【ジャーナリズムを殺した】佐野眞一
この人、いま何してるの?
新潮45についてコメント聞きたい
社長の首が飛んだ週刊朝日事件と比べてどうか?とかさ 佐野眞一氏は、ダイエーを創業した中内㓛の強烈な印象をこう明かす。
「たまたま中内さんと同じ飛行機に乗ることがありました。彼はエコノミー席に座っていたんですよ。
『ファーストクラスではないんですか? 』と私が尋ねたら『ファーストクラスに乗ったら目的地に速うつくんかい』と。中内さんの人柄を表した出来事でしたね」
中内は、第二次世界大戦ではフィリピン戦線に一兵卒として赴いた。終戦後はヤミ市からスタートし、一代で日本一のスーパーマーケットを築き上げた名経営者である。
「戦争で一番の恐怖は何だと思う?」佐野氏は中内からそんな質問を受けたことがあるという。
「私が『敵が撃ってくる弾丸ですか』と答えたら、中内さんは『夜、隣で寝ている日本兵だよ』と。そのときこの人は、人間の極限状態を実体験した人なんだって思いました。
'95年の阪神・淡路大震災では、中内さんは被災地のダイエーやローソンの照明を24時間つけておくように指示しています。それは中内さんが、戦争体験を通じて暗闇が与える恐怖を知っていたからでしょう。
『戦争による飢餓で苦しんだ日本人に腹いっぱいになるまで牛肉を食べさせてやりたい』。その思いが『いくらで売ろうと勝手、
メーカーに文句を言わせない』という価格破壊の発想を生み、強い原動力になったんだと思います」
佐野氏は中内と一緒にダイエーの店内巡回に同行したこともある。
「パン売り場に立ち寄ったのですが、中内さんはすぐに5mくらい離れた場所に行き、そこで深呼吸を始めて、大きくうなずきました。そこでパンの香りがしなければ、不合格。すぐに改装を命じていたといいます。
また、野菜売り場でもやしを手に取ったかと思うと、『これはお客さまに出すものじゃない』と、突然フロアに放り投げたのにも驚きました。
チラシの裏面が真っ白だと、『宣伝を入れろ』と改善するように指示を出した。良い品をより安くをモットーに、それを徹底した人です」 《私は佐野眞一氏の『遠い「山びこ」』を一番に推(お)した。(略)ただ、著者の前々回候補作の一部に、
深田委員の作品と同じ話題を同じような文脈で書いたというトラブルがあったことから、今回はいわば禊(みそ)ぎの意味で受賞見送りとなった。
他人の作品に書かれた事実(話題)をあとから取材して自分の作品に書いた場合、先に書いた作家の著作権はどうなるのか、そのノンフィクション分野でのルールは確立しておらず、
大きな宿題となった。佐野氏は実力があるのだから、くじけずに再挑戦してほしい。》(柳田邦男氏/「文藝春秋」93年6月号より) 港千尋が盗用
と聞いて、真っ先に佐野眞一を思い出した http://www5a.biglobe.ne.jp/~NKSUCKS/karisuma2.html
ダイエーは地元からどんなに強い反対運動があっても最後は結局、出店してしまう、なぜなんでしょう。そうたずねると、経営コンサルタントは、なんでそんな簡単なことがわからないのか、という顔をした。
「簡単です。地元の反対運動は大勢ですが、ダイエーは中内さん1人だからです」「多勢に無勢では、ダイエーの方が不利なんじゃないですか」
「そこが違うんです。複数は弱い。特に時間がたてばたつほど、あいつはひょっとして賛成派に回っているんじゃないかとか、お互い疑心暗鬼になり、最後は仲間割れになる。
その点、1人は強い。絶対に割れっこないからです」私はあっ、と思った。なるほど、中内が「衆議独裁」「衆議独裁」という理由がわかるような気がした。伸び盛りの企業にとっては、ワンマン体制ほど強いものはない 「生産と消費を結ぶ非常に大きな機能だ。ところがこの国において、流通という概念は存在しなかった。要するに物をつくって輸出だけ、戦争になると軍需産業が興って、缶詰一個から毛布一枚に至るまでがんじがらめの規制のなかに入っていった。
