写できる
製本も大学生協でやってもらえる

**吾輩は名無しである** · 2021/04/10(土) 14:50:35.40

市立図書館の蔵書にあった
1969年刊行のと1981年刊行の2種類あるみたいだね

**吾輩は名無しである** · 2021/04/10(土) 17:32:43.76

>>11
写経しろ

**吾輩は名無しである** · 2021/04/11(日) 10:34:37.33

岩波新書の『チェーホフ』品切れが続いている
解消して欲しい
読みたいときに読めないと読む機会を逸する

**吾輩は名無しである** · 2021/04/11(日) 10:55:35.95

ゴーリキーの『チェーホフの思い出』はいい短編だ
学生時代に翻訳した
捜せばノートがあるだろう
教授の添削が入ったものが

**吾輩は名無しである** · 2021/04/11(日) 10:57:17.52

ドストエフスキー、レフ・トルストイに飽きたら
プーシキン、チェーホフだよな

**吾輩は名無しである** · 2021/04/11(日) 11:23:56.72

ゴーゴリとツルゲーネフも捨てがたい魅力がある
20世紀なら、ザミャーチン、ブルガーコフ、パステルナーク、ソルジェニーツィン

**吾輩は名無しである** · 2021/04/12(月) 12:21:35.97

ガルシンを忘れないでください

**吾輩は名無しである** · 2021/04/12(月) 17:21:18.19

>>15
あの本、山崎まさよしの歌詞を持ち出すのはやめてほしいな
某アニメ監督と同じ気持ち悪い感傷感

**吾輩は名無しである** · 2021/04/15(木) 14:01:06.26

そうなんだ
読んでいないからコメントのしようがない

**吾輩は名無しである** · 2021/07/31(土) 07:57:05.73

唯一、原書で読み切れる作家。

**吾輩は名無しである** · 2021/08/07(土) 14:45:00.65

学生時代に『三人姉妹』の翻訳をやった
夏休みの課題
探せば教授の添削が入った原稿用紙の束が見つかるだろう

**吾輩は名無しである** · 2022/06/22(水) 16:00:56.31

チェーホフの戯曲をいくつか走り読みしたんだけど、
「ワーニャ伯父さん」が特にすごいと思った。
まあ、俺自身が感情移入しやすい題材だっただけかもしれんけど。

太宰治が「桜の園」がいいってしきりに言ってたから期待してたんだけど、
今のところはまだきちんと読み込んでいないせいか、さほど素晴らしいとは
俺は感じていない。

他のみんなはどう思うだろうか？
「ワーニャ伯父さん」について、どう思うか？

**吾輩は名無しである** · 2022/06/22(水) 20:37:13.90

>>24
ワーニャ伯父さんいいよね。自分もとても良いと思う。50才くらいのおっさんには響く。幕切れのソーニャの台詞に泣かされる

**吾輩は名無しである** · 2022/06/23(木) 09:19:26.35

「ワーニャ伯父さん」についてのコメントをありがとうね。チェーホフの他の戯曲を
見ていると、家族間での愛憎劇の結果としてピストルまで持ち出したり、三角関係どころか
四角関係という片思いの連鎖が繰り広げられたりして、かなりの激しい感情が
行き交うものは、俺の知る限りでは「ワーニャ」だけのような気がする。

まあ、別にそこまで激しくなくて微妙な味わいを醸し出すのがチェーホフの良さなんだろう
けど、「ワーニャ」はたったの２時間の芝居で、脚本としてはたったの 50 ページか
70 ページなのに、その中に激しい場面がいくつも盛り込まれていて、それでいて
唐突な感じがせず、きちんとすべてが自然な成り行きに見えるよう工夫されている
傑作だと思っている。

太宰治が「桜の園」をしきりに賞賛しているのは、自分の書いた「斜陽」や、彼自身の
境遇の中に、生まれ落ちた家の貴族的な経済的・政治的な地位の向上と、
そのあとの少しばかりの衰退と、彼自身がその家から追放されたことなどによって、
太宰自身が「桜の園」に感情移入しやすいからなんだろうな。

