親権に関する男性差別の実態を取り上げたシーンは相当にショッキングだ。
性被害を受けても警察に信じてもらえなかった男性。

息子の健康に気を配り、熱心に育児をしていたにもかかわらず、
家庭裁判所が息子の親権を「女性である」という理由で妻に渡し、離婚後ほとんど息子と会えなくなってしまった男性。

男女平等とは何なのだろうか。

女性差別をなくすときだけに男女平等をうたい、男性差別に対しては無視するのだろうか。
男性活動家のフレッド・ヘイワードはこう言う。「これらが起こり、放置されるのは、社会が男性を人間として見ていないからさ」

男性差別の実態は様々だ。
DVや性被害、親権における不利以外にも、教育の男女格差、就労中の死亡・負傷率の男女差、兵役、自殺率、平均寿命、ホームレスにおける男女差など。