そんななかでは、流通というものが生まれるわけがない。配給はあったけど、流通はなかったわけや。
いまの流通だって、通産省はじめ各省庁がつくったガイドラインのなかだけの流通であってね。
本当の自由な流通じゃない。本当の自由な流通、完全ボーダーレスの流通がなければ、21世紀の日本は生き残れない。この狭い国土のなかで、いまさら工場をつくるわけにもいかんしな。われわれのような物品販売業をはじめ、
サービス業も全部含めて、生産と消費以外は、すべて流通という帯があるわけよね。‥」‥中内は太平洋戦争の原因も、
元はといえば国家間の石油の奪い合いで、本当に自由な流通があれば、戦争は回避できたかもしれないといった。中内が私とのインタビューで繰り返し述べたのは、戦後も戦時体制がつづいている、だから戦後はまだ終わっていないんや、ということだった。
現在の日本の経済社会の仕組みは、昭和15年を中心とした1940年体制という戦時体制に、いまだ縛られている。あのときつくられた国家総動員法から、日本銀行法、食管法、アルコール専売法など規制だらけの法律が生まれた。日銀法は金融機関を戦争目的に
協力させようと民間から金をかき集めるためにつくった法律だ。それがいまもつづいている 労働組合も大政翼賛会の傘下におさめられ、
それが現在の企業組合のスタートラインになっている。年功序列、終身雇用も戦時体制のなかでつくられた。源泉徴収も同じだ。税金の天引きという世にもおかしな制度は、戦時体制ではじめてでてきた。われわれは戦時中の官僚が編み出した官僚統制のなかから、
いまだ脱出できていない。要するに日本では、まだ市民社会というものが誕生していないんだ。だから、タックスペイヤー(納税者)という考えが、
日本では定着しない。税金は一方的に御上に召し上げられる。まだ、税収配分を五公五民とした江戸時代の方がマシだった。いまは7割ももっていかれる。江戸時代にこんなことをやっていたら暴動が起きる。
いまの日本で暴動が起きないのが不思議なくらいだ。政治の55年体制は大して問題がないけれど、40年体制は確実に日本の活力を奪っている。いま問題になっている
業界の談合体質だって大政翼賛会以来、各業界が新規参入を認めない業界団体をつくってきた名残りだ。日本ではODAでも何でも談合で決めている。40年体制から生まれた
これら様々な規制をすべて撤廃すれば、日本の物価は間違いなくいまの半分になる。別に価格破壊とか何とか恐ろしいことをいいたてなくても、自然にノーマライゼーションして、世界中が1つのマーケットになってくる 佐野眞一って最近見ないけど
まだ生きてるよね?
体でも悪いの? この人の中で一番の駄作は「地方紙帝国の崩壊・検証秋田魁新報」だな
うっすいパンフレットみたいな作品を未完のまま出してきやがった
「今後追って報告」とか「必要ならさらに出す」といいながら35年近くも未だに続きも結論もない >>196
あれは市川雅義という告発した記者に背乗りして書いてるだけ
本人が調べたんじゃなく市川の衛生兵だったに過ぎない。 >>157
なんか随所にアベガーが散りばめられたり、字数も少なくてでかい
いつもの長々とした大河感が無い作品だったのが残念で
人物描写もすくないのかおなじみの辞書みたいな人物索引もない 渋沢家三代
昔の著作で夜露をしのげた。
でも、この人は、こういう(直接の目撃者がほとんどいない)過去のものを
対象にした方がよい。
少しはおかしいことを書いても目立たないから。 >>205
元々持病抱えてて、健康が悪かったらしいからね どこから仕入れたのかわからないけど、
3年前に死んだ、噂の真相の岡留のことを、
沖縄に3億持って引退したと書いてたけど、
実際には、2億切ってたそうだ。
退職金払う払わないでスタッフたちともめて
さんざん値切って、1.8億になってしまったんだと。
だよねー。裁判費用が会社の利益では払いきれなくなって、
休刊するまでに4,5年は年1億くらい自腹切ってたらねー。
それでも、復刊とか、沖縄で雑誌をとか何度かぶちあげてたけど、
