ワイが文章をちょっと詳しく評価する!【92】

レス数が1000を超えています。これ以上書き込みはできません。
1ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE 2018/06/09(土) 12:55:41.13ID:Yg37KSzP
オリジナルの文章を随時募集中!

点数の意味
10点〜39点 日本語に難がある!
40点〜59点 物語性のある読み物!
60点〜69点 書き慣れた頃に当たる壁!
70点〜79点 小説として読める!
80点〜89点 高い完成度を誇る!
90点〜99点 未知の領域!
満点は創作者が思い描く美しい夢!

評価依頼の文章はスレッドに直接、書き込んでもよい!
抜粋の文章は単体で意味のわかるものが望ましい!
長い文章の場合は読み易さの観点から三レスを上限とする!
それ以上の長文は別サイトのURLで受け付けている!

ここまでの最高得点76点!(`・ω・´)

前スレ
ワイが文章をちょっと詳しく評価する【91】
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bookall/1527731497/

952この名無しがすごい!2018/06/14(木) 23:00:54.76ID:rfurDGR/
>951
レス番が狂って混乱の元になる上に、複数投稿だとIDが被ってバレるので反対

953この名無しがすごい!2018/06/14(木) 23:07:46.00ID:k/dPd8n/
>>952
レス番は新スレに貼ったレス番でいいんんじゃない?
IDは時間おいてログインしなおせば変わるし

>作者が自らの手でコピペしてくれると有難いのだが!(`・ω・´)
ということなんで

954第四十六回ワイスレ杯参加作品2018/06/14(木) 23:24:33.17ID:xz6SgMt7
中2の春の事だ。巧君に告白された私は1つの事実に気づいた。
街の灯りにフィルターをされているけれど、本当は私達の上空には満天の星たちが広がっているのだ。それは隣の市のプラネタリウムみたいに。
いやむしろ本物の夜空が青空をスルーしてプラネタリウムに降臨していると言った方が良いかもしれない。こんな事を思ってしまう位、
巧君に告白された時は幸せだった。それは薄曇った夜空の向こうにプラネタリウムを感じてしまうくらいの幸福加減だった。
「夢原が好きなんだ。付き合ってくれないか」「はい、お願いします」夜桜の花弁たちが舞う公園で巧君は野球少年らしく90度の礼をしながら片手を差し出したし、
私はその了承と共にその手を取って、一緒に諸手を上げて万歳三唱をしたい衝動に駆られた。
勿論我慢したけど、銀河的な幸福感に胸をくすぐられて、笑い出したいような感覚がずっと消えなかった。

夏は巧君が映える季節だ。空は絵画的な青になるし陽は白く全てを熱する。球場のフェンスの向こうでは巧君の声が一際大きく響く。彼は補欠だけどチームのムードメーカーだと思う。
たまに代打で出場する巧君の顔は真っ黒で、だからこそユニフォームの白が映える。私はわしっと握った金網に鼻先を近づけて、かっとばせー! と叫ぶ。
この時もやはりどこかでプラネタリウム的な宇宙を感じている。

秋が物悲しいのは私達も例外ではない。夏に真っ黒だった巧君から色素が抜けて、歯の白さも精彩を欠く。一緒の下校時、彼は口元を触らせてくれなくなった。
巧君は菓子パンを買い食いするのが好きで、歩きながらむしゃむしゃとほお張ってはクリームやらパン屑やらの食べ滓を口元に散らかす癖がある。
私は彼のそれに指を差し伸べてぬぐい、ぺろりと舐める。舌先に感じる甘さがとても好きなのだが、秋になると彼はそれをさせてくれなくなった。
元々少なかった口数もぐんと減って、目も合わせてくれない。プラネタリウムの輝きも遠のく。やっぱりキスやエッチを拒んだのが原因だろうか。
パパの男腕1つで育てられた私はことある度に『エッチは責任を取れるようになってからね! どうしてもしたくなったらパパの前に連れてきなさい』と言われてきた。
だからキスはエッチの延長線だと思っている。巧君の口元にも惹かれるけれど、パパのお願いを破って、只でさえ思春期で気まずいのに、
さらにギクシャクとした親子関係に突入する自信がない。
この事は誠心誠意をもって彼に説明してきた。つまり私の主張は『キスもエッチも付き合ってるんだしちゃんと覚悟はしてるけどその前にパパに会って』というものだったが、
何故か巧君はびびった。これはパパが元プロレスラーなのが原因かもしれない。
暮れなずむ公園のブランコに親友の麦ちゃんと並んで揺られていた時の事だ。この事を相談すると、とても困った顔をされた。
彼女の視線はブランコ前の柵と宇宙色の空を交互に行ったりきたりを繰り返す。「ごめんね、夢ちゃん」
長い沈黙の果てに、麦ちゃんは私の愛称を口にして、懺悔を開始した。
実は夏の頃から麦ちゃんと巧君はエッチ友達という関係になっていた。理由は私にキスも許して貰えない巧君が可哀想だったから。
関係は続いているけれど恋愛感情はない……はずだったが、最近巧君の視線が熱くて困るらしい。夏の頃は麦ちゃんのたおやかな体を抱きながら私の名前を漏らしていた彼が、
最近は麦、麦と呼んでくる……
などと可愛い顔で困りながら全宇宙が崩壊するような事をぽつりぽつりと語る麦ちゃんに、わたしは限界を迎えた。ブランコを降りて彼女の前に立つ。
チェックブラウスの襟元を両手で掴んで引き寄せ、頭突き。これはパパのプロレスラー時代の得意技だ。ビデオで何度も見た。
おでこに衝撃と痛み。それよりも胸が苦しい。頭突きに目を回す麦ちゃんに「信じらんない」と呟いて背を向ける。それから駆け出す。走らないと泣きそうだったからだ。

