卍…毎日マンネルへイム元帥で冬戦争は問答無用…卍

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2013/02/22(金) 00:19:59.81ID:???
やっぱ1000いく前に落ちちゃったね

卍…マンネルへイムな毎日に冬戦争なひと時を…卍
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1316922747/
2014/02/15(土) 20:58:37.10ID:???
命令したのは方面軍司令官のポポフだからNKVDの意向はあんまり関係ないのでは?
271名無し三等兵
垢版 |
2014/02/16(日) 08:36:06.93ID:jxz5X86h
ソ連軍最高司令部は、必死になって軍組織の再編成を進めていた。あまりにも早い
ドイツ軍の進撃の前に、前線部隊も後方支援部隊も重装備と共に壊滅していた。
15日、軍司令官は直接師団を指揮することとし、軍団司令部の機能を引き継いだ。
対戦車部隊、対空部隊、戦車、砲兵もそれらが必要とされる場所に柔軟に配置出来る
よう軍司令部が掌握することとなった。

機械化軍団も廃止された。自動車化狙撃師団は通常の狙撃師団となり、生き残った
戦車は各戦車師団に217台ずつ配置された。20を越える戦車師団が戦車旅団又は
独立戦車大隊に格下げされ、予備の戦車部隊は新編成部隊の骨格となった。

開戦時点でソ連には1400万人の予備役がいた。この時点でそのうち530万人が
動員され、抽出された軍団司令部要員を加え、新たに13の野戦軍が編成された。
2014/02/17(月) 20:17:20.33ID:???
>>271
1400万人の予備役…
530万人動員…
2014/02/17(月) 20:29:03.69ID:???
まさに恐ロシアだ。
2014/02/18(火) 02:37:18.83ID:???
そりゃ武器不足になるわ
「銃は二人で一挺だー!!」はともかく
モシンナガンの銃身を半分にちょん切ってPPShを二挺作ろうとしたり
超旧式のウインチェスター銃を配備したりしたそうだ

ttp://world.guns.ru/rifle/repeating-rifle/usa/winchester-m195-e.html
ttp://en.wikipedia.org/wiki/Winchester_Model_1895

ちなみにこんな銃 
もちろんフィンランド軍も使用
2014/02/18(火) 09:56:21.32ID:???
まさか、ウィンチェスター銃も二人に一つ?
2014/02/18(火) 12:19:55.72ID:???
>274
最近出た「冬戦争」にも、フィン軍の貧弱っぷりが詳細に描かれていますよ。
よくあれで戦争できたもんだ。
2014/02/19(水) 00:01:16.27ID:???
だから敗けたんじゃん
2014/02/19(水) 01:20:24.45ID:???
まあ・・・
充分頑張ったじゃないですか・・・
279名無し三等兵
垢版 |
2014/02/19(水) 22:35:16.45ID:GcW1761b
タルベラのフィンランド第6軍団は、1939年当時のフィン・ソ国境に向かっていた。
一方第7軍団はソルタバラ目指して進撃している。同軍団の第7師団はヤニス湖と
ヴァーヴァ湖の間でソ連軍防衛線を突破し、17日に第6軍団の第11師団と連絡した。

19日早朝、サルミの北5kmの地点でフィンランド第6軍団は、午後にはソ連第7軍の
後方を切断した。「順調だな。」森の中の司令部で報告を受けたタルベラは満足した。
「敵に立ち直る隙を与えるな。時間との戦いだぞ。」しかし、マンネルヘイムは前進を
許さなかった。「進撃を停止させよ。」航空偵察、長距離偵察、無線傍受、あらゆる
情報がソ連軍の反撃が近いことを告げていた。

事実、ソ連ラトガ沿岸防衛司令官パブロフ少将はレニングラードのキーロフ海軍学校
生徒4個大隊から編成された第3海軍歩兵旅団にフィンランド軍の背後を衝くよう
命じていた。
2014/02/21(金) 20:28:00.08ID:???
海軍歩兵ですか。
あの制服が良いね。
281名無し三等兵
垢版 |
2014/02/22(土) 10:11:38.34ID:NYkK6mBA
レニングラード防衛に責任を持つ2人の重要人物が、ペトロザヴォーツクを訪れていた。
厳重な警戒の元、列車が到着し、中からレニングラード共産党第1書記のジダーノフと
北西戦線司令官となったヴォロシーロフが降り立った。「司令官は?」ジダーノフの問いに
2人を迎えた第7軍参謀長アレクセイ・クルチコフ少将が答えた。「前線です。」

司令部に入ると戦況の説明が始まった。「我が軍3個師団に対して敵は7個師団と3個旅団。
最前線はサルミからロイモラです。」クルチコフは戦線維持のため、砲兵6個中隊、機関銃
1000挺、弾薬と補充兵を要請した。「待て。どうしてロイモラ駅を放棄したのだ?」
ヴォロシーロフは説明を遮った。「予備兵力が枯渇したからです。」クルチコフは声を
荒げた。「第237狙撃師団が引き抜かれたからです。あの師団さえあれば、我々は戦線を
維持出来たでしょう。」

緊迫したやり取りが続いた後、ジダーノフが増援部隊の派遣を約束した。彼はさらに
続けた。「兵士、労働者、そして市民までもがレニングラード防衛のため献身的な
努力を捧げている。防衛線に穴を開けるわけにはいかん。この地域の党員及び共産党
青年団から予備兵力を組織する。」
2014/02/22(土) 11:44:15.61ID:???
同志ジダーノフ登場か
283名無し三等兵
垢版 |
2014/02/23(日) 08:36:50.90ID:JSesI6Rw
レニングラード駅では、2週間の速成訓練を終えた第3フルンゼ人民武装師団の兵士達が
整列していた。真新しい夏の軍服と軍靴、小銃と弾丸250発、手榴弾とガスマスクが支給
された。砲兵隊には27門の76mm砲が配備され、9個砲兵中隊に編成された。彼らこそが、
ジダーノフが約束した増援部隊であった。「スヴィル河を越えてオロネツへ向かうらしい。」
兵士達は囁きながら、北へ向かう列車に乗り込んだ。

