[いつ読んだ]80年代後半
[あらすじ]
たぶん明か清の時代の絵師の話で西域に行った際、戦乱に巻き込まれ、イスラム勢力に捕まって、仕事をさせられる。
具象画を禁止されているイスラム世界で彼は抽象的なデザイン画的なものばかり描かされ得意で好きな絵を描くことができない日々を送る。
数年経ってやっと開放され、その後、思い切り好きな金魚の絵を描けるようになった彼は「金魚の絵」で名をなす。
[覚えているエピソード]
ラスト開放され、友人と再会した主人公が「これからはやっと思い切り好きな絵を描くことができるよ」的なことを言ってました。
[物語の舞台となってる国・時代] 昔(たぶん明代か清代)の中国
[本の姿(ハードカバー・ソフトカバー・文庫等)・装丁・挿絵]
文庫でした。表紙は原田維夫じゃなかったかと。
[その他覚えていること何でも]
主人公がみんな職人や芸術家の陳舜臣の短編集の一編で、各主人公に共通した名称が本のタイトルになっていました。