その後はあまり覚えていない。気がつけば商店街で鰤を買っていた。鰤の本番は冬だというのに、時空を超えてきたような丸丸とした鰤だった。
これで膨らんだ手提げ袋を片手に家に向かいながら、帰ったらこの鰤に八つ当たりしようと思った。憎悪と失望を込めて頭を切断、見事に三枚におろしてやる。
でもこれだけ立派な鰤だ。絶対大変手間取るし、ただでさえ悲しいのに、もっと悲しくなるはずだ。そうしたら盛大に泣こう。泣けなかったら玉ねぎを刻もう。
それから巧君と麦ちゃんに……どうしたら良いか分からない。けれど次の休みは、プラネタリウムを観にいきたい、と強く思った。
銀河とか恋とかが砕けても、プラネタリウムの宇宙がまだあそこにあれば、私は大丈夫……という気がしたからだ。

955この名無しがすごい!2018/06/14(木) 23:27:51.08ID:OOele2S4
意見が割れているみたいですし
主催者のワイさんがお決めになられたらいいと思います

956この名無しがすごい!2018/06/14(木) 23:38:49.19ID:k/dPd8n/
ワイさんにお任せでいいと思います

957この名無しがすごい!2018/06/14(木) 23:39:10.68ID:TGvpHqP5
ですね
より発表しやすい形
発表されたらすぐ観衆と本人がわかる事によって温度差、すなわちタイムラグが無くなっていいと思います
あと、発表の時間は遅くなってもいいので厳密に決める、あるいは一時間前に告知するなどの方法がよいかと思います
「始まってたか!」などと毎回出遅れてる人もパンツ脱いで待つことが出来るのでよりいっそう盛り上がると思います

958この名無しがすごい!2018/06/15(金) 00:36:32.23ID:zwQQ8hqu
スピリチュアル系で押します
スピリタス飲んでるのでトランス状態がちょうどいいぜ
どわっはは

