アメリカ一辺倒が危ういのは、中国国民党や南ベトナムなどの歴史事例を紐解けばわかることだ。

 習近平はモスクワの大学における講演で、日中戦争で中国軍がソ連の援軍下で日本と戦ったエピソードを持ち出し、
第二次大戦の戦勝国同士の歴史的連帯を呼びかけた。しかし、ロシア側の反応は冷ややかだった。
 今回の共同声明でも、中国側が求めた第二次大戦の歴史認識に関する文言をロシア側が受け入れなかったほか、
主権や領土などの「核心的利益」を相互に堅持するという表現に関しても、ロシア語のテキストでは、12年の共同声明から、
それまでの「根本的利益」(korennye interesy)という表現から「枢要な利益」(kliuchevye interesy)という一般的な表現
に置き換えられている。中国に言質を与えない工夫だ。
 ロシア政府関係者によると、中国側から、尖閣問題と北方領土問題において対日共闘を何度も呼びかけられたが、
ロシアはそれに応じず、日中関係に関しては今後も中立的な立場を維持していくという。

日露首脳会談 対日関係を強化したいプーチン 中露蜜月は見せかけ
2013年04月26日(Fri)  兵頭慎治 (防衛研究所米欧ロシア研究室長)
http://wedge.ismedia.jp/articles/-/2748?page=2

近年のアメリカは日米同盟から米中同盟・米韓同盟にシフトしつつあるということがよく言われているが、
日本としては万一に備えて日露関係を強化しておくのが望ましい。そしてそのためには、
冷戦時代に吹き込まれた西側の反ソ・反露ネガキャンプロパガンダを一掃することが大切だ。
玩具屋でドイツ軍の模型はずらりと並んでいるのに、赤軍のそれはサッパリなどという状況は異常だ。
ナチスドイツを撃破したのは米英ではなくソ連だと、歴史を正しく学んでもらおうと思い、このスレを立てた。

ソ連は米英抜きでもドイツ軍に勝てたことは1941年12月のモスクワの戦いで証明済み。これこそ第二次世界大戦
における最大の転換点と言っても良かろう。だがそれでも強いてアメリカの支援ガーを言い立てるアメポチには、
アメリカがソ連に送ったレンドリースの過半数は太平洋経由であり、そしてそれは日本がドイツの誘いに
乗らず日ソ中立条約を遵守し続けたからという論法で返してやればいい。