「レニングラードの北の扉を開けるわけにはいかない。」ソ連有数の大工業地帯である
レニングラードには520の工場と78万人の工場労働者がソ連の水力発電の91%、火力発電の
82%、工作機械の20%、国内全工業生産の10%を生産しているのだ。守勢のソ連軍司令部は
戦線の再編成に奔走しなければならなかった。

20日、フィンランド第6軍団には編成を終えたパーヴォ・パール大佐の第1師団が到着した。
2014/02/26(水) 09:54:50.80ID:???
>弾丸250発

弾丸の携帯数が250発だけ?と思って調べてみたら
日本陸軍は120発だったでござる
285名無し三等兵
垢版 |
2014/02/27(木) 01:27:21.53ID:pNuk7vED
ttp://www.sci.fi/~fta/ca-01m.jpg

転載。
286名無し三等兵
垢版 |
2014/02/27(木) 23:34:04.47ID:oh5RQReD
21日、ソルタバラ付近でソ連第7軍主力と切り離された第168狙撃師団と第71狙撃師団の
1個連隊が、カレリア地峡を防衛する第23軍に編入された。第7軍には北の第14軍から、
第1戦車師団の第2戦車連隊が増援として送り込まれた。この時点で、連隊の稼働戦車は
4台のKV-1、13台のT-28、29台のBT-7、57台のBT-5、32台のT-26戦車である。
第7軍は、M.アントノフ少将率いる1個歩兵連隊、2個自動車化連隊、1個戦車連隊、そして
幾つかの独立部隊から成るペトロザヴォーツク作戦集団と、V.ツヴェタジェフ少将指揮下の
第3海軍歩兵旅団、2個自動車化連隊、その他雑多な小部隊から成る南方作戦集団の2つに
分割された。
2014/02/28(金) 00:54:04.93ID:???
> 4台のKV-1、13台のT-28、29台のBT-7、57台のBT-5、32台のT-26

大兵力だなあ。
288名無し三等兵
垢版 |
2014/03/01(土) 08:49:47.14ID:89nKvXYy
ヤニス湖南西に集結したソ連第7軍南方作戦集団の2個自動車化連隊は、ラトガ湖岸に沿って
フィンランド第5師団の右翼に攻撃をかけてきた。マンネルへイムの懸念は現実のものとなった。
さらに24日早朝、ソ連第3海軍歩兵旅団が巡洋艦1隻と魚雷艇2隻に護衛された15隻の船に
分乗して、サルミ後方のルークランサーリとマンツシに上陸した。

「やはり来たか。」タルベラは矢印だらけの地図を睨んだ。指揮下の各師団は戦闘中であり、
急行させられる部隊は無かった。タルベラは架橋中の工兵隊を含む、集められる限りの後方
支援部隊を迎撃に向かわせた。急を救ったのは砲兵隊であった。彼らは集中射撃により、
4隻の船舶を破壊した。やがて第11師団の第8連隊が駆け付けてきた。ソ連軍は3つの橋頭堡に
閉じ込められ、各個に撃破された。

「敵の戦死者は480名です。」第11師団長ヘイスカネン大佐は報告を受けた。第8連隊は
戦死21名、負傷33名に加え、1名が行方不明となっていた。
2014/03/01(土) 19:17:32.39ID:???
相変わらずのキルレシオ
2014/03/01(土) 22:35:25.29ID:???
しかしフィンランド側のほうが痛いというこの無情
291名無し三等兵
垢版 |
2014/03/02(日) 09:15:30.04ID:kPmLDXda
ソ連軍をヤニス川の渓谷から追い出した後、フィンランド第7師団は南西へ向かった。
森の中で第9連隊は先行していた部隊と合流し、小休止した。補給部隊が彼らを迎える。
「小隊毎に糧食を受領しろ。警戒を怠るな。」ユーティライネンは命じた。「将校は
集合。」彼は部下が常に状況を正確に把握していることを望んでいた。「一体、我々は
今何処にいるのだ。」彼は傍らのアーローレ少尉に尋ねた。彼は慌てて鞄の中を探したが、
なかなか地図を取り出せないでいた。「まだか?」暫く待ったユーティライネンは、
遂に癇癪を起こした。彼は拳銃を引き抜いて叫んだ。「地図も探せないような間抜けは
俺がこの場で片付けてやる。」

25日、フィンランド第9連隊はトーマ川を渡河した。ソ連第168狙撃師団は丘の上に
強固な陣地を構築し、激しく抵抗したため、フィンランド軍の前進は困難を極めた。
「攻撃が不徹底だ。俺が行こう。」アーローレ少尉が止めるのも聞かず、彼は弾雨の
中を飛び出した。倒木の陰に数名の兵士が伏せていた。ユーティライネンは彼らの間に
滑り込んだ。「お前達、いくらも前進しないうちにもう休憩か?進め!」慌てた兵士が
駆け出すと、ユーティライネンは素早く辺りを見回し、再び動かない兵士に向かって
走っていった。
2014/03/02(日) 10:10:32.99ID:???
かっこいい
2014/03/02(日) 11:43:43.93ID:???
流石は「モロッコの恐怖」、ユーッティライネン中尉だね。
2014/03/02(日) 11:55:35.48ID:???
>彼は拳銃を引き抜いて叫んだ。「地図も探せないような間抜けは
>俺がこの場で片付けてやる。」

なんというか、平時の社会には適応できなさそうな人だなあ…
2014/03/03(月) 08:00:10.23ID:???
ユーティライネン中尉の戦後って酒場で同僚のフィンランド軍士官を撃たなかったっけ

戦功が評価されても予備役だったのは素行不良が原因だろう
2014/03/03(月) 21:21:50.91ID:???
もともと、モロッコ帰りでアル中の予備役が、
戦争という状況によってたまたま社会復帰できただけだから…
調べれば調べるほど、アールネさんは生粋のトラブルメーカーだと知ることになる
2014/03/04(火) 01:13:15.17ID:???
なお弟はこれまた有名なあのエイノ・イルマリ・ユーティライネン
2014/03/04(火) 05:41:18.21ID:???
このスレなら常識だろ。
2014/03/04(火) 11:55:47.18ID:???
最初は結構知られてなかったよ
日本語Wikiにも記述無かったし
ちなみに弟エイノも軍に入る前はバイク乗り回す悪ガキだったとのこと
戦後空軍に入った長男を事故で亡くしてるし、彼は彼なりに波乱の人生
300名無し三等兵
垢版 |
2014/03/05(水) 00:52:27.32ID:D+D0tUd+
>>299
> 最初は結構知られてなかったよ
> 日本語Wikiにも記述無かったし
> ちなみに弟エイノも軍に入る前はバイク乗り回す悪ガキだったとのこと

