「硫黄島」写真やはり取り違え=本人は50年沈黙貫く−米
(時事通信 2016/06/24-05:08)

米海兵隊は23日、第2次大戦末期の1945年2月に硫黄島の摺鉢山山頂に米兵が国旗を立てる姿を捉えた写真
「硫黄島の星条旗」中の人物の1人について、これまでに特定されていた兵士ではなく、別の海兵隊員だったと発表した。

この問題では、歴史愛好家らが、写っている6人のうち、海軍の衛生下士官だったジョン・ブラッドリー氏とされる人物に関し、
装備品などから別人の可能性があるとの見解を表明。
海兵隊は今春以降の調査の結果「誤認だった」と断じ、この人物を1等兵のハロルド・シュルツ氏だったと特定した。
 
米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は、95年に70歳で死去したシュルツ氏の義理の娘の談話を掲載。
それによると、シュルツ氏は90年代初め、星条旗を掲げたのは自分だと漏らしたものの、「私は一介の海兵隊員だった」
とだけ述べ、それ以上語りたがらなかった。
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016062400048&;g=soc