Hillsbradに赴こうと思い、とどまる。
今日から俺はhordeイチの伊達牛shamanだ。
newbie gankなんてもう繰り返しちゃいけねぇやな。
これからは常にガチの勝負をキメこむか!
帰り道、Stromgaldeのゴミ箱にnoob共の残骸を捨てた。
尻に食い込むTバックが、気を引き締める。
畜生、またgankしたくてしょうがねぇぜ・・・
辺りを見渡す。この高地にはOgreの洞窟がある。
人気のない洞窟の中、牛shmは鎧を脱ぎ、丁寧にたたむ。
Tバック一丁になり、16slot bagの中からDeviate Fishを取り出して齧る。
いい感じにキマったところで腹から大声を張り上げる。
「俺は牛だ!祖霊信仰のshamanだ! 男一匹、根性根性ど根性!」
そしてその場でWarstompを踏み始める。
「押忍!押忍!押忍!」
足底が土を踏みしめるたび、押忍と声を張り上げる。
やり場のない牛の精力を、身体の鍛錬で発散させる。
体中から汗が噴き出しては零れ落ち、足元の土の色を変えていく。
Tバックも脱いだ鎧すらも汗でびしょ濡れになってくる。
「くそ!きついな」
隆起し過ぎ、Manaが今にも溢れんばかりのTotemを見て言う。
そして、前袋からTotemとBlack Pearlを引っ張り出した。
赤黒くなったTotemは汗とMana汁で光っている。
「よっしゃ、楽になった」
誰もいない洞窟で、牛shmが地面を踏む音と押忍の叫び声が延々と響き渡った。