>>854の続き
つまり、高橋参謀の個人的な見解は
「6月3日頃からの日本側緊急電報(反復放送)に米側が気付き、」
6月4日以降は米機動部隊の無線封止が徹底されたのではないか。」
ということです。

この見解が事実だったとしたら、
米側は、未だ米機動部隊がポイントラックに待機している段階で、
「その存在を日本側に察知されたようだ。
即ち日本機動部隊への側面からの奇襲は、ほぼ不可能となった可能性が高い。」
と情勢判断すべきでしょう。

ニミッツ長官の「計算されたリスクの原則」その他に従うならば、
米機動部隊の作戦中止・撤退は当然として、
ミッドウェー配備のPBY、B-17もハワイへ 全面撤退となったはずです。