959この名無しがすごい!2018/06/15(金) 01:35:52.35ID:zwQQ8hqu
 うらぶれた海岸線の観光地。昭和の好景気で乱立した飲食店や元土産物屋の廃墟が草に覆われている国道沿いにあるレストラン。
 ドライブインというジャンルを抜け出して、高級な洋風建築を目指して一時期流行ったものの、時代の潮流に取り残された昭和末期のレストランがあった。無駄に重厚なインテリアと赤い絨毯に
ポトスやカミラといった馴染みの観葉植物が寒々しいを通り越して懐かしいといった印象だ。交通の便だけはいい? のだろうか。マイカー所有率100%に近い田舎ではそう言えるかもしれない。ワインディングロードの途中に突然あるこのレストランに
 少女がやってきたのは夕暮時だった。およそありえない来客に新人の私は戸惑った。しかし迷う事なく窓際の席に一直線に向かって座った少女の「いつもの」という言葉に、子供に対するなんらかの方策と、接客の間で揺れながら私は言った。
「申し訳ありません、私は最近ここに務め初めまして」
 私の顔を見る事もなく、何の興味も示さない少女は言った。
「そう、秋田牡鹿とスルメイカ」
 有名な銘柄の日本酒と、アテのような注文に私はは絶句した。水色の軽いワンピースに、入店してきた時は幅広帽子をかぶっていたような気がするが今は見当たらない。髪の長い10歳前後といった少女。他にもおかしな所はある。
 海辺の田舎町で、真夏にも関わらず全く日焼けしていない真っ白な肌と、妙な気品だ。
「あ、あの」
 反論しようとはしたものの、少女のあまりの堂々たる態度にどう処理したものか考えた挙句、マネージャーが出てくるまで時間稼ぎをする事にした。家出少女なら責任あるマネージャーがどうにかするだろうというズルい考えもあった。
 それにいつものを頼むぐらいだから常連で、何か自分にはわからないルールがあるのかもしれないとも思った。そこへ都合よくマネージャーが出社してきた。あわてて説明をする。
「ああ、あのお客さんね、わたしが行くわ」
 マネージャーは注文されたお酒を花冷えにすると、スルメイカを添えて少女の席まで行った。
「ようこそおいでくださいました、ごゆっくりどうぞ」
 そのVIP扱いに驚いた私は帰って来たマネージャーに質問した。
「あの、あんな子供に大丈夫なんですか?」
「いいのいいの、またへそを曲げられてらっしゃるだけだから」
 そこへけたたましく玄関ベルを鳴らしながら男が飛び込んで来た。
「いらっしゃいませ何名……」
 男は私にに目を向ける事もなく厳つい顔をして焦るように店内を見回すと、少女に目を留め、早足で歩いて行き対面に座った。
 そして頭を低く前のめりになると、小声で言った。
「あの、今回は一体どういった……」
 少女はつんと顔を背けて窓の外を見た。焦りの色を濃くした男がいう。
「えと、宿の改装が気に入らなかったとか」
 少女は沈黙したままだ。
「ひょっとして庭の松を……」
「婿だ」
「えっ」
 少女は男を正視した。
「私が選んだ婿を追い返しただろう」
 体を起こしてしばらく絶句していた男は状況を把握したようにまた身を低くした。
「お導きでしたか、それならそうと」
「もういい、好きにしろ」
「そんな事をおっしゃらずに、息子と彼女の交際は許しますから」
「許す?」
「ああ! いえ謹んでお受けさせて頂きます」
 少女は再び窓の外に目をやって足をぶらぶらさせると、少女は風景に溶け込むように消えた。私は度胆を抜かれたが、マネージャーはふっと笑った。
 男はやれやれといった様子で汗を拭っている。
「あの、マネージャー、あの子は一体」
 マネージャーは含み笑いをしながら厨房に引っ込むと、体を反らせて再び顔を見せた。
「菅井旅館の座敷わらし様よ、今回は色々気に入らなくてへそを曲げられたようね」
 男が憔悴し切った様子で財布を出しながら私のいるレジに向かって歩いて来た。
「ここで足止めしてくれて助かりました、店長にお礼を言っておいてください」
「は……はい」
 そういうと男は1万円を置いて踵を返した。「あの…」そう言いかけた私に肩越しに手のひらを見せると男はそのまま出て行った。
 私が唖然としていると、店のエントランスにふっと少女が現れて、いたずらっぽい笑みを浮かべて舌を出した。
そして肩を落として駐車場に去っていく男の背中を追って走って行った。

960この名無しがすごい!2018/06/15(金) 01:59:36.71ID:zwQQ8hqu
>>959
ワイスレ杯参加表明忘れました

961第四十六回ワイスレ杯参加作品2018/06/15(金) 02:39:45.66ID:s6eHlSQm
男は夜の闇を歩いていた。
闇を選び、隠れるように歩いていた。まるで、夜に溶けようと思うがごとくに。