俺自身は、「桜の園」を読んだり芝居を見たりしていても、ついつい「もともと
いい暮らしをしてた貴族の連中が平均的な国民のレベルにまで低落しただけのことだろが」
と思ってしまって、ひねくれたバイアスを持って見てしまうから、俺の読み方や感じ方は
あまりよくないと思っている。もっと大局的かつ客観的な視点から「桜の園」などの
作品を見直さないといけないと俺は反省している。

**吾輩は名無しである** · 2022/06/23(木) 10:22:08.59

チェーホフ作品の芝居を実際に見たいんだよなあ。へたっぴではなくちゃんとした役者で

**吾輩は名無しである** · 2022/06/23(木) 10:54:24.07

私のうちは由緒ある家柄で、お爺さんの代で何かやらかしたのかされたのか、土地も家宝も何にも残されず、父も早死にで今やお先真っ暗貧乏暮らし。そんな先祖の想いを知れるようで『桜の園』『斜陽』は他人事とは思えず大切に読める。『ワーニャ伯父さん』は今のどうにも立ち行かなくなった私自身みたいで、平静な気持ちでは読み通せないな。

2022/06/23(木) 11:22:12.01

旧名家の血が復讐に盛り上がったりするといい作品になるね。大学　院や学問の世界は。しかし研究や編集、検閲教授行為などの視点も大事だ。

**吾輩は名無しである** · 2022/06/24(金) 02:38:46.64

手に入りやすいチェホフ論の書って何かね？

**吾輩は名無しである** · 2022/06/24(金) 09:48:40.10

チェーホフ没後100年の2004年頃には
色々出ていたんだがね

**吾輩は名無しである** · 2022/06/24(金) 11:40:30.30

そうか。やっぱり欲しい本はすぐ買うべきなんだね。お金が持たないけど。

**吾輩は名無しである** · 2022/06/24(金) 13:41:18.59

岩波新書の『チェーホフ』も品切れ中

没後100年の2004年には
品切れ中のちくま文庫の全集が重版されると期待していたが
徒な望みだった
水声社から選集みたいなものが刊行された

**吾輩は名無しである** · 2022/06/24(金) 13:43:44.75

読書の傾向というか嗜好も変化する
自分のチェーホフ熱も冷めてしまった

**吾輩は名無しである** · 2022/06/24(金) 13:49:16.93

読みたい時に読みたいものを読むのがいいんだよね。

**吾輩は名無しである** · 2022/06/25(土) 06:30:41.06

新しい長編の文庫が出てたな

**吾輩は名無しである** · 2022/07/02(土) 11:00:40.59

太宰の「斜陽」については、直治の遺書の部分だけには若いときから深く共感してたけど、
それ以外の部分については半ば無視していた。しかし歳を取ってから再び読み直して、
「斜陽」はその全体が実に美しい作品なんだと思い直した。

ただ、いくら美しい作品だとはいえ、それは太宰の描き方や文体や物語の構成が美しいのであって、
「斜陽」の女主人公のモデルとなった生身の太田静子の生き方や、彼女が書いた
日記の原本が優れている（あるいは美しい）わけではまったくない。

太田静子は所詮、
貴族（というかもともと華族）の一員であり、自分ではまったく稼がなくても先祖から
引き継いだ財産の一部を食いつぶせばいくらでもいい生活ができる人だったので、
その娘である太田治子も悠々と育つことができたろう。太田静子自身も、その中で
恋と革命だとか何とかいう貴族特有の観念的な人生ごっこ、革命ごっこ、恋愛ごっこ
を楽しみ、その証として妊娠ごっこ、出産ごっこ、子育てごっこを下に過ぎない
と思ってしまう。（俺の偏見がひどいということは、自覚している。）

**吾輩は名無しである** · 2022/07/02(土) 11:03:02.48

チェーホフにせよ、その他の戯曲にせよ、西洋の戯曲の舞台版や映画版としては、
英語で行われているものならかなりいいものが巷に出回っていて、YouTube 上でも
無料でたくさん見ることができるみたいだ。

たとえばチェーホフなら、「ワーニャ伯父さん」の映画版（とはいっても、
きちんとチェーホフの台本通りにしゃべってくれている）の英語版なら
少なくとも１本、YouTube 上で見られる。役者がしっかりしているので、
とても気に入っている。
Anton Chekhov: Uncle Vanya
（YouTube 上で、上記の文字列で動画を検索してみてほしい。URL を貼り付けると、
アクセス禁止を食らう恐れが多分にある。）

