ディクスン・カー(カーター・ディクスン)Part20 [無断転載禁止]©2ch.net
シムノンは犯罪を通して人間の愚かさや悲劇を豊かな筆致で描いてるから
謎解きやサスペンスだけがミステリーと思ってる人たちには面白さが理解出来ないでしょう
バルザックやチェーホフやモームが好きならこのニュアンスが解ると思う カーのヒロインはいつも一緒で、ロマンスのパターンも一緒。
名前入れ替えてもわからんからな。
ま、俺はそこをカーに求めているのではないので。 シムノンよりクロフツの方が同じ刑事物でも
正統派ミステリーぽいね
ただしフレンチ警部がワトソンレベルの知能なので
事件の難易度も低い >>531
映像化たくさんされてる点を考えると世界的な人気はシムノン>カーだろうな >>534
「ホックズ・バックの怪事件」とか読んでると
とてもじゃないが事件の難易度低いとは思えんぞ
あんな複雑でやることが多すぎるトリック、よく犯人も実行できたな、よくフレンチ警部も推理できたなって感心するわ >>535
カー信奉者は日本が一番多いのかもな。まだ新訳が出続けるというのが驚異的。
そういう意味ではクロフツ、シムノンも復刻ででるから日本は飛びぬけてる。 メグレ物は数年前にローワンワトキンソン主演で
ドラマ化されて高視聴率を稼いだし、今年は仏版の
映画が日本でも公開された
欧米ではカーはマニアしか知らないだろう
クロフツはもう忘れられてる。優秀な刑事物他に
いっぱい有るし >>538
カーは欧米の書店でも普通に置かれているというし、マニアしか知らないといっても日本だってカーを知っているのはマニアだけだ
したがって、日本とそんなに変わらないのではないか? カーは来日したことないよな。クリスティもか。クイーンは来日したことは知っているが。 カーも映像化されてたらもっと知名度あったのかもな
…ふと、もしかしたら映像化してるんじゃないかと気になって調べてみたら
「火刑法廷」と「皇帝のかぎ煙草入れ」は映画化されてる事を知ったわ >>538
wikiで調べたらクロフツの全集が2000年に発売されて
るみたいだから忘れていないだろ クロフツは書棚に今年の復刊に「シグニット号の死」が待機している。
クロフツを称して「企業ミステリの先駆者」という煽りがすごい。
そりゃ、カーとは共通点ないわな。 意外な感じだけど、麻耶はクロフツがフェイバリットらしい、黄金時代の巨匠の中では。何度も読み返してるって昔講演会で言ってた。 >>543
「企業ミステリの先駆者」という謳い文句や「樽」などの代表作のおかげで
クロフツはお堅いイメージがあるけど
意外とエンタメしててライトなファンでも楽しめると思うんだよな
カーのようなオカルトとかは全然無いしカーほどケレン味は無いけど クロフツは数年前から順番に刊行され続けて今年二重の悲劇まできた
カーより人気あるかもしれない アメリカでは最高のミステリー作家の一人とされる
ダシールハメットは日本じゃ全然人気無いな
ハードボイルド物はダメか クロフツ、カーは日本ミステリー界に与えた影響力が決定的に強い。
ハメットは個人的には血の収穫なんか好きなんだけど、やはりチャンドラーになってしまう。
あと意外と見逃せないのはE。Sガードナーの影響力だと思う。
日本は法廷もの好きだから。 >>548
ハードボイルドはチャンドラーが今でも日本で人気があるな ドライなハメットよりセンチメンタルなチャンドラーの方が日本人受けはいいよね
本格好きならロス・マクドナルドだし 昔あった何かのアンケートでも、
御三家の中ではチャンドラーが圧倒的に人気で
その次がロスマク、最後がハメットだった気がする >>551
ロスマクは、案外本格してるんだよね、ウィチャリー家の女なんかラストびっくりしたもんな。 『さむけ』ほどではないけど、『ウィチャリー家の女』も有名だよ
ちなみに東西ベストミステリー100の海外ランキングでは、
前者が15位、後者が57位にランクインしてる >>548
黒澤明『用心棒』のネタ元がハメット『血の収穫』
一時期はハヤカワ、創元以外にも新潮、中公、講談社の文庫から出てた
『マルタの鷹』は児童用にリライトされていたものが三社位出てたと思う リアルタイムで読んでいた世代の間では
ウィチャリー家の方が評価は高かった
夜明けの睡魔でさむけを称揚したあたりから逆転した とりあえずとんでもない値段になってるハイチムニー荘を旧訳でも良いから読みたい カーやシムノンはコレクターズアイテムだからなあ
数社にまたがらないと揃わないところが収集欲をそそるわけで
持ってはいるけど読んでないなんて奴も多い 「ハイチムニー荘の醜聞」文庫もってるけど、なーんにも覚えてない。 >>562 面白くない?赤い鎧戸より酷かったりするか? すまん。「ハイチムニー荘の醜聞」なんにも覚えていないのよ。
ただ、「赤い鎧戸のかげで」はカーの作品のなかでも屈指の駄作だから、
それよりはよかったんじゃないかな。 エドマンドゴドフリー卿殺害事件つまんない
半分ちょい読んだけどつまんない いや面白いけど描写がなくて祖述だから
受け付けない人がいるのはしょうがない 実は俺も1/3読んでgive upした。今まで読んだカー作品で唯一挫折した作品。 海外クラシックスレによると「悪魔のひじの家」が文庫化らしい 出てくる女キャラがひたすらギャーギャーうるさい印象しかない 「猫と鼠の殺人」新訳望む。もう今の訳は相当旧いし、作品自体も佳作。 あずまんがつべの最新動画でミステリーについたも語ってる部分があって、カーは技巧的過ぎるのかあまり印象に残ってないそうだ。
ちなみにクイーンは九尾の猫が好きだと。 >>576
おもしろそうな本だね。
髑髏城は新訳が好きじゃないので原文で読むしかないんだよなぁ.... 「見知らぬ部屋の犯罪」が読めなくなったまま放置状態。
『短編全集』を再編集して、
マーチ大佐全短編+ノンシリーズ
フェル博士全短編+ノンシリーズ
ヘンリー卿全短編+ノンシリーズ
とかに出来ないものかねぇ。 なぜ「不可能犯罪捜査課」、「妖魔の森の家」以外の短編集は手に入れづらいんだろう >>579
バンコランも一纏めに
理想はグランギニョールと幻を追う男、その他アンソロ収録作品も含めて新訳
複数のシリーズ探偵のいるクリスティでもまとめて欲しい
最大のチャンスだったクリスティ文庫創刊時にされなかったからもう無理だろうが 売れないから
文庫だと値段はおさえなくちゃいけないし