走る車の後部座席で、フェリーチェは赤く塗られた唇をひらいた。
「どこへ行くつもりなの? ドメニコ」その声はひどく鋭かった。
「父は……ドン・コンティッキオはどこ?」
ドメニコはルームミラーで後ろを一瞥すると、口の片端を上げてこたえた。「この前の返事を聞かせてくれませんかね? お嬢さん」
「騙したのね。父が呼んでいるなんて言って。返事はもちろんノーよ!」
ドメニコは運転していたリンカーンに急ブレーキをかけると、フェリーチェに顔を向けた。
「俺はドンの右腕ですぜ。その娘と一緒になるのが筋ってもんだ。あんたは俺のものだよ」
薄い口をひくつかせながら、ドメニコが笑う。やおら左手を出すと、そこにはきらりと光る物があった。大粒のアメジストの指輪だった。
「さあ、あんたの瞳と同じ色の宝石だ。高い代物ですぜ。女はみんな喜ぶ」
「借金漬けにされた哀れな女ならね」フェリーチェは強く言い放った。
長い髪もまつ毛さえも、明るいブロンドに燃えていた。シチリアの血筋の父親には似ず、北欧系の母親の血を濃くひいたようだ。三十才手前の豊満な胸が白いブラウスの上からも見てとれる。
アメリカ・フロリダの暗部をしきるコンティッキオ一家の、ひとり娘だった。
「レベッカはどうしたの? お前に尽くしていたレベッカは?」
「シカゴのガント一家のところですよ。あっちでひと仕事するんでさぁ」
「売ったのね!? あの純粋な子を! この下衆がっ!」
怒りに顔を紅潮させ、フェリーチェはアメジストの指輪を激しく叩きはらうと、車の外に飛び出した。街灯がひとつしかない道は暗く、他に車一台通らない。重い湿気を含んだ空気を感じる。
ドメニコも車を降りると、すぐに彼女の腕を乱暴に捕らえた。
「昼間は教師をしているか知らないが、お高くとまるんじゃねぇ! 所詮お前もイタリアンマフィアの血をひいているんだ」
必死に抵抗する女の頬を平手打ちにすると、首筋に手をかけた。
「ここがどこかわかるか? すぐ側に沼があるんだ。飢えたアリゲーターが待っている」ドメニコの指が白い首筋に喰い込んでいく。
「さぁ。これからどう料理してやろうか? ばれりゃ俺はガント一家の世話になる。フロリダの暑さにもうんざりだ」

そのとき、ドメニコの後ろで闇が動いた。
黒い闇の中から一人の大男が現れ、ドメニコの背を一撃した。ドメニコは大きくよろけ、振り返ると、ぎゃっと悲鳴をあげた。
そこにいたのは、顔が溶けた男だった。
片方の目はほとんど塞がり、もう片方は目玉が飛び出ていた。
唇はなく、ただそこに口らしき穴があった。鼻も同様だった。頭には左側にほんの数筋だけ茶色い髪があったが、あとはケロイドの海であった。顔も頭も皮膚が引きつれ、あるいはのたうつように隆起している。
薄明りのなか見るそれは、あきらかに怪物であった。
幼い頃に頭部と腕にひどいやけどを負い、碌な手当もされなかった。母親は行方をくらました。養護院を出たあと、廃油工場に放り込まれた男は、暗い工場のなかでドス黒い廃油に塗れて働いた。夜に紛れて、路地の薄汚い店で粗末な食糧を買った。
人の目を逃れ、闇に隠れて生きてきた。

「このバケモノ野郎っ!」ドメニコがナイフを取り出し、男に切りつける。
男はその手をすばやく掴むと、廃油運びで鍛え上げられたケロイドの腕で、ドメニコの腹部に拳を入れた。あっけなく、くずおれるドメニコ。
 近くから、バシャッという水音がする。風が沼の湿気を運んでくる。
ドメニコは当分目覚めそうになかった。いや、永遠に目覚めないのかもしれない。沼から這い出してくるものによって。

男はかたわらに立つフェリーチェの視線を避けるように、顔を背けた。女と碌に面と向かったこともなかった。逃げるように再び闇にとけようとする。

「待って!」フェリーチェが腕をつかむと、男の身体が一瞬おののく。
「ブロンドでも、お馬鹿とは限らないのよ」そう言うと、彼女が前にまわる。
甘い花の匂いが漂う。男の胸に手のひらを置くと、静かに口にした。
「わかるの。ここに、私の欲しいものがある。この胸の奥に輝く宝石が……」
彼女は、男のいびつなまなこを見つめた。男は吃音のある喉で「う……あ……」と呻く。目の前に、みたこともない美しい天使がいる。
フェリーチェは、男のぐしゃぐしゃとした頬に指をそっとはわせると、濡れた唇で男の口を覆った。唇からため息にも似た言葉が漏れる。

「私の部屋に来て……」

震える男の手に、ぐっと力が入る。
夜は真っ黒な闇ではなく、女の瞳と同じ深い紫色を呈していた。

962ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE 2018/06/15(金) 04:38:07.09ID:tyNJYneL
第四十六回ワイスレ杯参加作品

>>911
>>917 神様ありがとう 僕に○○様をくれて
>>922
>>928
>>945
>>954
>>959

只今、二十五作品!(`・ω・´)

963ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE 2018/06/15(金) 04:39:36.48ID:tyNJYneL
第四十六回ワイスレ杯参加作品

