一応擁護?のために書いておくと、日中戦争を中国側がはじめたと言うのは(少なくとも日本側
に侵略意図はなかった)岡崎久彦氏とか秦郁彦氏のような確かな?筋も書いているので間違い
はないかと。

盧溝橋事件もすぐに現地で停戦協定が結ばれてるし、広安門事件や廊坊事件の際の日本側の
対応も自制的だった。
華北の小さな諸事件には中共の挑発もあったようだけど、華中の第二次上海事変はどう考えても
国府軍による計画的な大規模攻撃だった。

戦後の日本ではアメリカの反共政策に同調しなければならない手前、蒋介石政権への非難は控えられた
から、保守陣営の中でも第二次上海事件日本側主謀説(東京裁判の田中隆吉のやつね)で終わりにしてしまった
人は多かった。

そういった状況に一石を投じたと言う意味でも別宮氏の言論の意味もあったのかなと思う。