・マリアナ沖海戦で「米軍機もさほど練度が高くはなかった(にもかかわらず日本軍は大敗した)」という
記述があり、その根拠として44年6月20日の攻撃帰還時に80機が失われたことを挙げているが、これは夜間着艦となったことや
攻撃距離が遠かったことによる燃料切れが要因であり、搭乗員の練度とはほぼ無関係である
(現在では管理人はこの記述をこっそり削除している)。
・損失比が約1:2というのは、ランチェスター法則で説明のつく範囲内の損失比である。
よって零戦が「性能が劣っていた欠陥機」であることの証明にはならない

・97式中戦車をドイツ軍の重戦車等と比較して貧弱だとしているが97式中戦車の主戦場は中国大陸であり、
対中国国民党軍相手では必要十分な性能で大きな戦果を挙げている。また、M4戦車に惨敗したかのような記述があるが
97式中戦車とM4との「戦車戦」はほんの数例しか生起していないのが現実である。その数少ない交戦時に97式中戦車は
近接射撃で複数のM4を撃破している。
・戦艦ビスマルクと大和について魚雷を受けた際の浸水量を比較し「ドイツの建艦技術は日本よりも優秀」という趣旨の
記述があるが、ソードフィッシュ艦攻がビスマルクに命中させた魚雷と米潜水艦が大和に命中させた魚雷は全くの別物であり
後者の方が3倍ほど炸薬量が多い。