>>962
>>961

只今、二十六作品!(`・ω・´)

964第四十六回ワイスレ杯参加作品2018/06/15(金) 04:55:12.00ID:6vyPrJgd
 妻が家を出てからどれくらいになるのだろうか、ふとそんなことを考えていた。気がつけばすれ違っていたふたり。いまは連絡もとれない妻を、私はただ待っているしか方法がなかった。
 クリスマスイブの夕暮れ。家々の庭に飾られた電飾が光を放ちはじめる。雪だるまをかたどったもの、サンタとトナカイとソリを描いたもの、英語でメリークリスマスとだけ綴ってあるもの。
 工夫を凝らし、それぞれ家庭の幸福を誇るかのように輝きを見せる。私は暗いままの我が家の庭を見てため息をつき、思わず言葉をこぼした。
 どうしてこんなことになってしまったんだろう。
 そもそもクリスマスイブなんかに仕事を入れてしまったのがいけなかった。忙しさに我を見失い顧みることを忘れてしまっていたのかもしれない。
そんなつもりはなくとも、結果ぞんざいに扱っていたのだろう。
どこに原因を探したとしても、いまのこの状況を生み出してしまったのは私の過ちによるものだ。
 失ってしまってから無くしたものの価値に気づく自分の迂闊さを、私は悔いた。
「あなたって本当にだらしがないんだから」
 妻は私によくそう言っていた。
「無くしてからじゃ遅いんだからね」
 思い出される妻の言葉はいつも小言ばかりだった。
言われる度に聞き流していたそんな言葉を、もっと真面目に聞いておけば良かったといまはそう思う。

 隣の家からは夕食の匂いが漂ってくる。クリスマスパーティーが始まったのか、時おり楽しげな笑い声が漏れ聞こえてくる。
「確か小学生のお子さんがいたっけな」
そんなことを考えながらタバコに火をつけた。
 食卓に並ぶご馳走とそれを囲む家族の風景。
端整な顔立ちの旦那さんと美人の奥さん。そして利口そうな顔をした男の子。
幸せの肖像に、私たち夫婦とまだ見ぬ我が子のイメージを塗り重ねてみる。
 妻は隣の奥さんを羨ましいといつも言っていた。
私への不満もあるのだろうが、やはり子供の存在も大きいのだろう。
寒さに澄み渡る夜空のなか、月が孤独に輝いている。私はタバコの煙をそっと空に向かって吐き出した。

「ちょっと、あなた何してるの?」
聞き慣れた声の方を向くと妻が両手に荷物をいっぱいに持って立っていた。
「玄関の前でタバコ吸わないでって言ったよね! 匂いが家のなかに入ってくるんだから! 」
「やあ、遅かったね。おかえり。もう帰ってきてもいいころなのになぁなんて思ってたところだよ、家を出たのが遅かったのかな? 」
私は慌ててタバコを消し、媚びるようにそう答えた。
「予約しておいたのにケーキ屋さんですっごい待たされたからね。それよりなんで電気つけないの?  うちだけ真っ暗じゃない! 」
「いや、君の帰りを待っていたんだよ。実はその……家の鍵を落としちゃってね……中に入れないんだ。はははは……」
妻の顔色が変わっていく。
「はあ?また?この間は財布、今日は家の鍵! あなたって本当にだらしがないんだから! 」
「いや、今日はイブのせいか忙しくてね。いつもは大事にポケットにしまっているのに、どこに落としたんだろう?うっかりしてたよ」
「忙しいかどうかは関係ないでしょ! 常にポケットの中を確認する! 自分の行動を顧みる! 無くしてからじゃ遅いんだからね! 」
思っていた通りに小言が始まる。私は話題を変えた。
「それより、携帯電話は直ったの?」
「直ったよ。原因はよく分からないけど夕方には使えるようになったから。もう繋がるよ」
「そう、よかった。ねえ、とりあえず家に入らない? 寒くて凍えそうだ。
今回は鍵のありがたさを思い知ったよ。鍵がないだけで、まるで他人の家だ」
「もう。しっかりしてよね。本当に。来年はもうお父さんになるんだからね」
妻は小言を残しさっさと家に入っていった。

