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新政府による時代、明治が始まり
西欧より入ってきた通信手段が広まり始めた折も折
一人の芸者が打った、簡にして意を尽くした名文として
これもまた当時広まりつつあった新聞によって広く知られ、当時の流行語になると同時に
電報普及に一役買うこととなる
小勝は西南戦争時、熊本城に籠城し兵たちの看護にあたる

この小勝に恋をし、言い寄った巡査があるも
小勝は種田少将のことが忘れられぬとことわり、襦袢をその巡査に渡す
その巡査は後に制服の下に襦袢を巻いたまま西南戦争で戦死したという話も伝わる
当時官軍方の指揮官だった人物の縁戚に連なる自分は薩摩そのものにはあまり良い印象は持たない
が、サムライとして立ち上がったその心意気は理解できないものではない


「武士の名誉は、一に戦死、二に負傷、三に生還」

薩摩武士の格言