この映画版を見ながら、ひっきりなしに英訳版（Penguin Books で手に入る
"Uncle Vanya"）を読み込むと、何とか理解できなくもない。まあ、
英語が嫌いな人は英語なんかでは読みたくないし見たくもないだろうけど、
英語でも仕方ないから読んでみるか（見てみるか）と思うひとは、やってみてほしい。

Samuel Beckett にも俺は数年前に凝っていたけど、彼の戯曲のうちのほとんどは、
すべて舞台版のみならず映画にもなっていて、それが DVD で販売されているが、
その DVD 版がそのまますべて YouTube 上に投稿されている。Beckett の遺族たちは
まるでそれを意に介さず、著作権を主張してその投稿を却下しようともしない。
おかげで俺たちは、きわめてすぐれた役者による Beckett の映画版をたくさん見ることが
できる。しかしそれはすべて英語だ。日本語でやってくれたらいいのに。

**吾輩は名無しである** · 2022/07/02(土) 11:07:42.95

太田静子について、偏見に満ち満ちたことを書いてしまったが、それは以前の俺の
ひねくれた考えだった。

太田静子の「斜陽日記」を前々から読まないといけないと思ってはいたが、
昨日になってやっと手に入れたので、最初の 40 ページほどを読んだところ。

あまり期待をしていなかったが、予想をはるかに上回るほど繊細な感覚と
高い教養を持ち合わせた人だな。太宰はこの斜陽日記をじっくり読み込み、
その精神を見事に「斜陽」の中に結晶化させたみたいだ。さすが太宰。
そしてその土台を作った太田静子もすごい。

**吾輩は名無しである** · 2022/07/19(火) 14:01:04.46

昔読んだときは『かわいい女』より『犬を連れた奥さん』のほうが楽しく読めた。ドラマがあり、シーンのコントラストもうまいと思った。いま読み返してみて、その評価はひっくり返ったね。『かわいい女』は傑作だった。これはある種の女の普遍的な実相を描きとっているよ。

**吾輩は名無しである** · 2022/07/19(火) 22:47:46.49

やっぱり『かわいい女』でしょう。

**吾輩は名無しである** · 2022/07/28(木) 15:31:56.28

『狩場の悲劇』読み終わったひといる？

**吾輩は名無しである** · 2022/07/30(土) 08:40:56.17

『狩場の悲劇』を読みはじめた
原卓也訳だから読みやすい
「贅美」という言葉を初めて見た

**吾輩は名無しである** · 2022/07/30(土) 11:33:15.41

小舟は「隻」ではなくて「艘」だと思うのですが

**吾輩は名無しである** · 2022/08/01(月) 16:47:46.39

原卓也訳とてもよい
味わい深い訳文だ
女を描かせるとチェーホフは天下一品だな

**吾輩は名無しである** · 2022/08/05(金) 14:07:28.65

На столике свеча Шандора с бледным огнем.

**吾輩は名無しである** · 2022/08/05(金) 14:39:05.99

原卓也大先生でも翻訳できないものなんだな
意味が解らないから
目に付く箇所がふたつ
まだ残り三分の二あるから、まだあるだろう

**吾輩は名無しである** · 2022/08/05(金) 14:44:07.38

今まで文句言うヤツいなかったのかな？
文学作品を読んだと豪語するヤツは多いが、
その実、読んでいないホラ吹きが多いｗ

**吾輩は名無しである** · 2022/08/05(金) 18:04:54.75

— Как, однако, я у вас засиделся, — спохватился он, взглянув на свои дешевые, с одной крышкой, часы, выписанные им из Москвы «с ручательством на 5 лет», но, тем не менее, два раза уже бывшие в починке.

