実在した「ホビット族」が5万年前に絶滅した理由を解明

 小説『指輪物語』に登場する小柄な種族・ホビット。
 実はインドネシアのフローレス島にはかつて、ホビットと同様に非常に小柄なヒト属が暮らしていました。
 それが「ホモ・フローレシエンシス(Homo floresiensis)」です。
 彼らは同島で100万年以上にわたり繁栄していましたが、約5万年前に姿を消します。
 この突然の消失は大きな謎となっていますが、このほど、豪ウーロンゴン大学(UOW)らの最新研究で、数千年におよぶ極度の干ばつが原因であることがわかりました。
 研究の詳細は2025年12月8日付で科学雑誌『Communications Earth & Environment』に掲載されています。
後略