分解不要でコストほぼゼロのチャタリング回復法やってみた
[名称]
湿度サイクル弾き押し法
[手順]
クリックイベントを見ながらボタンを揉み押しし、不本意ドロップの出やすい
押し方を把握しておく。
(1)電池抜き(有線機では線抜き)湿度90%以上の場所にX時間(初回はX=0.5)静置
(2)取り出して風に当てて急速乾燥(エアダスターがあるならエアを吹き込む)
(3)通電、ボタン弾き押し10回
(4)ボタン揉み押し、不本意ドロップがなくなれば終了
不本意ドロップがあれば時間Xを倍にして(1)からやり直し
[補足]
接点表面にできた錆コブを落とし、絶縁皮膜を破る。
湿度サイクルを与えることで生成物がはがれやすくなる模様。
※弾き押し: ボタンを爪弾きして可動接点がNO接点に衝突する速度を増す
※揉み押し: 長押し状態のまま力を強弱させたり押す位置・方向をあちこち変えて
接点表面をこする
[適用例]
Logicool M185左(マイクロスイッチはKailh)で、不本意ダブクリ・不本意ドロップ・
クリック無視の合併症。電池抜きボタン連打法でもデコピン法でも改善しない。
上記手法の2巡目で治った。
加湿はフタ付き鍋に薄く水を張り、湯のみを置いて中にマウスを立てることで実現。
容器内湿度95%RH、容器外湿度50%RH、室温30度。
急速乾燥にはDMEエアダスター使用