パーソナリティ障害って合併するの？

**優しい名無しさん** · 2018/12/15(土) 15:09:39.56

自己愛性パーソナリティ障害(過敏型)は全部当てはまったから確定として、
妄想性パーソナリティ障害も結構当てはまるんだけど

**優しい名無しさん** · 2018/12/15(土) 15:15:55.26

妄想性のに⭕❌つけていくと

十分な根拠もないのに、他人が自分を利用する、危害を与える、またはだますという疑いをもつ。❌

友人または仲間の誠実さや信頼を不当に疑い、それに心を奪われている。❌

情報が自分に不利に用いられるという根拠のない恐れのために、他人に秘密を打ち明けたがらない。⭕

悪意のない言葉や出来事の中に、自分をけなす、または脅す意味が隠されていると読む。⭕

恨みを抱き続ける（つまり、侮辱されたこと、傷つけられたこと、または軽蔑されたことを許さない）⭕

自分の性格または評判に対して他人にはわからないような攻撃を感じ取り、すぐに怒って反応する、または逆襲する。⭕

配偶者または性的伴侶の貞節について、繰り返し道理に合わない疑念をもつ。⭕

**優しい名無しさん** · 2018/12/15(土) 17:17:17.20

するの？

はいします。

**優しい名無しさん** · 2018/12/15(土) 17:28:03.92

ちなみに、自己愛性人格障害は妄想障害との類似性がかなりあるから重複していても何らおかしくないです。

あなたが自己愛性人格障害かどうかはともかく、その傾向があるなら自己愛の障害を持っているのは疑いの余地がないでしょう
癌や火傷にステージがあるように自己愛の障害にもレベルがあります。
その極み、最も重い障害として位置付けされるのが自己愛性人格障害、回避性人格障害、境界性人格障害、この3つです。
うち、発達的には境界性人格障害の方が上の段階に達していますから顕現する症状のやっかいさはともかく、自己愛性人格障害、回避性人格障害の方が重篤な障害と言えるでしょう。
自己愛の障害はその研究史を紐解けばわかるように愛されなかった人間の陥いる障害ですから生育史を見直して消化して行くしか回復はできません。

**優しい名無しさん** · 2018/12/15(土) 17:41:07.75

>>4
ありがとうございますもう一ついいですか
今まで自分の性格は普通だと思っていたんですが、自己愛性人格障害の人と普通の人の性格は何が違うんですか？
ずっと自分の性格が周りの人たちと同じだと思い込んでいたので、普通の人の性格が分からなくなってしまいました。

**優しい名無しさん** · 2018/12/15(土) 18:09:50.88

>>自己愛性人格障害の人と普通の性格の人と何が違うのですか？

少し長くなるかもしれませんが、目を通してください。

重篤な自己愛の障害を持つ人（自己愛性、回避性、境界性）の人と普通の人との違いは極めてわかりやすいです。
その違いは精神が自律しているかいないかどうか、すなわち大人になれているかいないか、ただ、それだけです。
以下、説明するように、大人になる為に適した培地がなかった、情動的に冷たく不毛な環境で育った、そういう人たちが罹患する症状です。
いわば、畸形、です。
広義では複雑性PTSDと解して問題ありません。

自己愛の障害を持つ人を一部の精神分析医たちはピーターパンと呼びますし、故・河合隼雄先生や老松克博先生ら分析心理学の学派の医師は永遠の少年と呼びます。
その名のとおり、いつまでたっても大人になれない人たちだからです。

自分自身を大切にする能力が自己愛ですが、この能力が障害されているのが自己愛の障害を持つ人です。
普通は成長する中で十分に周囲から愛され受け入れられれば思春期において"人から好かれる認められる褒められるより自分自身を選びとれる"ようになれます。
ですけども、親が所謂ところの毒親であったりとか、いじめを受けたりとか、そういった心の傷付きを耐えず感じながら生きないといけない環境では必然的に人から愛されたいという気持ちを心の奥に溜め込んで行くことになります。

続きます

**優しい名無しさん** · 2018/12/15(土) 18:31:42.08

人から冷たくされたり、拒絶にあったりすると人はそれを相殺するために愛されたい、好かれたい、そういった感情が増します

1.人から冷たくされたり拒絶される
↓
2.人から好かれたい認められたいすなわち愛されたい気持ちが増す
↓
3.人からどう見られるか、嫌われないか、が重要性を増す
↓
4.人から好かれるための言動をとるようになる
↓
5.現実的には自分が思った反応が常に相手からえられるわけではないのでさらに好かれたい認められたいがます。
↓
6.以上をループする

交流分析ではこれを承認欲求の飢餓ループと呼ぶ方もいます。
これに嵌ってしまっている人が自己愛的な人間ということになります。
自己愛者…ナルシシストというのは、その名前のとおり、オヴィディウスの変身物語にあるように、泉の中に映る自分の美しい姿だけを追い求めるナルキッソスが語源となっています。
他人という鏡（泉）の中に良い自分をうつすことに執着するのが自己愛者です。
上記の3あたりから、よく考えてみてください。
精神医学的に自己愛的な人間とはどういう人間か？と言えば、強迫的に人から好かれ認められ賞賛されることに執着している人、となります。
自己愛の病的肥大、自己愛の傷付きなど色々な表現はされます。
しかし穿って本質を見出せば、傷ついた心を癒すために人から好かれ認められるため立派な自分を周囲にアピールするのにあくせくするあまり本当の自分を愛せない人、となります。

