・ユーザは、Windows上で動作するアプリケーションへの不満を蓄積した。
・開発者は、開発環境のバグおよび仕様の不備により多大な時間を浪費した。
・競争相手は、すぐれたソフトウェアを買収され、よりすぐれたソフトウェア
とする機会を失った。

Microsoftのコンペティタたちは、その多くがすぐれたベンチャー企業であった。
パワーユーザがMSへの不満を解消するために、ライバル商品に走るたび、
Microsoftはこれを買収、または戦略的に排除し、競争相手を取り除いてきた。
一営利企業としては正当な行為かもしれないのだが、 あたらしい未来への
無数の道をとざし、選択肢をただひとつに絞るという行為は、人類の発展の
ためにはならない。

現在、生き延びている他の選択肢たち(Javaテクノロジー、UnixおよびLinux
をはじめとするその派生OS、TRON等モバイルOS、オープンソース、Macintosh他)
を守るためにも、 これから出現するであろう新しいテクノロジーを育てるためにも、
われわれ消費者が賢い目をもたねばならないだろう。