孤立主義の米国では防衛からかけ離れた長距離爆撃機開発の承認を得にくいため陸攻的沿岸防衛任務は開発費の議会承認を得る為の口上の意味合いが強い。
またその口上を措いたとしても敵艦隊を遠方で迎撃するのにエンジン4基が必要なペイロードを要求されていた事に変わりない。
B-17のノルデン照準器をもってしても、激しく回避運動して未来位置が予測できない水上艦に爆弾を必中させるのは不可能に近く、対艦爆撃は編隊一斉投下の公算爆撃が基本。

第二次大戦でのピンポイント爆撃は低空低速で爆弾を「置きにいく」ことで、低空で機動性が高い機種でないと無理。