**優しい名無しさん** · 2018/12/15(土) 18:50:17.71

先にも少し述べましたが、順調に育てば思春期において人から承認されるよりも自分自身を選択できるようになれます。
これが出来ないまま、つまり発達が思春期で頓挫してしまっているのが自己愛の障害（自己愛性、回避性、境界性）を持つ人々です。
だから彼らは永遠の少年とかピーターパンとか言われるわけです。
難しく考える必要は何もありません。
愛され足りなかった、傷付き過ぎたから大人になれなかった。
愛情という栄養が不足した中で育った、ただそれだけのことです。

最初に戻りますが、普通の人と自己愛の障害を抱える人がどう違うのか？
それは、生きて行く上で人から好かれ認められることを必要としているかいないか、だけです。
1人で自分の心を支えれるようになるのが精神の自律、すなわち大人になることです。
自己愛の障害を抱える人は他人からチヤホヤされないと立っていられません。
チヤホヤされる、すなわち相手が自分の思うように反応してくれて、それによって自己を良い人間だと思えないと自尊心が揺れ動くわけです。
ゆえに、相手の肯定的反応を得る必要があり、そのためさらに自己の本質を犠牲にして良い自分を見せ付けようとする。

普通の人は思春期でこのパターンから脱却しています。
自己愛の障害を持つ人はそれがまだ。
大人になれた人間と、なれなくて未だに子供のまま人間。
心が自由な人間と、他人の一言で心が揺れ動く不自由な人間。
自由な人間か、奴隷か。

それが違いです。

**優しい名無しさん** · 2018/12/15(土) 19:11:43.95

書き忘れました

自己愛性の過敏型かも知れない、とのことですので進めたい本があります。
スイスの女性分析心理学者のカトリン・アスパーの著書で「自己愛障害の臨床～見捨てられと自己疎外」というのがありますが、これがおすすめです。
というのも、自己愛性人格障害は誇大型に関する専門書はたくさんあって不自由しないんですけども、こと日本人に多い過敏型に関しては研究史的なこともあって充実しているとは言えない現状なんです。
上記の本は過敏型に焦点を当てている良書なんで機会があれば目を通して見てください。
きっと役に立つはずです。

**優しい名無しさん** · 2018/12/15(土) 21:40:21.15

>>9凄く丁寧な解説をありがとうございます
とても分かりやすかったです
本も買って読んでみていろいろ自分のことについて勉強したいと思います！

**優しい名無しさん** · 2018/12/16(日) 13:35:40.21

>>10
お役に立てたなら良かったです。
自己愛の障害を勉強されるなら、あと少しだけ助言になりますが、させてください。

もし質問者さんが学生さんであったり、20代のお若い方であればあまり自分の自己愛的な傾向とその問題について悩む必要は無いかもしれません。
精神発達の過渡期にはどうしても自己愛的な性格傾向が顕現する時期（思春期～人にもよるが20代後半くらいまで）があるからです。
ご自身を見つめるのに踏まえておいてください。

あと、ネット上で自己愛性人格障害を検索しても、そのほとんどがモラハラなどで問題を起こす誇大型の自己愛性についての情報ばかりが目に付いて、過敏型の情報はあまり目に付きません。

自己愛性は治らない、そうよく言われますが、それは半分しか当たっていません。
臨床においても、確かに誇大性が優位でモラハラを繰り返すタイプの人は自分と向き合うことが酷く難しく、内省が出来るようになりませんから、ほとんど回復は期待できないのが現実です。
しかし、過敏型の人はその臆病さゆえ、人生のどこかで生き苦しさに圧倒されて行き詰まってしまい、自分と向き合うようにならざるをえない方が多いために寛解するケースも多いです。
だから、心配する必要はないです。

例えば、この掲示板や知恵袋、まとめサイトみたいなblogなどでも自己愛性というだけで毛嫌いされたり、治らないと言われていますけども、そういうのを目にされても完全に無視して結構です。
よくわからない人たちが好き勝手を書いて言ってるだけですから。
この掲示板の自己愛～と付くタイトルのスレも、それはまあ酷過ぎて目も当てられないスレしかないですから。
あてには出来ません。
知識に関しては専門書あたる以外にありません。

**優しい名無しさん** · 2018/12/16(日) 13:37:39.00

少しだけと言いながら長々とすみません。

ともかく、実際には自己愛性でも、他の自己愛の障害を持った患者さんでも、自分と向き合うことが出来るようになられた方は自律を果たし、よくなっていかれます。

自分は自己愛的な人格であると気付いたら、成育史を細部まで徹底して見直して行くだけです。
そういうふうに、苦しいですけど内面を見つめ、自分と闘えば、自分のケースと正常な精神発達の場合とでは何が違ったんだろ？
それがそのうち徐々に見えて来ます。
そしてそれとともに、自分の内面の修正するべき点もわかって来るし、価値観も変わって来ます。
時間はかかりますけども、寛解してよくなられる患者さんは誰しもがこの道を通られます。

最後になりますが、もし本当に自己愛について勉強されるつもりでしたら、最初に手にされる入門書として北大路書房から出ている「もろい青少年の心自己愛の障害」という本がオススメです。
この本の良いところは、入門者にも優しくわかるように難しい用語を省いて解りやすく記述されていることと、巻末に自己愛性人格障害と自己愛の障害について、日本において手に入る本のタイトルがズラーッと並べて紹介してあることです。
ですから自己愛について学ばれるなら便利ですよ。

自己愛の障害は向き合うことが出来るようになりさえすればいずれ寛解します。
質問者さんも大丈夫です。

**通りすがり** · 2018/12/18(火) 21:55:10.89

ID:1kjkj6cu
ID:8hYaIQ/e
GJ
ええ奴やあ