軍に入ってからも悪ガキでしたよ。
 超エースだから許されていただけで。 
2014/03/05(水) 06:38:01.53ID:???
Wikiだと弟は15言語に記事有るのに兄は4言語だけだが海外ではマイナーな人なのかな
2014/03/05(水) 12:32:10.31ID:???
>>301
うむ、兄がマイナーというよりも弟が有名なだけでは?
元々のエースパイロットという知名度プラス、フィンランド大使館公認の美少女化キャラもいることだしな…
2014/03/05(水) 15:35:10.80ID:???
戦後は退職金がわりに貰ったジプシーモスで観光飛行の仕事して、悠々自適の人生だもんな
2014/03/05(水) 19:39:11.23ID:???
ユーッティライネン准尉が貰った機体は、シュトルヒじゃなかったかしら?
ジプシーモスも良いなあ。
305名無し三等兵
垢版 |
2014/03/05(水) 21:46:01.61ID:PU4MArK0
「ヤニス湖とラトガ湖の間の地峡を奪回せねばならない。」ソ連第23軍司令官
プシェニコフ少将の言葉に参謀達は頷いた。ラトガ湖北岸のフィンランド軍の
圧迫を軽減することは急務になっていた。「第198自動車化狙撃師団をソルタバラへ
移動させましょう。第168狙撃師団と共に反撃させます。」参謀長のゴロジエフスキー
大佐が応じた。さらに第43狙撃師団から1個連隊が引き抜かれ、第198自動車化
狙撃師団の指揮下に入った。第198自動車化狙撃師団は直ちに移動準備を始めた。
第7軍には、新たにチフビン地区の住民から編成された第272狙撃師団が配属される
こととなっている。

28日、フィンランド第30連隊の猟兵小隊の兵士が偵察から戻って来た。「往路で
敵の斥候4班と遭遇しました。街道上を多数の車両が移動する音も聞こえました。」
次に戻ったグループも報告した。「ソ連軍車両の縦隊がソルタバラ方面に向かって
います。」連隊長ルオッサロ中佐は第1大隊長ピエトライネン大尉に命じた。
「直ちに攻撃せよ。」
2014/03/06(木) 18:42:10.37ID:???
>>304
本人がタイガーモスと言ってるインタビューもあるが、機体番号はジプシーモス
あとシュトルヒでは遊覧飛行は無理だと思われ
307名無し三等兵
垢版 |
2014/03/07(金) 11:56:04.63ID:lgw7FcC0
まあ、シモ・ヘイへ 現地語読みだとハユハになります。

赤軍兵士を暖かく迎えてやろうぜ、
モトロフ・カクテルでもいかが?
2014/03/07(金) 20:04:27.85ID:???
知ってます
309名無し三等兵
垢版 |
2014/03/07(金) 23:25:35.66ID:fT3h8qDU
「待ち伏せ攻撃だ。機関銃を左右に据え付けろ。十字砲火を浴びせるんだ。」
森の中で、第1中隊のコルピ中尉が兵士を配置に付けた。やがて車列が現れた。
「射撃開始!」中尉の合図と共に機関銃手のヴェーヴィライネン伍長は引き金を
引いた。

突如の襲撃を受け、2台の装甲車が撃破された。ソ連軍は大混乱に陥った。車列は
第198自動車化狙撃師団司令部であった。参謀長シニク中佐の遺体が確認され、
重要書類の束が押収されたが、その中には翌日に予定された反撃作戦の計画書も
含まれている。フィンランド軍は直ちに防衛態勢を構築した。
2014/03/07(金) 23:58:13.36ID:???
最近更新多くて嬉しいです
頑張ってください
311名無し三等兵
垢版 |
2014/03/08(土) 08:32:23.77ID:siv1eNTs
「手持ちの地雷は全部埋めろ。穴倉を掘るのも忘れるな。」将校は部隊を飛び回りながら、
兵士に作業を促した。

ソ連軍の反撃は29日に始まったが、予め情報を得ていたフィンランド軍は効果的に防衛戦
を展開し、反撃は失敗に終わった。フィンランド第30連隊は8台の戦車を撃破した。
「敵の銃から弾だけを抜き取れ。後始末は後続の連中に任せるんだ。」コルピ中尉が
命令するとヴェーヴィライネン伍長は放棄されたデグチャレフ機関銃の弾帯を拾い上げた。
フィンランド第19師団第16連隊も11台の戦車撃破を報告した。

エストニアでは、追求する歩兵部隊を待っていたドイツ北方軍集団の装甲部隊が攻勢を
再開した。ソ連軍は必死になってレニングラード防衛のための兵力を掻き集めていた。
このためフィンランド方面のソ連軍は乏しい戦力で戦わねばならなかった。「いよいよ
カレリア地峡の奪回だな。」マンネルへイムはヴィボルグ方面への進撃を決意した。

※声援ありがとうございます。継続戦争初期はあまり語られる事が少ないので、調べると
まだまだ新しいエピソードがたくさん出てきますね。
2014/03/08(土) 09:56:08.61ID:???
>後始末は後続の連中に任せるんだ

撃破された戦車持ち帰ってニコイチ・サンコイチで再生するんだろな
2014/03/08(土) 23:21:01.65ID:???
フィンランドの対戦車戦闘は壊しすぎると叱責される理不尽なお仕事です♪
314名無し三等兵
垢版 |
2014/03/09(日) 09:31:05.70ID:GU7Uuq4Z
7月30日、およそ1ヶ月の間塹壕に立て篭っていた、ターヴェッチ・ラーティカイネン少将の
フィンランド第2軍団がヒートラ・ケクスゴルム方面で、強力な砲兵の援護の元攻勢に転じた。
対するソ連第115狙撃師団と第142狙撃師団は、ブオクシ川とこれに沿った主要道路沿いに
陣地を構築していた。防衛線の縦深は7〜8kmにも及び、地雷、鉄条網、塹壕、トーチカが
巧みに配置されていた。冬戦争の猛将パヤリ大佐のフィンランド第18師団は、森を抜け、
防衛線の北端を守るソ連第115狙撃師団を攻撃した。

