「台車でGO!」と、おもわず言ってしまった私「スパパン三世(自称)」文明の利器ってべんりよね!

それは、城内での荷物の運搬につかわれる台車だった。
それもただの台車ではない。ゼオの徹底監修により子供でもらくらく荷物を運べるシロモノ(ただし原理はゼオにしか解らない)
大浴場の売店の牛乳1ケースから、コルテスの鎧1ダースにいたるまで、ありとあらゆる物を運んでいる。
ただし、キックボードの替わりに使うものはいなかった。彼女をのぞいて...........
そして入り口から飛び出すとF1の如く台車はかっ飛んでいった。

団員A「なんだ今のは?」
団員B「台車をあんな風に使うなんて子供が真似したらどうすんだ。」
団員C「まったく!亭主の顔が見たいもんだ。」
猿股「な ん だ と !!」
団員ズ「.....................」
団員A「あれはなんだ?」
団員B「ケツだろ。」
団員A「誰の?」
団員C「しりません!」
猿股「馬鹿言ってないでさっさと手をかせ!」
団員ズ「すんません我々男のケツに興味は無いもので..............」
猿股「ケツだケツだとバカにするな!国王の尻をなんと心得る!!
いいか!王たるものは国の繁栄、民の幸福の為の重圧を常に背負ってるんだ!
そして、玉座に座っているとき、それを支えるのはこの尻なんだよ!!」
団員B「でもやっぱりケツはケツです。」
猿股「いいかげんケツから離れろ!!」
団員A「了解!!我々はケツから離れて奴を追います!!覗きで鍛えたこの脚力を試すときがきました。台車がまだあったよな?」
薄情にも彼らは立ち去っていった。
猿股「あいつの前じゃ貴様のスピードなど三輪車も同然だ!!三輪車がF1に追いつくか!!くそぅ人型君はどこだ?」
そのころ人型君は............すぐ隣のハンガー(格納庫)にいた。

つづく