植木鉢で撲殺された人の話とかありそう
…なんて思ってしまった
>>637
「花人始末
出会いはすみれ」
このすみれは匂いスミレの事で、江戸時代に日本に入って来た品種のことらしい
植木屋を兼ねた花屋
「花仙」を営む若い女性、花恵さんが主人公で
季節の草花や野菜の苗なども育て売っている
第一巻は桜草の鉢植が出てくる
江戸で有名な生花の師匠(美男)と
花恵さんから鉢植や苗を買って振り売りしている男性(女装してるゲイ?)が悪を懲らしめる仕事人
(女装の人の趣味は和菓子作り)
花恵さんも手伝うことに…
塩梅屋の季蔵シリーズほどでは無いけれど
あまり意味も無く人が殺される
季節の花や和菓子の蘊蓄を語りたいならゆめ姫シリーズがあるのに
でも花恵さん特製のちらし寿司は美味しそうだった 塩梅屋、段々と牛肉とかバターを使った料理が増えてきて洋食屋になってきてる
0642無名草子さん2021/08/27(金) 19:16:48.78
>>641
前に豚肉料理を作ってたけど、
江戸時代の日本に豚っていたのかな? 0643無名草子さん2021/08/27(金) 20:36:16.15
徳川慶喜は豚肉が好物だったらしい
>>642
江戸時代、薩摩藩では豚を飼育してたらしいけど一般的ではなかったろうね
ヤマクジラの猪は専門店があったみたいだけど
江戸時代は歴史上もっとも日本人の体格が貧弱だった頃らしい こないだまで朝井まかて、松井今朝子がKindle Unlimitedにたくさん入ってたが入れ替えでわずかに
急いで読みまくったんで何がナンヤラ...
>>632
最近はスーパーにゃんこ虎吉の人間並みの活躍と瑠璃の超能力もお約束 塩梅屋、洋食屋だけじゃなくてエスニック料理屋になってきた
あの時代に香辛料とかハーブとかどのくらい手に入ったんだろう?
田牧大和の「藍千堂菓子噺」も文庫書下ろしになっちゃったか
単行本のおいしそうな和菓子のカバー好きだったのに・・・
>>653
あれ、一巻目でこりゃ駄目だと思ったな。
叔父に店を乗っ取られた兄弟が、独立した父の弟子に転がり込んで、
弟子が「坊ちゃんに店を譲ります」と、独立店主のはずが兄弟の
徒弟に直ってしまう。
そんなありえない展開に加え、職人肌の兄貴と営業畑でしっかり者の
弟と対比させたいのだろうけど、兄貴は優柔油断で弟はただの
不機嫌な人にしか見えなかった。
まだ続いてるとは思わなかったな。 宇江佐真理、北原亞以子亡きあと、
市井ものの連作短編を
連載→単行本→文庫本で書ける(書かせてもらえる)作者がいないんだよね。
なぜか、文庫書下ろしは二度,三度と読み返す気にならない。
0658無名草子さん2023/02/10(金) 22:13:23.48
0659無名草子さん2023/06/18(日) 13:04:31.06
0662無名草子さん2023/06/20(火) 12:24:27.56
杉本苑子の「玉川兄弟」上下巻を読了しました。
3回目位です。
江戸時代前期に多摩川の羽村から江戸中心部まで延々上水路を築いた工事の請負人兄弟の奮闘物語ですが、資料が少なく作者が大分苦労された様ですが、それを感じさせない力作に仕上がっています。
固い岩盤や水が吸い込まれてしまう地盤で二度も始まりの地の変更を余儀なくされ、奉行が切腹にまで追い込まれますが、遂に完成した玉川上水。
庶民である玉川兄弟と武士である奉行とその部下達の交流も自然に描かれており、女流作家枠に捕らわれず全ての時代物ファンにお勧めします。
何年か前に玉川上水のドラマを見たなって思って検索したら、門井慶喜の『家康、江戸を建てる』が原作だった。
東吾の行方はわからぬまま、かわせみも閉店か(´・ω・`)
0666無名草子さん2023/06/20(火) 22:25:49.68
平岩先生なら東吾さんをるいさんの元に帰して終わりにすると信じてた
高田在子のまんぷく旅籠朝日屋を読んだ
全体的に文章が軽い、話し言葉や登場人物の名前が現代的で話に入り込めなかったわ
自分も読んだけど
あまり重々しいのも好きじゃなくて暇つぶしに読むぐらいなんで
あの位の気軽さでかまわないかなと思ってる
塩梅屋、表紙のイラストレーターが変わって新章開幕だって
塩梅屋は自分の中ではとっくに閉店しました(´・ω・`)
0671無名草子さん2023/07/24(月) 18:46:13.66
最近北原亞以子の作品が文庫本で新装出版されてますね。
私も以前「慶次郎縁側日記」シリーズや正式名称が思い出せませんが(ブックオフに売り払った為)夫婦で木戸番小屋を守っている人情噺のシリーズを読んでましたが、2度読めば手放しても良いかなって感じだったので、今は1冊も手元に有りません。
木戸番小屋は買い直しても良いかな?なんて思ったりする今日この頃です。