「あのコンクリートトーチカを攻撃する。」第27連隊第11中隊長のユーホ・ポッシ中尉は、
立ちはだかるソ連軍の防衛拠点を指差した。彼らの前進路はソ連軍の機関銃座に格好の射撃
機会を与えることが明らかだった。「無茶だ。自殺命令だ。」兵の間から不平の声が漏れた。
「怖じ気づいたのか?俺が手本を見せてやる。」ポッシは援護射撃を命ずると余分の手榴弾を
持って匍匐前進を始めた。数分後、兵士達は爆発音を耳にした。「始末したぞ。早く来い。」
煙の向こうで手を振るポッシの姿を認めると、兵士達はコンクリートの廃墟に向かって
走り出した。
2014/03/09(日) 15:26:24.02ID:???
ユーホ・ポッシ中尉、すげー
316名無し三等兵
垢版 |
2014/03/09(日) 20:32:07.39ID:GU7Uuq4Z
このポッシ氏は、冬戦争2日目に44発の射撃で、42名のソ連兵を倒したという逸話の持ち主です。
2014/03/09(日) 21:42:24.25ID:???
>>「怖じ気づいたのか?俺が手本を見せてやる。」

良い子はマネしたら駄目だろ
2014/03/09(日) 22:02:16.75ID:???
こういう台詞吐いてもし戦死したら恥ずかしいことこの上ないな
2014/03/10(月) 12:55:40.17ID:???
>316
つまりそれは・・・
射撃しても外しようがないほど、ソ連兵が突撃してきた・・・

恐ロシア。
320名無し三等兵
垢版 |
2014/03/14(金) 20:50:10.61ID:0xeNU5En
フィンランド軍は主要交差点を確保すると道路を避け、工兵が深い森と沼地の中に切り開いた
仮設道路を通り、再び森の中から次の交差点を目指した。「交差点を確保したら対戦車砲を
配置せよ。敵は必ず戦車で攻めて来るぞ。」師団長パヤリ大佐は各連隊長に命じた。

果たしてソ連軍戦車はやって来た。フィンランド軍の20mm対戦車砲はまるで役に立たず、
猛攻撃を受けた第27連隊第3大隊は混乱に陥った。折り重なる戦死者の間で負傷兵が呻き、
将校を失った小隊は伍長が指揮を執った。対戦車砲中隊のヴィルホ・ラットー二等兵は、
放棄されたソ連軍の45mm対戦車砲に駆け寄った。炸裂する砲弾により半ば埋もれていた
砲を掘り起こし、照準器に付いた泥を拭う。ラットーは燃料タンクを狙って発砲した。
至近距離からの砲撃は敵戦車を捉えた。「やったぞ。もっと砲弾を持ってこい。」炎上する
戦車を見たラットーは戦友に向かって叫んだ。ソ連軍が後退した後には、4台の戦車の残骸が
残されていた。

間もなくパヤリが到着した。「ラットー二等兵、来い。」連隊長のラウリ・ハーンテラ中佐が
声をかけると、ラットーは直立した。「あれをやったのは君か?」ラットーは敬礼をして答えた。
「私です。大佐殿。」彼は二等兵としては初のマンネルへイム勲章受章者となった。
2014/03/15(土) 03:19:21.92ID:???
この時期のフィンランドってマンネルヘイムの個人崇拝が進んでたのかな?
いろいろ事情はあったろうけど正直、民主主義国で存命中の権力者の名前を勲章に付するのって、
正気の沙汰とは思えない。キューバのカストロでさえそれはやらないようにしてるのに・・・
2014/03/15(土) 09:02:46.86ID:???
実態は人民を搾取する白色富農政権ですので、正気などそもそも持ち合わせてないのです
一日も早く人民民主主義政府が取って代わらねばなりません
2014/03/15(土) 17:08:08.62ID:???
>>320
>連隊長のラウリ・ハーンテラ中佐が

>「私です。大佐殿。」

連隊長と大佐の混同による誤訳かな?どっちもColonelだからな
連隊長が中佐で師団長が大佐ってけっこう珍しいよね。師団長が准将〜少将くらいはよくみるけど。
2014/03/15(土) 19:56:30.69ID:???
>322
さあ、歴史研究に戻るんだ、同志オットー・クーシーネン。
325名無し三等兵
垢版 |
2014/03/15(土) 21:48:20.65ID:z9P6mMbw
「ラットー二等兵、来い。」と言ったのがハーンテラ中佐。
「あれをやったのは君か?」と言ったのがパヤリ大佐。
でした。
はしょり過ぎてすいません。
326名無し三等兵
垢版 |
2014/03/15(土) 21:55:34.60ID:z9P6mMbw
8月1日、フィンランド空軍第24戦隊はソ連軍の戦爆連合を迎え撃った。オレンジの8番、
ヨルマ・カルフネン中尉の第3中隊7機のブルーステルは、ラウト湖上空で爆撃機を直援する
I-16と交戦し、そのうちの6機を撃墜した。オレンジの4番、ユーティライネン機は、
そのうちの2機を仕留めた。

「12.7mmの威力は凄いな。弾もまっすぐに飛んでいくよ。」意気揚々と報告に向かった
ユーティライネンは仲間に祝福され、戦隊長のマグヌッソン中佐より、准尉への昇進を
告げられた。