**吾輩は名無しである** · 2022/08/06(土) 08:49:40.06

また誤植発見
「誤植」でないのかもしれない
原稿が誤っていたのかもしれない
未購入ならば買わぬことだ

**吾輩は名無しである** · 2022/08/06(土) 09:07:15.72

『狩場の悲劇』はチェーホフ唯一の長編だが、所詮ミステリなので文学的には評価されてない
チェーホフは好きな作家だが、この文庫本は買う気にならない

**吾輩は名無しである** · 2022/08/08(月) 09:41:45.11

どうして変な訳になったのかと思って
オレのもっている古い岩波の露和辞典を見てみたのね
基本単語と思われるのに載っていないの
類推で翻訳したのかな？

**吾輩は名無しである** · 2022/08/08(月) 09:44:34.93

Шандора　はブランド名だと思うんだよね

**吾輩は名無しである** · 2022/08/08(月) 09:45:36.16

調べてみたけれどわからなかった

**吾輩は名無しである** · 2022/08/08(月) 09:48:52.74

時代を考えれば当時の時計は懐中時計
「蓋付きの懐中時計」
要するに「ハンターケースの懐中時計」が正しい翻訳になると思う
あの翻訳ではまったくもって意味不明

**吾輩は名無しである** · 2022/08/08(月) 09:50:53.83

ということで、1日に1冊のペースで読むことはオレにはできない

**吾輩は名無しである** · 2022/08/08(月) 09:58:07.06

研究社の露和辞典ほしいな
『ドン・ジュアン』も買わなければならないから無理だな

**吾輩は名無しである** · 2022/08/09(火) 09:23:26.45

ロシア正教の聖職者に「牧師」はいないぞｗ
やっつけ仕事の翻訳だなｗ

**吾輩は名無しである** · 2022/08/12(金) 10:33:10.20

達意の日本語だと原文を参照したくなる
だから読了に時間がかかる

**吾輩は名無しである** · 2022/08/14(日) 15:20:00.57

漱石は英訳の『狩場の悲劇』を読んでいたのだろうか？

**吾輩は名無しである** · 2022/08/14(日) 15:22:18.28

残り４分の１になって殺人が起きる

**吾輩は名無しである** · 2022/08/15(月) 15:37:28.88

「登場人物一覧」にも2箇所間違いがある
編集部員ちゃんと仕事しているのかな？

**吾輩は名無しである** · 2022/08/15(月) 16:07:12.82

冤罪事件だ
チェーホフは『カラマーゾフ』を意識していたのかな？

**吾輩は名無しである** · 2022/08/18(木) 11:52:15.99

Негодование врача было справедливо. Он нисколько не преувеличивал, а напротив... Чтоб излить желчь на все беспорядки и безобразия, имевшие место в графской усадьбе, не хватило бы целой ночи. Деморализованная бездельем и безначалием прислуга была отвратительна. Не было того лакея, который не мог бы служить типом зажившегося и зажиревшего человека.

**吾輩は名無しである** · 2022/08/18(木) 11:52:16.52

Негодование врача было справедливо. Он нисколько не преувеличивал, а напротив... Чтоб излить желчь на все беспорядки и безобразия, имевшие место в графской усадьбе, не хватило бы целой ночи. Деморализованная бездельем и безначалием прислуга была отвратительна. Не было того лакея, который не мог бы служить типом зажившегося и зажиревшего человека.

**吾輩は名無しである** · 2022/08/23(火) 08:46:54.04

『狩場の悲劇』を読んだの誰かいないのか？

**吾輩は名無しである** · 2022/08/23(火) 21:01:38.54

読み終わったぞ
完全なる駄作だから読まんでいい

ミステリー部分については酷評されてるが俺はちょっと面白かった、コロンボみたいな感じで
ただそれはほんの一部で大部分がイケすかねえカスみたいな野郎の一人称が占めて読んでて苦痛
結末も糞、読んだってことを自慢したい奴以外は読まんでいい

**吾輩は名無しである** · 2022/08/23(火) 22:31:28.66

あの頃のミステリーはあんな感じ
『隅の老人』『ブラウン神父』とかね

**吾輩は名無しである** · 2023/06/22(木) 13:29:16.31

【×米欧×】　ヤーレトイマ師教界世　【〇露中〇】
https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/china/1687147503/l50

**吾輩は名無しである** · 2023/06/22(木) 17:00:14.72

たちつてチーェホフ

**吾輩は名無しである** · 2023/06/23(金) 18:52:58.12

ドすけべチェーホフ

**吾輩は名無しである** · 2023/08/11(金) 18:54:03.30

筑摩の全集重版して欲しい

**吾輩は名無しである** · 2023/08/21(月) 06:56:19.33

中央公論社の全集の方がよい
さっさと重版してくれ