田牧大和さん、とうとう電書解禁したなー
文春はハンチバック出してるし、頑張って口説いたかな
0674無名草子さん2023/07/30(日) 22:30:14.49
宇江佐真理の「晩鐘」を読了しました。
泣きの銀次シリーズ第2弾ですね。
3回目位の読了です。
宇江佐真理の作品はどれも水準以上でつまらない物など有りませんが、本作も犯人は鬼畜の様な奴ですが、銀次の子供達の描写や昔の奉公人のうのすけが独立してからも銀次を立てて、美顔水の新商品まで作る話しは本筋には関係有りませんが、そうした描写が登場人物達の人となりを表してくれるので皆生き生きと動いてくれます。
こういう描写は宇江佐さんの右に出る者は居ないのではないでしょうか。
0675無名草子さん2023/08/12(土) 09:16:49.44
宇江佐真理の「虚ろ舟」を読了しました。
泣きの銀次シリーズラスト作ですね。
最初に読んだ時は虚ろ舟に対しての追求がほとんど無い事に違和感を感じましたが、今回の再読で虚ろ舟自体は狂言回し的な役割りなんだなと腑に落ちました。
物語の中心は銀次の次女お次と前作から登場した絵師和吉の恋の行方(結果は悲しい)と瓦版を作っていた若者の一団の行く末が軸なんだなと理解出来ました。
その筋を進めて行くのに味付けとしての虚ろ舟の存在だと解れば、やはり良く出来た作品だと思います。
0676無名草子さん2023/08/22(火) 22:10:11.26
宇江佐真理の「幻の声(髪結い伊佐次捕物余話)」を読了しました。(7回目位)
デビュー作だけに少し文章が固い気はしますが、伊佐次、お文、不破(父親の方)という核になる3人の性格付けがこの時点でビシッと決まっていて、この後の長いシリーズ作品としての序章の役割をしっかりと果たしていますね。
それにしても彼女が直木賞受賞してないのは不思議以外の何ものでもありません。
0677無名草子さん2023/08/24(木) 21:39:18.87
今井恵美子の立場茶屋おりきシリーズの「指切り」を読了しました。再読です。
一度目はかなり読む順番がバラバラだったので1巻目から順に読んで19巻目ですね。
それなりに面白く読めますが、宇江佐真理や男性ですが金子成人辺りと比べると主人公の性格が有り得ないというか押し付けがましい感じで亀蔵親分が狂言回し的な役割りをする事で何とか最低限のバランスが取れてるかなと思います。
最終作まで読んだらまとめてブックオフ行きですね。
0678無名草子さん2023/09/18(月) 22:05:05.80
宇江佐真理の「紫紺のつばめ」を読了しました。
髪結い伊三次シリーズの2巻目です。
この巻で伊三次はお文と別れて寄りを戻し、不破とも仲違いして寄りを戻します。
そうなる筋立てが実に巧みでこの巻を読んで、伊三次シリーズは最後まで見届けたいと思った人も多いのではないでしょうか。
私もその一人です。
未完で作者は亡くなられましたが、作品の価値は些かも落ちません。
0679無名草子さん2023/09/24(日) 22:29:46.10
毎度宇江佐真理ですみませんが「お柳一途(アラミスと呼ばれた女)」を読了しました。
カタカナ表記の題が気になり後回しにしていた作品でしたが、やはり宇江佐作品に外れは無く素晴らしい作品でした。
作品の題材となった田所柳自身が素晴らしい女性であり、幼馴染みかつ恋人でもある榎本武揚も素晴らしい男だったのでしょうが、その二人を中心に戊辰戦争を中心に幕末〜明治初めの時代を鮮やかに書いた作家としての手腕が素晴らしいと思います。
0681無名草子さん2024/03/10(日) 09:18:47.52
塩野七海はココでよいの?
0683無名草子さん2024/05/14(火) 16:32:51.30
女流作家と言えば吉屋信子
そして有吉佐和子林真理子と続く
山田詠美もそうか?
本が売れないから若手女流作家育たないよね
1年以内に千早茜さん読んだが
村田沙耶香は惜しいね
いつか読もうと思ってるがそこまでピンと来ない
スクールカーストの話ちょっと興味あるけど
0685無名草子さん2024/05/14(火) 22:06:23.87
関連で現代作家1人も出しちゃダメなのか
山田さんの90年代に出した本ももう時代小説だよね?
ちゃんと>>1を読みましょう
時代小説ってのは一般的に明治時代以前が舞台のものを指すんだけど、その作品の舞台は明治時代以前なんすかね?
そもそも女性作家のスレは他にあってここは細分化されたスレなのでね 田牧大和「鯖猫長屋」
犬猫に比べて人間のキャラが薄い
ミスリードや仕掛けに熱意を込めすぎて丸見え
面白くないわけじゃないから惜しい
時代小説にはミスリードや伏線の上手も多いからどうしてもハードル上がっちゃうんだよなあ