後に「ついてないカタヤイネン」として有名になるオレンジの1番、ニルス・カタヤイネン
軍曹も1機の撃墜を記録した。
2014/03/16(日) 13:55:19.59ID:???
お、ヨッペ登場
べらぼうにイケメンなんだよね…
328名無し三等兵
垢版 |
2014/03/16(日) 21:56:24.74ID:omuMKisE
「師団本部からです。」3日、フィンランド第7連隊長ケンピ大佐は副官の差し出す暗号電文を
受け取った。「タイリャ村を包囲する。敵は第142狙撃師団第461連隊の2個大隊だ。」村は
ソ連軍の手によって、半ば要塞と化している。電文を読み終わるとケンピは連隊副官に怒鳴った。
「攻撃だ。村の東方からソ連軍をタイリャ湖に圧迫する。大隊長を集めろ。」遂に陣地を出る時が
来たのだ。

塹壕戦の合間、フィンランド軍第7中隊の陣地では或る者は武器の手入れをし、別の者はカードで
給料を元手に賭けに興じていた。「小隊長と分隊長は集合。」伝令の呼び声が響いた。それが
何を意味するか知っている古参の兵は、カードを片付け始めた。

「中隊はタイリャ村を攻撃する。出発は22時。」第7中隊のE.ティッカネン少尉が集まった指揮官
に告げた。通信機と2名の通信兵、そして対戦車砲と4名の砲兵が中隊に合流した。
329名無し三等兵
垢版 |
2014/03/16(日) 22:23:20.46ID:omuMKisE
ヨルマ・カルフネンは7/4に大尉に昇進してました。かつ、オレンジの6番でした。
330名無し三等兵
垢版 |
2014/03/21(金) 08:34:33.18ID:kRGks3YI
日没を待って、アーヴォ・アホラ大尉の指揮する第2大隊は、前進を始めた。ソ連軍はすぐに
彼らを発見した。照明弾が打ち上げられ、大量に配置された機関銃と半ば地中に埋められ、
トーチカと化した戦車がフィンランド兵を迎え撃った。

「突撃!」ティッカネン少尉を先頭に第7中隊の兵士達は駆け出した。ヴァルデ・ソルサ
伍長は砲火をかいくぐり、真っ先に敵の陣地に飛び込んだ。ヴァイノ・ハマライネン伍長は
ソ連軍トーチカの後方に回り込り、塹壕内で白兵戦を展開した。彼の分隊は30名ほどの
敵兵を倒したが、彼自身も負傷して意識を失った。

4日、フィンランド第2軍団はイルミー街道を制圧した。ソ連軍は陣地を捨て、国境方面へ
後退を始めた。
2014/03/22(土) 19:41:15.38ID:YC9BA5K1
筆まめなハマライネン少尉とは別の人ですか・・・
332名無し三等兵
垢版 |
2014/03/22(土) 22:07:15.09ID:QOAF8ZCB
フィンランド空軍第24戦隊のユーティライネン准尉は、ブルーステルBW-364号機に乗って
地上支援に出動した。「冬戦争のビオラーチ湾以来だ。」ソ連軍機はフィンランドの空から
駆逐されつつあり、空中戦の機会は減少していた。

コルキヨキ付近の街道上にソ連軍の車列を見つけると、彼は急降下して走行中の灰色のバスに
狙いを定めた。「オレンジ4、攻撃を開始する。」12.7mm機銃の一斉射でバスは横転し、火を
噴いた。フィンランド軍機が去った後、戦車2台、トラック20台が煙を上げていた。

フィンランド軍先鋒からラトガ湖西岸までは15kmであり、ソ連第7軍の包囲は間近であった。
333名無し三等兵
垢版 |
2014/03/22(土) 22:13:05.94ID:QOAF8ZCB
別のハマライネン氏です。こちらのハマライネン氏は1944年に大活躍します。
334名無し三等兵
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2014/03/29(土) 10:10:31.30ID:5019hm2H
タイリャ村では、第7連隊第3大隊と第28連隊が村を迂回して南へ進んだ。
ソ連軍の激しい防御砲火の中、フィンランド軍は甚大な損害を出しながらも
確実に進撃し、遂に包囲網を完成させた。

やがてソ連軍の反撃が始まる。第14中隊のアート・クエルヴォ・シッポラ少尉は
包囲網突破を図るソ連軍戦車に遭遇した。「6台の戦車が接近してきた。我々は
地雷で阻止した。」後に彼はこの戦闘についてインタビュアーに語っている。
1台の戦車が爆発した時、中から乗組員が飛び出した。彼らが投げた手榴弾が
シッポラの鼻先で爆発した。彼の隣で若い少尉が戦死した。シッポラはとにかく
撃ち続けた。「戦闘が終わると何台かのトラックが我々の手に落ちた。缶詰、
砂糖、ウォッカ、煙草をみつけて我々は大喜びだった。」と彼は語っている。
2014/03/29(土) 13:24:35.33ID:0TVt71HI
スターリンからの贈り物だね。
336名無し三等兵
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2014/03/30(日) 09:07:33.75ID:Q/drrO9t
サカリ・サンドロース伍長も、戦車に驚く仲間の兵士が逃げた後も踏みとどまり、
機銃掃射を続けた。一部のソ連兵が森を抜けて脱出に成功したが、数百名のソ連兵が
戦死し、約200名が重装備と共に村で降伏した。

フィンランド第7連隊の損害も大きかった。147名がここで命を失い、612名が負傷
した。5日、フィンランド第7連隊はエリセンヴァーラの鉄道分岐点まで進出し、
全軍で一番早くヴィープリ・ソルタバラ鉄道に到達した。駅には数台のソ連軍T-26
戦車が待ち構えており、激しい銃砲撃を浴びせてきた。
2014/03/30(日) 22:21:54.23ID:SOCYWX1M
強制ID制仮導入ノ是非ヲ問フ投票ヲ4.19ヨリ決行セリ!総員参加セヨ!自ラノ意思ヲ示ス戦ヒニ!

