「はじめてみたはいいが…….」猿股警部はぼやく。

猿股「報告書を物語形式で書くのは疲れるなぁ人型君?」
人型<書式どおりに書けば問題はなかったと思われるが?>
猿股「ほんとはユイトカスに書かせるつもりだったが、祭りの準備だと言って逃げやがった。」
人型<…………………………….>
ガチャリ……..
コルテス「ギルガ…..いえ、警部。」
猿股「いいよ、どっちでも。なんだ?」
コルテス「判らないことがあるんですが?」
猿股「うん?」
コルテス「クーリッカの言ってた「仮面の女魔導師」の件で…..」
猿股「そんなこと言ってたな。あの件じゃ住民の皆さんを随分と騒がせたっけ…….」
コルテス「はぁ?」
猿股「いや、別にいいんだ。それについても大体の見当は付いてるんだ。」
コルテス「ほんとですか?」
猿股「あぁ!カイの差し入れのお陰でやたら勘が冴えるんだ。この後ゼオのネタが書けるぐらいに頭が働くんだ。」
コルテス「なんですか?それは?」
猿股「タイトルはもう決めてある「シープロイドは電気羊の夢を見るか?」というんだが?」
コルテス「シープロイドは電気羊そのものでは……..カイ様の差し入れは大丈夫なんですか?」
猿股「大丈夫さ!悪い影響があるとすれば、居もしない人間の声が聞こえて来るぐらいのもんで後はバッチリだ!!君もどうだ?」
コルテス「いえ!結構です。失礼しました。」
ガチャリ
人型<ネタの話の件だが….>
猿股「コルテス追っ払う方便さ。さて、野次馬が居なくなったところで続きを書くか………..」
人型<…………無念……….>

つづく