更に踏み込んだ妄想。戦闘機の分散を避けるために、3F全体でガ島に接近するシナリオ。
翔鶴・瑞鶴
零戦 54機:対機動部隊1次攻撃隊護衛に27機(待機)、2次攻撃隊[orガ島攻撃隊or艦隊直衛予備]に27機
97艦攻36機:対機動部隊1次攻撃隊に18機(雷装待機)、索敵[or2次攻撃隊orガ島攻撃隊]に18機
99艦爆54機:対機動部隊1次攻撃隊に36機(待機)、2次攻撃隊[orガ島攻撃隊]に18機
龍驤
零戦 24機:全機 艦隊直衛
97艦攻 6機:索敵&予備兵力
この体制で3F全体でガ島に接近するなら、ガ島爆撃隊の規模は概ね以下の通り、だろうし、
龍驤単体でガ島爆撃するより、遥かに効果的な爆撃ができるだろう。
97艦攻18機(25番x3?)+99艦爆18機+零戦護衛18(ガ島基地機は30機程度、との事前情報あり)
更に、ガ島爆撃隊が出撃後に敵機動部隊を発見するとして、3Fの残存兵力は以下の通りだから、
一次攻撃隊に、関隊長の艦爆隊のみならず村田隊長の雷撃隊を加えることも可能、
護衛の零戦も史実の10機から18-27機レベルに増やせるから、被害を小さくすることも期待できる。
翔鶴・瑞鶴:零戦 残36機、97艦攻残18機、99艦爆残36機
史実[第一次攻撃隊の零戦10機に対し、被害 艦爆17機/零戦3機]
つまり、第二次ソロモン海戦で艦爆隊をすり潰した真の要因は、龍驤分派に伴う零戦の分散、
と考えることができる。
「敵機動部隊に備えつつ」とのGF命令が出てるのに、史実で村田艦攻隊が(雷装)待機してないあたり、
草鹿のミッドウェー戦訓はいったい何だったのか、極めて不思議。
奥宮は、「とっさに準備した攻撃隊だったので、雷撃隊が間に合わなかった」とあっさり書いているが、
第二次ソロモンで戦果拡大できなかった要因は、村田艦攻隊を(雷装)待機しなかったことに尽きる。
布留川大尉たちの工夫と訓練の結果、真珠湾時点で水平爆撃の動的に対する命中率は33〜45%だったとか。
9機編隊の命中率は、下限の33%で試算すると、1-(1-0.35)^9≒98%。
これぐらいの命中率が期待できるなら、雷装待機ではなく九九式八〇番徹甲爆弾の爆装待機策もありかもね。
150mm鋼板を貫通可能だから、機関室や燃料タンク、格納庫付近で爆発させることも期待できそうだし。