【4/19〜4/25までの期間、強制ID表示の是非を問う再投票を行います】

議論中失礼いたします。
皆様お気付きのように3/19に、軍事板では任意ID制から強制ID制への変更が行われました。
今回の導入は飽くまで仮導入のため、実施一ヶ月後に是非を問う投票を行います。

投票当日に向けての議論は現行自治スレにて、自治スレ他で指摘された強制ID制導入
に伴うメリット・デメリットのまとめはまとめウィキにて行っています。

自治スレッド53(ID強制表示本採用投票4/19予定)
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1395286401/

軍事板強制ID制メリット・デメリットまとめWIKI
http://idtroops.wiki.fc2.com/

これらを参考に、強制IDに賛成の方も反対の方も共に、投票による意思表示をお願いします。
338名無し三等兵
垢版 |
2014/04/01(火) 19:47:24.20ID:uK2OkUjz
「森の端まで後退しろ。」偵察に参加していたシッポラは、木々の間に逃げ込んだ。
やがて対戦車砲が到着した。彼は前進するソ連軍戦車と砲火を交えた。シッポラも
ライン振るを構えた。「弾がなくなるまで撃ち続けた。だが戦車には全く手応えが
無かった。」しかし、対戦車砲と集束手榴弾により、最後にはソ連軍戦車は駆逐された。

戦いの後、第7連隊は師団予備となり、2日間の休養が与えられた。今やタイリャ連隊が
彼らの愛称となった。兵士達は歓声をあげた。後方に下がると兵士達はサウナで戦塵を
落とし、軍団軍楽隊の演奏を楽しんだ。音楽会の間、ロッタの一団がコーヒーとビスケット
を兵士達に配った。
2014/04/01(火) 21:53:41.79ID:DmPndV7k
フィンランドなら、やっぱりサウナですな。
2014/04/02(水) 10:10:50.15ID:biJvwzA4
ロシア人もサウナ大好きなんだよな

ロシア人も基本森の民でキノコやベリーとか大好きだし、厳寒にも慣れてるはずなんだけど、
どうしてこんなふがいない戦いぶりになっちゃったかな?
2014/04/02(水) 10:19:42.27ID:NpTJs5lQ
>>340
>>キノコやベリーとか大好き
やっぱとことんクマだなアイツラ

冬戦争ならロシア側の苦戦は単なる準備不足
侵攻すれば即手を挙げると思って防寒装備とか何も用意してなかっただけ
粛清直後で軍内ガタガタだったし
2014/04/02(水) 14:47:18.73ID:pteCSuUZ
準備不足と言うが、フィンランドに初期に兵力50万、装甲車両2500、火砲2000門投入しているし、冬季装備も装備されていた。

あれほど凍死者を出したのは、モッティ戦術によって燃料の補給が激減したのと、その年の冬が例外的に寒かったことだ。
2014/04/02(水) 15:56:56.53ID:ZskifC/u
ソ連でも南の方出身の兵が投入されたんじゃなかったっけか
まあ冬戦争の動画見たら分かるけど、厳冬なんてレベルじゃない戦場
その中で奮闘するフィン軍は、当時の海外新聞でも風刺漫画が描かれるくらいチート部隊だったみたい
2014/04/02(水) 16:45:08.88ID:VR7T4LKi
>342
>冬季装備も装備されていた

有りません。
ソ連兵はコート姿で、冬季装備ではありません。

しかも、1939-1940年の冬は最初は、平均気温よりも温暖でした。
そこへ凄まじい寒気が来まして・・・嗚呼。
2014/04/02(水) 17:47:44.23ID:pteCSuUZ
支給されるのは夏服で、
冬季装備でなく個人所持の防寒装備だったらしいですね
2014/04/02(水) 18:41:44.02ID:ZskifC/u
まあフィン軍も個人でバラバラの防寒装備だったわけでw
2014/04/02(水) 19:45:33.36ID:hSNEuKr8
そこらへん地元と他所者の差で防寒対策に大きな開きが
2014/04/03(木) 11:49:24.38ID:czJCaG55
実家が最前線の近所で、ちょいちょい家に帰って着替えたりメシ食ってたフィン兵もいたと聞く
実家が遠い人はロッタが何くれとなく気を配ってたんじゃないかな
2014/04/03(木) 20:02:41.01ID:2W+tvbcg
>>348
なんかちょっとイカした話っぽくなってるが、そいつら大半戦後は難民の憂き目だから…
継続戦争で帰還できたと思ったら、再度難民と踏んだり蹴ったり…
350名無し三等兵
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2014/04/05(土) 09:11:29.40ID:1sW0MxtJ
ソ連第23軍司令部に前線から至急電が届いた。室内は将校の怒鳴り声や鳴り響く電話で
騒然としている。「チリマキとオカンマキの防衛拠点が陥落した。」司令部員の間に
同様が走った。「反撃は中止だ。第198自動車化狙撃師団に第142狙撃師団と合流して、
フィンランド第2師団を阻止させるのだ。」

ソ連第49戦車連隊のゴルシュコは戦車と共に後退していた。ガソリンの残量が気になり
始めた頃、彼は友軍のトラックの列に出会った。彼は第2中隊のセムキン中尉の姿を
見つけた。二人は再会を喜んだ。

ラトガ湖畔へ後退中のソ連軍は、ソルタバラ付近に圧迫されつつあった。旧国境へ向けて
進撃するフィンランド軍の背後に残されたソルタバラは、今となっては戦略的な重要性は
薄れていたが、フィンランドにとっては政治的に価値のある町であった。フィンランド軍は、
ソ連軍の殲滅よりもソルタバラの解放を優先させた。
2014/04/05(土) 16:48:17.32ID:jOjs1eUm
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ご興味のある方は是非御覧くださいm(__)m

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352名無し三等兵
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2014/04/06(日) 08:15:30.26ID:lJlXcT1c
6日、フィンランド軍は得意のモッティ戦術でヴィープリ・ソルタバラ鉄道を遮断した。
その結果、ラトガ湖西岸のソ連軍は3つに分断された。「我々は第7軍とも左翼の第23軍とも
連絡を断たれたようだな。」ソ連第168狙撃師団長ボンダレフ大佐は師団司令部、第71狙撃
師団第367連隊、第74偵察大隊、第230砲兵連隊、第115師団第708連隊と共に包囲された。
ハイトラ北東方では、第142狙撃師団と第198自動車化狙撃師団が孤立し、その他種々雑多な
部隊がケスクゴルム付近に取り残されていた。

