文学的価値はないと感じたミステリー作品
逆に文学的価値があるミステリー作品とかほとんどないだろ
連城三紀彦くらいしか思いつかないけど ポーぐらいの古典からクリスティぐらいに至るまでの期間の記念碑的作品は全部文学的価値あるんじゃないの 三島「古典的名作といえども、ポーの短編を除いて、推理小説というものは文学ではない」 連城三紀彦の作品って文学的価値あるのか?
正直比喩表現が鬱陶しくて読みづらい文章を書く作家という印象しかない >>8
伊坂幸太郎の作品に文学的価値があるのかって話だな。 ポー全集を文庫版で所有してるが、訳が古臭くて読みづらいな 直木賞受賞したミステリー作家の小説は一定の文学的価値が担保されていると言っても
過言ではないのでは
道尾、辻村、米澤あたり 直木賞はあくまで大衆小説だからなぁ。
芥川賞ならまだしも。 本格ミステリで直木賞って今までいるかな。
東野圭吾の容疑者Xは本格論争あったから無しとして。 いや米澤穂信のあの小説は直木賞かつ本格ミステリー大賞も与えられてるから噛み合ってるよ
ああいう謎解きが話の主軸の小説が取れたのは珍しいのでは
直木賞取ったミステリーって犯罪小説の側面が強いのばっかりだし そもそも文学の価値は謎解きではないから
そういうのは映画や漫画でも置き換えられてしまうから、文学の必然として評価できない
ひとつあるとすれば、叙述ものだよな
だけどそれが評価されて文学賞をとる気はまったくせんわ 叙述なんか単なる手品で文学からは最も縁遠い子供だましだろ >>19
純文学の中にも謎解き要素があるものもある。
ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」や「罪と罰」。
夏目漱石の「こころ」、芥川龍之介の「藪の中」などなど
必ずしも謎解き要素が文学的価値を下げるわけでもない。 それは謎解き要素自体が評価されてるわけじゃないだろう >>22
物語に謎解き要素があったら大衆文学ってわけじゃなく、芸術的作品なら純文学になるってことだよ。 謎解き要素自体は評価と関係ないけど
謎解きしかない作品は文学ではない >>19
大衆文学(ミステリ含む)も純文学も、映画や漫画に置き換え可能である。
そうでなければ原作付きの映画や漫画が巷にあふれるわけがない。
映画や漫画に置き換え可能なことは、文学的価値とは無関係といえる。 文学が映像に置き換えられてるのはプロットであって文章表現とか、特に心理描写とかは抜け落ちるからな
謎は叙述トリック以外はそのまま置き換えられるから相対化されるものじゃないと思うなあ ここではそもそも文学的価値とは何かっていう議論になってるけど
一般的には文学=人間心理や社会を描くものっていう価値観への信仰が未だに残っていて結局これからもそうなんだろうな
ミステリーというジャンル固有の美意識みたいなのはまぁ「作り物」として疎外される運命なんだろう
ゼロ年代までの直木賞の選評とか特にそういうノリだった
選考委員の先生も亡くなられて世代交代も進んでるが… >>26
黒澤明の「羅生門」(芥川龍之介の「藪の中」原作)や市川崑の「金閣寺」(三島由紀夫)、溝口健二の「山椒大夫」(森鴎外)
などなど純文学を映像化したからといって必ずしも心理描写が抜け落ちるわけではない。
ミステリジャンルだって横山の「半落ち」「クライマーズハイ」や横溝正史の金田一シリーズなどは心理描写に優れた映画だと思うし。
そりゃ下手な映像作家が大根役者を使った映像化なら、大衆文学や純文学関係なくプロットだけの映像になっちゃうだろうが。 >>28
どれほど上手く脚色しようと小説の一人称の内面の記述がそのまま映像に出力できるわけじゃないでしょ
小説は文章で内面をいくらでも語れるけど映画は見せるものなんだからさ
そこはやっぱりメディアの特性の違いが色濃く出るから完璧な代替にははらない
それに当たり前だけどレトリックや比喩みたいな文章表現の技巧自体がそのまま消え去ってることはやっぱり否定できない
そもそも文学的価値のあるミステリーを語るスレなのに
そもそもミステリーに文学的価値があるのか?という議論に脱線してないか >>29
文学的価値はないと感じたミステリー作品を語るスレなんだが。
まぁどっちにしろ脱線してることは否めない。 >>27
文学的価値なんかクソ喰らえ。
ロジックとトリックさえ良ければ、人間が描けてなくも、状況設定がありえなくてもオッケー!
てのが、新本格ミステリなんだから、文学界から疎外されても仕方ない。 そう
屍人壮の殺人とかその最たる例だしミステリ界ではやっぱり傑作だよ >>32
新本格ミステリ界では傑作なのは間違いないね。
文学的価値はないけど。 >>27
純文学も大衆文学も基本的に「つくりもの」だよ。
そこに芸術性があるか社会性があるかだけの問題な気がするけど。
選考委員うんぬんは、筒井康隆みたいだね。 ミステリー全体(犯罪小説、警察小説、冒険小説、ハードボイルド)だと大きな文学賞も受賞してるけど
謎解きメインの本格推理はほとんど相手にされてないよな
吉川英治文学新人賞で綾辻の時計館、相沢のmediumが候補になってるけど後者は特にボロクソだった
今年は方舟がノミネートされてるけどどうせ評価されないんだろうな 犯罪小説、警察小説、冒険小説、ハードボイルドなどは物語がしっかりしていないと評価されないが、
本格ミステリは物語性を犠牲にしていても謎解きが面白ければ良しって感じだからな。
直木賞を受賞した東野圭吾や米澤穂信は物語性が高い推理小説を書いてるって評価されたんだろうけど、
新本格ミステリが文学賞をにぎわすことは、これからもないんじゃないかと思うよ。 ロジックとトリックが良ければ他がどんなに稚拙でもいいと本格オタクは言うが
その肝心のロジックとトリックを際立たせる文章力がなければ意味ないんだよな そもそも文学賞ってまだ価値あるのかね
直木芥川なら一時的に売り上げアップするだろうが、たとえば吉川英治賞って付加価値あんの?
泡沫賞は、多少の箔がつく、程度の効果しかないような
売り上げだけが全てじゃないのは認めんでもないが、だとしたら他に何があるの、とも思うな
小学館漫画小学館を受賞してるからこの漫画はすごい!とか上方漫才賞受賞歴があるからこの漫才師ファンになった!とかないでしょ
つまり賞とはすでにオワコンの物差し 例えば谷崎潤一郎の「刺青」から芸術性と文章表現力物語性を引いて性的描写に特化したら単なるポルノ小説になるだろう。
物語から芸術性と文章表現力、物語性を引いて謎解きに特化したら「謎解きポルノ小説」とでも呼ぶべき代物になりはしないだろうか? >>39
文学賞は読者のためじゃなく、作家と出版社のためにあるんだろう。
作家は自信をつけたいし、出版社は書いてもらいたいし。 >>35
謎解きメインの本格推理は大きな文学賞どころか本屋大賞でもほとんど相手にされてないんだな。
2011年の『謎解きはディナーのあとで』だけとは、ちょっと意外な気がした。
本格ミステリ好きな書店員って少ないんだな。 乱歩の「陰獣」は文学だな
ミステリーとしては大した事無い エンタメ系は文学的な価値はないだろう
だがおもしろさに全振りしてるエンタメ系が好きだけど