引きこもりだった男性と付き合った話 [無断転載禁止]©2ch.net
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当時私は15歳
引きこもり男性は20歳
お互いがお互い、人生に悩みを抱えていて
弱いもの同士が付き合った
そんな本当にシンプルな話 誰もいなくてもツラツラと書いてくよ。
私は当時、高校生でした。
何の問題もなく、本当に普通の高校生。
しいて言うなら生徒会に入ってました。
友達も居たし、平穏な日々だった
でも私は学校が辞めたくて仕方がなかった
もともと、集団が苦手て小学校も中学校と不登校だった私は、高校デビューをしても
やっぱりついていけなかったのである。 そんな私は、とにかく現実逃避がしたくて
毎日ネットをしてました。
にちゃんねる、ニコニコ、YouTube、Twitter
やれる事は毎日してたし
本当に現実から逃げるのに必死でした。
「学校」という縛りから抜けたくて
私の様な人間が他にも居ないかとずっと思ってました。
そんなある日、友達が「チャットしてみたら?」と教えてくれたのです。
今思えば、これが全ての始まりです。 私は言われるがままに、友達と一緒にチャットを開きました。
やり方がわからず、最初は色々と変な人にもつかまり
「なんだかなぁ」といった印象ばかり。
もう辞めようかな、次の人で最後にしよう
それ決めて最後のチャットサイトを開く
「チャット相手が見つかったよ」と携帯に表示され、相手が喋り出すのをずっと待つ私。 そうして出会った人をKさんと例えます。
その人とはチャットでとても意気投合し
相手がチャットを切る前に、私からLINEを交換してください。と頼み込んだのです。
彼は快く交換してくれ、その後2ヶ月
ほとんど毎日連絡を取り合いました。
そうして2ヶ月ずっと話をしていると
彼の現状の話をたくさん聞きました。
大学生だけど、大学が上手くいかないこと
昔は不登校だったこと
今は恋人が居ないこと
友達がとても少ないこと そうして、私も沢山話をしました。
今とても辛いこと
学校を辞めたいこと
ずっと不登校だったこと
お互いがお互いの傷を舐め合うように
「大丈夫大丈夫」と「頑張れ」と
会ったこともない彼に沢山励まされ
毎日死にものぐるいで学校に通っていました。 そんなある日
私の学校で「大阪研修」というのがあったのです。
その研修後に、彼に思い切って会えるか私は初めてききました。
お互い大阪住みであり、会える距離なら来てくれるかもしれない。
会ってみたい、話してみたい。
何も出来ないけど、2人で話をしてみたい。
そんな一心で彼にLINEで会えるかどうか
無理に頼み込んでしまったのです。
彼はしぶりましたが、なんとOKしてくれたのです。 本当にドキドキでした。
どんな顔だろう。
どんな声をしてるのだろう。
「いま、ヨドバシカメラの近くだよ」
そのLINEで、心臓が一気にバクン!と鳴ったのを覚えてます。
慌ててヨドバシカメラへ向かいました。
どこにいる?顔がわからないから、探すのも一苦労でした。
すると、黒い上着を着た男性が
ぽつん。と待っているではありませんか。
心臓がはち切れる。
真っ赤な顔で彼に「あの、Kさんですか?」と問いかけたかったが
声が出ない。
その前に言ってしまったのが
「ちゃんと食べてる?」でした。
あまりの細さに驚きが先でてしまったのです 彼はフッと笑って
「食べてますよ。初めまして」と言ってくれました。
その優しい声と、高身長に細身
スッと伸びた鼻筋に薄い唇
すごい美形だったのです。
もう死んじゃうかと思いました。
それから大阪の街を2人で歩き
たくさんの話をしました。
ホントに覚えてないくらい沢山の。 それからも、会う約束を沢山して
彼とたくさんの時間を重ねました。
私はすっかり彼に心惹かれていて
「いつか告白したい」という所まできていました。
でも彼は年上好きという事を言われ
すっかり告白する気力も勇気も無くなってしまいました。
あーあ。と落ち込む日々に、大嫌いな学校。 そして、私たちにとってとても大事な日の前日
彼は私に不思議なことをLINEで送ってきたのです。
「明日大事な話があるから」と
私はてっきり、もう会ってくれないかも!?
なにかよからぬ事をした!?
