「冬戦争 (Historia Talvisota)」 齋木伸生

1939年11月30日午前6時50分、レニングラードに面したカレリア地峡のフィンランド軍防衛線に対してソ連軍の砲撃が開始され、
続いてフィンランド中部、北部のフィン・ソ国境でもソ連軍の侵攻が始まった。冬戦争(Talvisota)の勃発である。
およそ40万のソ連軍に対し、迎え撃つフィンランド軍の兵力は29万5,000。しかも、小火器や砲迫、戦車、航空機に至るまで、
装備の量も劣る。雪崩のようなソ連軍の猛攻を、フィンランド軍は押し止めることができるのか――
本書は、第二次大戦緒戦期にソ連とフィンランドが争った「冬戦争」の全貌を、フィンランド軍の公刊史料等をもとに紐解き、
戦争勃発の背景や日時単位の戦闘経過をはじめ、両軍の編制、陸海空軍の主要装備、キーマンとなった人物の評伝などを、
豊富な写真、地図とともに解説する。

2月7日発売予定。