そっとプロジェクト@Wiki - 読書_失敗したアメリカの中国政策
http://www19.atwiki.jp/sotto_project/pages/62.htmlより
もしもスティルウェルが軍隊を改革し、戦闘力の充実した九十個師団を創設することができたなら、
中国の運命は変わったものになっていただろうか。 大佐時代に戦略事務局(OSS)のゲリラ部隊長としてビルマで勤務していたことのあるウィリアム・R・ピアーズ将軍はこう書いている。

「わたし自身は確信しているが、 もしスティルウェルの、中国地上部隊を装備し、編成し、訓練する計画が完全に実施されていたら、
日本の歩兵部隊が一九四四年に華南の空軍基地を蹂躙することはできなかっただろうし・・・対日戦終了後、中共部隊がその目的を達成することもできなかっただろう 」

  アジアが西欧の思いのままになるようなものだったら、この仮説通りになったかもしれない 。しかし、スティルウェルのであれ、だれのであれ、 「改新の構想」は外から押し付けることはできないものなのだ。 国民党の軍事構造は、それがよって立つシステムの改革なしには、