 そう、私は父親になるのだ。
 借家住まいのストレスからかはわからないが、なかなか子供ができなかった私たちも、中古の建て売りを購入し、
新居に越してしばらくするとようやく子供を授かった。
そうだ。もっとしっかりとしなければならないのだ。生まれてくる子供の為にも。
私は妻へのクリスマスプレゼントをぐっと握って決意を新たにした。
 ここに越してきてから度々壊れる妻の携帯電話。連絡が取れなくなることも少なくない。
少し値は張ったが最新のモデルを購入した。妻はプレゼントを喜んでくれるのだろうか。
隣からはまた、楽しげな笑い声が漏れ聞こえてきた。
 私は私たちの幸せな家庭の風景を再び想像してみる。
けれども、その子供の映像だけは何故か、お隣さんの子供のイメージを拭うことができなかった。

965ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE 2018/06/15(金) 05:24:28.99ID:tyNJYneL
第四十六回ワイスレ杯参加作品

>>962
>>961
>>964

只今、二十七作品!(`・ω・´)

966この名無しがすごい!2018/06/15(金) 06:10:28.90ID:6YGF9amE
次スレ立ててワイが上から順番に貼れや
それで解決するだろ
たった27レスだ

967この名無しがすごい!2018/06/15(金) 06:12:58.12ID:6YGF9amE
慌てる必要はない
このスレを使い切るまでに全部貼り終えれば良いんだよ
ワイが一人で全部やれ

968この名無しがすごい!2018/06/15(金) 06:21:01.32ID:6YGF9amE
添削は辞退するか、どれか一つに絞れ
ワイさんの貼る手間が減る

969この名無しがすごい!2018/06/15(金) 06:32:18.11ID:6YGF9amE
ワイは2レス目に、まず自分のヘボ作品を貼れよ
3レス目から生徒さんだ

970この名無しがすごい!2018/06/15(金) 06:34:42.17ID:6YGF9amE
つーか、先にスレ立てしておいて
最初からそこに投稿してもらえば良かったよね
そしたら二度手間を避けられた

971この名無しがすごい!2018/06/15(金) 06:38:33.30ID:6YGF9amE
四十六回も開催して、まだそんな手順すら確立していなかったのか

972この名無しがすごい!2018/06/15(金) 07:03:14.56ID:nFV4rV6V
思いつきと成り行きがモットーですから

973ぷぅぎゃああああああ2018/06/15(金) 07:09:08.61ID:6YGF9amE
299 名前:名無し物書き@推敲中?[sage] 投稿日:2018/06/05(火) 02:49:55.34
句読点がない! 脱字がある! 慣用句の使い方がおかしい!
このような指摘は些末なことで作品の内容とは関係ない!
全てが校正者の仕事! 作者が必死になって修正するようなことではない!

とワイは思っていない! 些末なことでさえ、満足にこなせない作者の資質や努力こそが問題となる!

プロットは無くてもいい! 魅力的なキャラクターが勝手に動き出してこそ、活きた小説が書ける!
理詰めで書かれた作品で読者が感動することはない! 起承転結はその典型で負の遺産と云える!

とワイは思っていない! プロットや起承転結は作品の質を安定させる! プロを目指している作者は、
デビュー作を金字塔とは考えていない! スタートと思って長い作家人生に思いを馳せる!
長く書き続ける為には作品の質を安定させる必要がある! 感性だけで作品を書き、
傑作と駄作を行き交うようでは他者から見限られる! 干される確率が上がる!

アマの時こそ、プロで必要となる技術を学ぶ絶好の機会となる!
思い出受賞にしない為にも今に時間を費やす! 努力を惜しんではいけない!

今のワイにはよくわかる! わかるからこそ訴える!
今を頑張れない者に有意義な明日はやって来ない!

さて、書くか! 有意義な明日を迎える為に!(`・ω・´)

974この名無しがすごい!2018/06/15(金) 07:09:49.49ID:6YGF9amE
スレの運営にもプロットは必要だろ

975この名無しがすごい!2018/06/15(金) 07:12:10.43ID:6YGF9amE
>>973
> 些末なことでさえ、満足にこなせない作者の資質や努力こそが問題となる!

976この名無しがすごい!2018/06/15(金) 08:51:55.10ID:6YGF9amE
ワナビの作家レベルを向上させるスレ1
https://mevius.5ch.net/test/read.cgi/bun/1528944388/

ワナビの作家レベルを判定し、独自のアドバイスをするスレです。
判定およびアドバイスをご希望の方は自作の提示をどうぞ。
※作品の提示はリンクで、投稿すると著作権が5chに譲渡されてしまいますので。

A…プロ級 (何か突き抜けた物がある)
B…ネット作家級 (そこそこ読ませる)
C…ワナビ標準 (自己満足の領域)
D…ワナビ下位 (小説と呼ぶには苦しい)
E…意味不明

Aはまずいないので、Bで実質的な合格です。
ちなみにA-Bのような表記はAとBの中間レベルを表します。

977この名無しがすごい!2018/06/15(金) 09:13:38.26ID:6YGF9amE
978 名前:名無し物書き@推敲中?[] 投稿日:2018/06/15(金) 09:09:14.46
大失敗して今どんな気持ち?
なんであんなクソを4発もエントリーしたの?
恥ずかしくないの?

