この時期になると学校ではセンター対策の試験ばかりで学校にいる時間はほとんど無くなっていた。おかげで塾に行く前にKと少し遊びにいける様になり、出歩いて色々な所へ行った。本格的に受験が始まれば会えなくなるから...と。
しかし特にそんなことも無かったのである。
センター試験の会場で会い、そこで変な予定を入れる、センターの1週間後に映画を観に行こう.....今考えると良くそんな時期に観に行ったなと思うが当時はそんな事どうでも良かったのである。
冬の寒い日に話をしながら2人で観に行ったメイドインアビスは本当にいい思い出だった。(内容はともかく)
私立だけに狙いを絞ったためスレ主にとって受験の本番は二次試験からであった。
始めに受けたウォーミングアップの為の大学では特に問題もなく合格したが大変なのは次からだった、行きたい最低ラインだったT大学に落ち、本命レベルのA学院とM大学にギリギリ届かなかったのである。
残りはチャレンジとして入れてあったK大学、ここを受けるにあたってスレ主は数学や英語では太刀打ち出来ないと考え、情報という競争相手が少ないであろう科目を受ける為、情報科目を仕上げてきた、あとは小論文である。