「第2軍団からの報告です。第18師団はインキラでヴィープリ・ソルタバラ鉄道に到達。」
ミッケリのフィンランド軍総司令部には各地からの報告が続々と届けられていた。
司令部要員が巨大なテーブルに広げられた地図上の部隊の所在を示す旗を移動させる。
「第10師団の進撃の進捗は?」マンネルへイムは第15師団と第18師団の中間を進む、
シフヴォ大佐の部隊の所在を尋ねた。同師団はカキサルミ・ハイトラ鉄道を目標に
攻撃を続けている。「第10師団はハイトラを解放しました。」参謀の返答は
マンネルへイムを満足させた。ソ連軍の後方は遮断されたのだ。

マンネルへイムはラトガ・カレリア方面に目を転じた。「第2猟兵旅団の偵察隊の
報告によると、アグラ湖方面のソ連軍は陣地を放棄して東へ後退している模様です。」
この方面には既にラップランドからドイツ第163師団が来援している。「追加兵力を
投入しよう。」7月20日以来前線から引き揚げられ予備になっていた第11師団に
移動命令が起草された。「ドイツ第163師団と我が第1師団の間に投入するのだ。」

フィンランド軍は、後退するソ連軍を追うと共に、包囲網に取り残された強力な
敵軍にも対応しなければならなかった。マンネルへイムは、ラトガ湖西岸制圧のため
新しい司令部機能の必要性を直感した。彼の右腕のアイロ少将は即座に意図を察し、
第2軍団から第2師団、第7軍団から第7師団、司令部予備から第9師団を抽出し、
第1軍団を編成した。
2014/04/06(日) 17:38:57.15ID:12LLgdcy
好きでモッティやってる訳では無いからなあ・・・
さっさと殲滅したいからね。

もっと兵力が有れば・・・
354名無し三等兵
垢版 |
2014/04/08(火) 23:55:50.98ID:whXr4jtU
9日、フィンランド第10師団の先遣隊がラトガ湖に達するとソ連第198自動車化狙撃師団と
第142狙撃師団も包囲された。

フィンランド第2師団には新たに編成された第1軍団に所属し、北方のソ連軍橋頭堡を攻撃
するよう命令が降りた。ケンピの第7連隊は次の戦場に向かって行軍を始めた。
フィンランド軍の機械化は遅れていたため、歩兵部隊は徒歩で移動しなければならなかった。
「2日で30マイルだ。強行軍だな。」ケンピは転出したポロン少佐の後任で冬季オリンピック
選手の第1大隊長エイノ・クヴァヤ少佐と共に歩いた。道ばたで疲れきった兵士の一人が
機関銃にもたれかかって涙を流していた。ケンピは彼の傍に寄って煙草を差し出した。
その兵士は中年というより初老に近い老兵であった。「我々は拷問に耐えているのではない。
奪われた故郷を取り返しているのだ。」ケンピは彼を立たせると、老兵の弾薬と交換銃身の
ケースを持って、再び歩き始めた。
355名無し三等兵
垢版 |
2014/04/13(日) 14:24:20.43ID:XPuLg/lk
南の橋頭堡内のソ連第142狙撃師団と第198自動車化狙撃師団は、海軍の支援により
湖上への脱出の機会を伺っていた。これを掃討する任務はフィンランド第10及び
第15師団に与えられた。

10日、ソ連第23軍は増援の第265狙撃師団をライサーラへ派遣し、包囲網の解囲を
試みた。第265狙撃師団は7月11日にモスクワ軍管区でNKVD要員から編成された
ばかりでだった。兵力は定数の50%以下の5539名である。先発の第951連隊の兵士は
列車から降りるや否や前線に向かった。

偶然にも九葉中のフィンランド第18師団は同日進撃命令を受領していた。ソ連軍が
インキラで攻撃を開始した時、その僅か5km西で待機していた同師団は、素早く
後方に回り込みその補給路を断ち切った。ソ連第265狙撃師団は南方へ退却した。

11日、フィンランド第15師団はハイトラの鉄道分岐点を占領した。ただちにコラー川
から装甲列車2号が呼び寄せられ、列車砲中隊はソ連軍に猛砲撃を浴びせた。
2014/04/13(日) 15:03:14.62ID:5iRsj6+j
>355
>海軍の支援により

T-28やT-34の砲塔を載せた砲艦かな。
2014/04/14(月) 09:48:40.34ID:hblCBxLw
ソ連軍はラドガ湖に水上兵力を配置してなかったのかとず〜っと思ってたんだが
置いていたのか。
2014/04/15(火) 16:45:40.19ID:FImn768z
>357
例によって、何隻かをフィンランド軍は捕獲して使用してるよ。
2014/04/19(土) 18:21:59.76ID:oDJ31SLQ
4/19〜4/25までは、軍事板強制ID表示の制式採用の可否を問う選挙期間です。

投票所はコチラ。
軍事板強制ID制式採用投票スレッド
http://nozomi.2ch.net/test/read.cgi/vote/1397822163/l50

議論スレはコチラ。
自治スレッド54(ID強制表示本採用投票4/19-25)
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1396337551/

議論まとめや参考データはコチラ。
軍事板強制ID制メリット・デメリットまとめWIKI
http://idtroops.wiki.fc2.com/

皆様からの投票、お待ちしています。
2014/04/19(土) 18:48:16.52ID:oDJ31SLQ
4/19〜4/25までは、軍事板強制ID表示の制式採用の可否を問う選挙期間です。

投票所はコチラ。
軍事板強制ID制式採用投票スレッド
http://nozomi.2ch.net/test/read.cgi/vote/1397822163/l50

議論スレはコチラ。
自治スレッド54(ID強制表示本採用投票4/19-25)
http://toro.2ch.net/test/read.cgi/army/1396337551/

議論まとめや参考データはコチラ。
軍事板強制ID制メリット・デメリットまとめWIKI
http://idtroops.wiki.fc2.com/

皆様からの投票、お待ちしています。
2014/04/25(金) 09:51:00.63ID:7ZRM9jz8
そろそろ保守しておこう
362名無し三等兵
垢版 |
2014/04/26(土) 08:06:38.46ID:XAUKSTpG
ソルタバラへ向かう街道は遺棄されたソ連軍の車輛で塞がれていた。
12日、フィンランド第7師団はソルタバラへ到達した。犠牲者を
抑えるため兵士達は煙幕に紛れ、姿勢を低くし、慎重に進んだ。
市街への損害を避けるため砲撃も必要最小限に限られた。ソ連軍は
文字通り死ぬまで抵抗した。