978この名無しがすごい!2018/06/15(金) 09:14:07.94ID:6YGF9amE
979 名前:名無し物書き@推敲中?[] 投稿日:2018/06/15(金) 09:09:54.54
読めない書けないがバレちまったもんなw

979この名無しがすごい!2018/06/15(金) 09:14:43.00ID:6YGF9amE
>>978
ワイが?

980この名無しがすごい!2018/06/15(金) 09:18:49.00ID:6YGF9amE
982 名前:名無し物書き@推敲中?[] 投稿日:2018/06/15(金) 09:16:04.87
それより偽ワイ、いつまでも寝てんじゃねえぞ
しっかり気合い入れて全作講評しろよ
精進してやんねえぞw

981この名無しがすごい!2018/06/15(金) 09:19:24.25ID:6YGF9amE
最新荒らしランキング

S 田所……伝説のスレ潰し職人。現在行方不明。

A 添削……ターゲットを見つけると噛み付いて離れない狂犬。たまに甘え口調になる。ふて寝中。

B 創作……悪質クレーマー。趣味は創作論。朝早くから夜遅くまでぶつぶつ呟いている、規則正しいクレーマー。今や板の中心的存在。スレ主。

C 始祖ワイ……レスをする度に総攻撃を受けるがめげないマゾヒスト。連投をしないところを見ると仕事持ちか。馬鹿にされ始めている。

D ワテ……一時期はよく見かけたが、最近めっきり姿を見せない一発屋。キャラづくりに無理があったか。

E とりっち……触らなければ祟りは無いが、うっかり触れてしまうといつまでも謝罪を要求される。創作と友情を育むも喧嘩わかれ。些細なレスでも詩の心を忘れないポエマー型荒らし。

982この名無しがすごい!2018/06/15(金) 09:20:49.12ID:6YGF9amE
始祖ワイ……レスをする度に総攻撃を受けるがめげないマゾヒスト。

ワロタw

983この名無しがすごい!2018/06/15(金) 09:30:03.15ID:6YGF9amE
>>977
添削は、太宰風は悪くなかったのにな
4つとも酷かったな、Dレベルだ

984この名無しがすごい!2018/06/15(金) 09:57:28.06ID:6YGF9amE
上位三分の一のベスト10に入るのはムリだ
たぶんベスト10発表だろ

985この名無しがすごい!2018/06/15(金) 10:02:59.87ID:6YGF9amE
ワイがプロット、起承転結主義なんだから
それに合わせて書く以外にはない

986この名無しがすごい!2018/06/15(金) 10:05:16.72ID:6YGF9amE
ラストのインパクトが一番大事なんだろ?
いわゆる落ちってやつ

987第四十六回ワイスレ杯参加作品2018/06/15(金) 12:22:28.07ID:ILb7PZUP
「あいつはな、男の性欲を嫌がるような女じゃない。むしろ、利用するぐらいの奴だ」
「ゲホッゴホッ!」
「驚いたか?」
「ゲホッ! そうじゃない、噎せたんだ。この梅雨の天気で体調が悪いんだ」
「そうか。あいつは狡猾だ。性欲を利用して意中の相手と関係を作ってしまうぐらいはやる」
「本当に?」
「ああ。あいつとの付き合いは長い。俺は解っているつもりだ」
「じゃあ、どうするつもりだ?」
「今からあいつの家に行く。そして気持を伝える。もはや猶予はない。できるか?」
「ゴホッゴホッ! ガハッ!」
「また噎せたか?」
「ゴホッ! お前、今日はあいつから連絡があった日じゃないか」
「だからどうした?」
「いや、だから、ええと……」
 俺はライン(スマホのアプリ)を確認した。
「今日は愛子が『今日はデートだから連絡してこないで。家にも来ちゃダメだし、私に迷惑をかけないでね』と言ってきた日だ。その日に愛子の家に行くのか?」
「そうだ、もう時間がない。お前は潔く玉砕でもしろ」
 斎藤の目が鋭く光った……ような気がした。
「なぜ俺がそんなことを言うかわかるか?」
「え? ええと……解らない。何も」
「実はな、俺もあいつに気がある。今でも狙っている」
「ゲホッ! ゴホッ! ちょ、ちょっと待てよ。今まで長い友達付き合いで、お前がそうだってこと、一度も言ってなかった……ゴホッ!」
 そこで俺は、メロンソーダを飲むことを諦めた。俺は甘いものが好きだ。紅茶だのコーヒーだの苦いものを飲んでいる奴は馬鹿だ。斉藤は言った。
「あんな美人に惚れない奴などいるわけがない。俺も例外ではないんだ」
「……それなら、なぜ俺を応援する?」
「なぜお前の恋の手伝いをするか? 言っただろう。お前が玉砕したら俺の番だ。この際はっきりすることだな」
「お前、いい奴だな。小説の中の登場人物みたいだ」
「そう褒めるな。俺のクーペに乗れ。早くそのアイスを食ってしまえ。見ているだけで気持悪い」

