Defense Industry Dailyの記事ではL-159の輸出が振るわない理由として以下の点を
挙げている
http://www.defenseindustrydaily.com/czech-l-159s-cheap-to-good-home-03494/

@冷戦時代の終結により、東側諸国と言う市場とソ連から得ていた輸出支援金の両方を
失ってしまった

A開発費用が高騰、チェコはアエロ・ヴォドホディの経営から手を引いてしまい、購入した
L-159の半分の使用を停止してしまう

B超音速性能を有さない…亜音速ジェット攻撃機よりも少数でも超音速戦闘機を購入しよ
うとするユーザーの欲求

C競争相手の存在…COIN機としてはより安価なスーパーツカノや、同レベルですでに実
績のあるホーク単座型という競争相手が存在。ホークが単座型と複座型の両方を用意し
ていたのに対して、L-159複座型は2007年まで輸出準備が出来なかった

D政治的思惑から輸出を規制…冷戦時代にL-39を購入した国の中にはシリアの様な内戦
中の国や西側と関係の良くない国が少なくない。これらの国にはL-159を輸出できない

Eエンジンやアビオニクスにアメリカ製コンポーネントを多用しており、兵装も多くがアメリ
カ製にしたことで、L-159の輸出にはアメリカの同意が必要となってしまった。それなのに
アメリカに生産拠点が無い事から、アフガニスタンへのCOIN機輸出では候補にすら挙げ
られずに終わってしまった