ソ連軍はフイスコンニエミ半島に立て篭ったが、フィンランド軍に
とって2個師団もの大軍を殲滅する事は容易ではなかった。カレリア版
ダンケルクが始まった。ソ連軍は艦船を掻き集め、橋頭堡に閉じ込められた
部隊の救出を始めたのだ。

フィンランド空軍第24戦隊のルーカネンは船団攻撃に出動した。20隻もの
各種船舶が眼下に見えた。「僚機と代わる代わる銃撃を行ったが、目立った
損害は与えられなかったと思う。」彼は回想している。フィンランド軍機は
余りに少な過ぎたのだ。
2014/04/27(日) 17:42:19.80ID:DNxQQaPW
戦闘機の銃撃ではしょうがないね。
364名無し三等兵
垢版 |
2014/04/27(日) 20:39:25.50ID:BmqGCmCR
14日、ソ連第49戦車大隊のゴルシュコは連絡将校として、第168狙撃師団司令部を訪れた。
橋頭堡内では撤収作業が進んでいた。フィンランド軍の砲弾が炸裂する中、トラックや兵士の
列が港へ向かっている。黒いタールを流したような黒煙が幾筋も立ち上っていた。

「こちらへどうぞ」案内の兵士の後に続いていくと、地下壕には2人の将校が座っていた。
「ここでお待ち下さい」兵士は姿を消した。彼が煙草を取り出すと、先客が応えた。
「ここは禁煙だ」暫く待たされた後、彼は師団参謀のS.ボルシェフ中尉と面談した。
「君の大隊は残った戦車を破壊した後、人員は乗船して移動して欲しい。桟橋はここだ。」
中尉は地図上の一点を指した。

15日15時10分、フィンランド第30連隊の兵士が市庁舎に青い軍旗を掲げた。540名の
ソ連兵が投降し、残りは脱出した。こうしてソルタバラは解放された。フィンランド
第7師団には1週間の休暇が与えられた。「野戦郵便局も到着するから手紙が出せるぞ。
理由が有る者は故郷に帰ってもいい。先任軍曹に申告させろ。」コルピ中尉は、中隊の
将校達に伝えた。
2014/04/27(日) 23:28:30.99ID:he9m5Dng
>>363
撤退中の艦船なんて甲板上は修羅場になってそうだがw
2014/04/28(月) 10:22:35.12ID:8X87vKki
確かスターリングラードという映画でもソ連軍が
輸送艦に銃撃されて凄い事になってたな
367名無し三等兵
垢版 |
2014/04/29(火) 08:38:10.57ID:9L14B8+5
満足な装備も訓練もないままにラトガ・カレリアの前線に投入された
第3フルンゼ人民武装師団では、前線に到着するまでに多くの兵士が
負傷や病気のため戦列を離れている。

「英雄になって勲章をもらおうと思っていたのに、穴掘りと移動ばかりの
毎日だ。」軍楽隊出身の伝令兵、アレクサンドル・ネブスキーが軽口を
叩いた。「司令部員は気楽でいいな。」包帯を巻いた、同じレニングラード
工科専門学校出身の仲間が冷やかした。義勇兵達は学校の教室や工場の
職場から参加したので、皆顔見知りだった。将校が部下に丁寧語で指示する
のも、兵士が将校に軽口を叩くのも日常であった。しかし、戦争は気楽な
ものではなかった。不慣れな兵士達は次々とフィンランド軍の銃弾の餌食と
なり、16日には冬戦争タイパレ戦のソ連邦英雄、師団長ネトレバ大佐までもが、
フィンランド軍の砲撃により重傷を負って後送された。
368名無し三等兵
垢版 |
2014/05/03(土) 20:06:21.49ID:32HTz0yS
17日、ラトガ湖畔のソ連軍橋頭堡は幅12km、深さ10kmにまで圧迫されていた。
ソ連軍は海軍と空軍のありったけをつぎ込んで、脱出作戦を展開した。負傷兵、重資材、
歩兵部隊が次々と船に乗り込んでいった。ゴルシュコは戦車を爆破した後、幸いにも
移動中の砲兵部隊に合流して港に到着した。フィンランド軍が迫っており、港でも砲弾が
炸裂していた。「乗船許可願いたし。最後の砲も破壊した。」擦り切れた軍服を着た
砲兵将校が命令書を提示した。

「師団参謀の命令なんだ。車を船に積んでくれ。苦労してここまで運んだんだ。」
1台の乗用車を前に兵士達が押し問答をしていた。「駄目だ。船はもう一杯だ。何一つ
敵の手に渡すわけにはいかない。この場で爆破する。」なおも抗議する運転兵は
桟橋へ向かう兵士の列に押し込まれた。検問所の兵士はボンネットを開けると、
手榴弾を放り込んだ。

ソ連軍は必死の抵抗を見せ、フィンランド第2師団の前進は阻まれた。砲艦ウィラ、
ブレヤ、オレクマらの支援の元、掃海艇と輸送船が兵士を収容していた。水面にも
盛んに水柱が立ち上がっていたが、ソ連兵の乗船は続いた。艀が岸壁を離れ、
ソルタバラの町が小さく見えた時、ゴルシュコはようやく生き残った実感に安堵した。

2万6千名の将兵、砲155門、機関銃178挺、車輛800台、そして5千頭の馬匹が海路
撤収した。最後の船が桟橋を離れた後フィンランド軍に残されたのは、砲40門、
戦車8台、車輛310 台、トラクター35台、死んだものも含む1500頭の馬匹だけであった。
2014/05/04(日) 00:07:02.81ID:x4JJYkEn
>368
>砲艦ウィラ、ブレヤ、オレクマ

どんな艦だろう?
370名無し三等兵
垢版 |
2014/05/04(日) 10:00:21.55ID:RyKxAjja
こんな感じだったようです。
http://alternathistory.org.ua/ladozhskie-linkory
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