 愛子の家は、車で三十分。方向音痴の俺は、車があってもとても辿り着けないだろう。
 あれ? ちょっと待てよ。
「おい」
「なんだ?」
「愛子、今家にいるのか?」
「いる。ラインを送ったら、怒りつつも『家にいるよー』と返事が返ってきたからな。彼氏と一緒らしい。あいつが疵物になるのを、何としても阻止せねばならん」
「よし、もっとスピード出せ! もうどうでもいいから! どうなっても構わねえ」
「よしきた。『お前のことが好きだ。結婚してくれ』これで行け」
「わかった」
 十五分後。二人とも合鍵はある。インターホンを押さず、いきなり扉を開けた。
「愛子!」
 暫くして居間と玄関を繋ぐ廊下に、愛子が出てきた。
「あれー? どうしたの君達」
「愛子! す、好きだ! 結婚してくれ!」
「もしこいつより俺のことが好きなら、俺と結婚してほしい。そんな、どこの馬の骨かわからん奴じゃなくて」
 後ろから彼氏が出てきた。
「愛子は俺の女だ」
 斉藤は動じない
「愛子、そいつに自己紹介しろ」
「ええ? ええと……私のこと? 私は普通の女の子みたいに、羞恥心なんかないんだー。だから、おっぱい見せられるよ。ほら。おまんこはね、エロマンガみたいに綺麗じゃないから、見せないけどね」
 そう言いながら、愛子は上半身に身に付けているものを全て脱いだ。
 彼氏は無言で出て行った。やってらんねえよ、という捨て台詞を残して。

988第四十六回ワイスレ杯参加作品2018/06/15(金) 12:22:51.41ID:ILb7PZUP
>>987
タイトルは「男女」です。

989第四十六回ワイスレ杯参加作品2018/06/15(金) 12:26:36.70ID:ILb7PZUP
斉藤は動じない

斉藤は動じない。

訂正

990この名無しがすごい!2018/06/15(金) 12:29:53.42ID:JIlFt+Ns
なんかすげぇ飛んでるな

991ぷぅぎゃああああああ ◆Puuoono255oE 2018/06/15(金) 12:34:39.22ID:tyNJYneL
第四十六回ワイスレ杯参加作品

>>962
>>961
>>964
>>987 男女

只今、二十八作品!(`・ω・´)

992この名無しがすごい!2018/06/15(金) 12:41:55.13ID:3oYc6c9c
>>981
大畑と中島は?

993この名無しがすごい!2018/06/15(金) 13:21:55.63ID:6YGF9amE
男女は添削っぽい

994この名無しがすごい!2018/06/15(金) 13:25:20.87ID:6YGF9amE
結局、女に対する煩悩から抜けられないんだな

995この名無しがすごい!2018/06/15(金) 13:29:20.08ID:6YGF9amE
>>987
何かよくわかんないね

996この名無しがすごい!2018/06/15(金) 13:30:33.13ID:6YGF9amE
男三人の書き分けが出来てないよなあ

997この名無しがすごい!2018/06/15(金) 13:32:42.80ID:6YGF9amE
女以外のことを書いてみたらどうだ?

998この名無しがすごい!2018/06/15(金) 13:33:14.03ID:6YGF9amE
女でも、綺麗な女じゃなくデブスとかね

999この名無しがすごい!2018/06/15(金) 13:34:09.99ID:6YGF9amE
デブスを肯定的に書く

1000この名無しがすごい!2018/06/15(金) 13:35:37.60ID:6YGF9amE
男女以外の物を書け

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