>>362
戦後の植民地独立の趨勢のなか、アメリカは独立するアジアに好意的に対応し、欧州に冷淡だった
その結果、インドネシアやビルマなど多くのアジア諸国とは、無難な関係を結ぶことに成功した
ところが、ベトナムでは大外れだった

一つには、民族自決は日本軍が敷いたレールでもある点が、アメリカにはどこか居心地悪いものだった
だから「冷戦」という新たな問題を優先する自己主張を、ベトナムの主張を無視して適用できたわけだ

だがそれは「フランス傀儡政権の支持」であり、植民地主義の追認に他ならなかった
それを無視する「無神経さ」が、植民地帝国主義のポジションにアメリカをひきずりこんだ