そんな事ばかり頭に過ぎって
ちょっと頭痛を起こした記憶があります。 そして、次の日
私にとって運命を大きく変えた日
「俺とさ、付き合ってくれへん?」
普段すごく冷静な彼が、すごく不安げな顔をして
震えた声で私にそう言ったのです。
雨と雷ですごい、こんな天気の悪い日に
鴨川の橋の下で 私は泣きそうになっていましたが
「はい」と答えました。
そこで初めて彼とハグをしたり
そのままキスもしました。
雷がすごく、鴨川には誰もいない。
居るのは橋の下で雨宿りをする私達だけ。
「キスしていい?」
今まで彼女いた事が無かった彼は、何をするにも確認を取ってくるのが面白かった。
この日から、私は変わった。
そして彼も変わっていった。 毎週、いつも出かけて
本当にラブラブで
まるで少し生きる活力の様な感じだった
私が生きる理由
彼が生きる理由、それがお互いの存在。
もはや、依存というよりかは
必要不可欠の様な形に傾いてしまい。
1度傾いてしまえば、それはもう2度と綺麗な位置に戻すことが出来ないと知ったのは
約1年後の話です。 私は思い出を残したくて
趣味をカメラにし始めた。
たくさんの彼の写真を
携帯に保存して
学校でいつも眺める
手紙を交換したり
たまにはイチャイチャしたり
一緒に勉強したり
本当に些細な事もなんでも楽しかったのです。
喧嘩もしましたが
それは小さなものでした。
日が経てば、ほとんど関係ないものです。
そうして1年と半年が過ぎました 私たちの関係に大きな大きな
本当に全てを終わらせた傷が入ります。
その日は些細な喧嘩から始まりました。
いつもなら終わるはずの喧嘩が、ヒートアップ
いつもスッと身を引く彼も
今日ばかりは引かない
私は私で投げやりになるばかり
その日、私はとても疲れていて
「もう別れよう」
そう言ったのです。
喧嘩してそう言う時はあったのですが
この日にかぎっては「もういいや」という意志が勝ち
彼が拒否するも、私が別れる事を押し続けました。
その日は解散して、LINEで続きを話す感じになっていったのです。 そして、彼が別れることを受け取ったのです。
お互い学校生活が上手く行かない時や
精神的に病んだりすると
別れ話に展開することは、よくありましたが
彼がこれを素直に受け取ったのはこの時が初めてでした。
私はその時、やっと冷静になり。
後日、彼を呼び話し合いました。 私「ねえ、ホントに別れる?」
K「うん、それでいいよ」
私「(嘘でしょ...)ほ、ほんとに?なんで?」
K「好きだよ、嫌いになったわけじゃない。でももう無理だよ。」
そう言うと、今までにないくらい泣き始めました。
肩を震わせて、ひっくひっくと詰まらせ
腕で必死に目を隠して。
私はその時に、やっとわかったのです。
彼がどれだけ私を好きだったか
別れ話を受け取るのに、どれだけ辛い思いをしたか。
春になったらお花見しようと思ったのに
雨でいけなくなり、お弁当を自宅で食べた事。
食べたあと、彼が「こんなに幸せだったことなかったから、嬉しい」と言って泣き始めた事。
夏にはプールに行ったりして
お互いの水着姿にテンションが上がったこと。
夏祭りに行って、浴衣を着て屋台を巡ったこと。
秋には写真を撮りに行ったり、いろんな場所に出かけてお互いの思い出を沢山つくったこと
冬にはお互いの家を行き来して、沢山愛を深めたこと。
ちょっと遠出して神戸にいって夜景をみたりして
お互いこれからの事や、辛かった事を話したりして打ち明けたこと。
それを全部捨てる覚悟を決めて
今日、最後に話にきてくれた彼 お互いがお互い
恋人同士の期間を楽しんで
辛い事も2人なら大丈夫と、傷を舐めあって
ひとりじゃ何も出来なくなってた。
彼は大泣きしてから、最後に1度だけギュッと抱きしめてくれて
「ごめんね、俺じゃ幸せにできないね、ごめん」とぽつり呟きました。
「幸せだったよ、ありがとう」
そう言い残して、家に帰ろうとする彼
私が、私だけが覚悟を決めてなくて
必死に引き止めましたが、それはもう遅くて
彼は首を横に振って
「もうさよならだよ」
「今までありがとう」と言いました。
それからというもの
私は1度もしたことのないアルバイトに夢中になって、永遠と働き通し
今でも電話番号はありますが
連絡はとってません 私はそれから、憧れだったUSJを受けたり(採用はされた)
オシャレで人気の本屋さんの店員をしたり
ボランティア活動をして、たくさんの人と交流したりして
彼との思い出を忘れる事に必死でした。
写真も消し、LINEも消し
あと残るのは、カメラくらい せっかく買ったカメラ
捨てるのには惜しいと思い、売りに行こうと思うにも
未成年だから売れない。
せっかくだから、撮った写真をネットにアップしようと思い。
いくつか載せると、なんと反響が大きかったのです。
沢山の人からいいね!を貰ったり
コメントを貰ったり
拡散してもらったり。
私のもってるカメラは
決して彼との思い出を残す為だけにあった訳じゃないんだ。
こんな小さなデジカメでも
まだ使える道はあると思い、今では一眼レフをぶら下げて、街を歩いてます そこから、1年後
私はまた気分転換にチャットをして
ある男性と出会います。
その男性をきっかけに
今はとても、素敵な人とお付き合いをしています。
その人は、Kさんとは真逆で
よく笑い、毎日を楽しんで元気いっぱいで、一日一日を満喫してる様な人です。
Kさんも私も死にたがりで
「死にたい」とお互い言ったりする関係だったのに
今では
「何歳まで生きたい?」と聞くと
「200歳まで!」と笑顔で答える人と、今はお付き合いしてます。 Kさんは私を大きく変えてくれました。
「自分が出来るところまでやってみ」といつも背中を押してくれたKさん。
私は、貴方のお陰で今いきてます。
もし貴方が居なければ
とっくに、首を切って死んでいたと思います。
毎日泣いて、助けてと言っていた私に
たくさんの希望をくれてありがとう。
貴方を忘れるのは、一生無理だとおもいます。
でもその代わり、一生覚えておいて
どこかで見かけたら全力で「ありがとう」と叫ばせてください。
貴方が居て、今の恋人が居ます。
私にカメラを使う楽しさ
生きる楽しさ
チャレンジする楽しさ
泣く大切さ
恋人の尊さを教えてくれて、本当にありがとう 長くなりましたが
引きこもりの男性と付き合った話は以上です。
彼はいまどうしてるのでしょうか。
彼もよくにちゃんねるを見てるので
これを見ていないか、心配です。
もしみていたら、ごめんなさい。
元気にしてますか?
がんばってください。
さて、今の恋人とどんな風に私は生きていくのでしょうか。
それはまた、お楽しみですね。 妄想してんじゃねーようんこ食って死ねキチガイ24時間居る異常者ネット依存のゴミ引きこもりじじここに書くのも怖いからW ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています