微小粒子状物質「PM2・5」の大気中濃度が東京都内でもここ数日高い値にあることが27日、都への取材で分かった。26日には
新潟県などが国の暫定指針値(1日平均1立方メートル当たり70マイクログラム)を超える可能性があるとしてマスク着用など注意を
呼びかけたが、都は「指針値の運用を決めていないため注意喚起はしないが、国の指針値を超えたことはない」としている。

 都内では平成24年度の1日当たりの年平均値は1立方メートル当たり14・2マイクログラムだが、今月25日ごろから上昇傾向にあり、
27日午後4時には世田谷区世田谷で1時間当たり同102マイクログラムを観測した。国の基準に沿った観測を始めた21年以降6番目
に高い値で、都は「最近の風の弱さが原因ではないか」と説明している。

 国の指針値を超える可能性があるかどうか毎日午前5時~正午の平均値などから予測を立てているが、今のところ超えることはない
という。都は「高い値が続くようなら、注意喚起の運用を決めるかどうか今後検討していく」としている。

ソース(MSN産経ニュース) http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140227/dst14022723480008-n1.htm