訴訟続きで一文無しになるのがコワくて断念した、といわれてたよ。 悠仁の作文盗作ニュースで
こいつの名前を思い出したわwww 中内は、フィリピンの戦闘をふり返って次のように語っている
「敵弾を受けて、天皇陛下万歳なんていうヤツは、勲章が欲しいヤマ師だな。傷が浅いから、そんな山っ気を出す。本当に瀕死のヤツは“やられた”とか、“お母さん”とか“助けてくれ”といって、泣きよるだけです」
中内はまた、勇敢な兵士ほどあっけなく死んでいった、僕は卑怯未練な男だったから、生きて日本に帰ることができた、ともしばしば語っている。
「前線で弾丸が飛んでくるなかで、恐怖心を忘れたかのように勇敢に突撃していく部隊もいました。しかし、われわれのような少しばかり教育を受けた者はたいてい卑怯でした。なるべく弾が当たらんようにと祈って、勇敢な兵隊たちの後からついていくようなことが多かった」
いまでも中内は戦争に生き残ったことを強く愧じており、死んだ戦友たちが“神”として祀られた靖国神社には一度も足を踏み入れていない。
『カリスマ――中内功とダイエーの「戦後」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ハシシタ問題は
連載中止に追い込まれて社長の首まで飛んで大騒ぎになったが
盗作問題はどこの出版社・編集者もダンマリでさほど騒ぎにならなかった印象
身内には甘いんだねー 佐野眞一が亡くなったね。
1990年代に大宅賞を受賞した『旅する巨人』を面白く読んで、『カリスマ』『阿片王』くらいまでは新刊が楽しみだった。
橋下徹の一件で謝罪に追い込まれて以降、過去の作品で盗作を暴かれて表には出づらくなったね。
晩年はいいところがなかった。 中国新聞に佐田尾信作が佐野の追悼記事書いてるけど盗作には触れずじまい
しょーもない みんないま発売中の『中央公論』1月号読んだかい?
横田増生「だれが佐野眞一を殺したのか」は、『週刊朝日』の橋下徹特集記事問題や盗用疑惑なども踏まえつつ、ノンフィクション作家・佐野の軌跡を描くものです。荒井香織、猪瀬直樹、花田紀凱、溝口敦、安田浩一などの各氏や担当編集者たちへの取材を通して見えたものとは。 >>220
読んだ。
編集者の間ではハシシタ問題より盗作問題がネックで業界から干された
って証言が意外だった
てっきり逆かと思ってた >>220
2015年に懇意の編集者が再起の場を設けたのにロクな原稿が上がってこず、編集者が手を入れて2ヶ月遅れで掲載はされたけど、それきり原稿頼む気にはならなかった
ってエピソードがリアル。
どこに載ったなんて作品だろう?
当時、ひどいweb記事を見た気がするんだが、それとは別かな >>220
荒井香織に取材したとあるが、本文にコメントは載ってなかった 自分の中で作り上げた物語に酔って、書いていくタイプ?
盗作も、悪意でやったというよりも夢中になるあまりに
参考になった文章を無意識的に書いてしまったのだと思う。
それに、(渋沢栄一のように)関係者がほとんど存命していないものや
孫正義のような評価の高い人物だったら、物語に沿って書いても
それほど目立たないけど、
(後者のような企業を取材する場合、悪く書けないのが幸いして
トラブルが回避できた)
犯罪者や評判の悪い人物の場合は、そうした癖が露骨に出て
トラブルの原因になった。
小説家になった方がよかったのでは? 悪意で盗作する奴なんていないよw
佐野本人に悪いことしてる自覚がないのが問題だろ >>227
興味が湧くなあ。よかったら、もう少し詳しく報告お願いします >>229
情報ありがとう、読んだよ、おもしろかった。これを書いてる保阪正康さんも
よく一緒に仕事をした半藤一利さんが亡くなったので寂しいだろうな >>229
なんかしょうもない内容だなー
という印象しかない >>178
>ジャニー喜多川が次回作らしいけど、
>こんどは北公次とかからパクるのかな?
これがジャニー生前に実現してたら面白かったのに