>>321
実際に入出力するための機能はストリームバッファと呼ばれるオブジェクトが担当していて、ストリームがストリームバッファを所有する構造になっている。
ストリームが close するとストリームバッファの close が呼ばれて、それが nullptr を返した場合 (クローズに失敗した場合) に setstate(failbit) が呼ばれる。
https://timsong-cpp.github.io/cppwp/n3337/ifstream.members#5
つまり、クローズの失敗によってもフェイルビットが立つことはありうる。

クローズによらない失敗 (フェイルビットを立てる原因) と区別がつかなくなるのでエラーに対処したいならクローズ前後の両方でチェックしないといけないと思う。

デストラクタでクローズするとクローズの失敗に対処する機会がなくなるので明示的にクローズしたほうが良いという人はいる。
ただ、しっかりしたホスト環境の上で動くアプリケーションでクローズが失敗するような状況を心配する意味があるかというと……まああんまりない。