【質問】
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 A-10の伝説;

・対空砲火の中に飛び込んで,全機被弾し,全機無事に基地に帰って来た
・エンジンを片方失って,普通に基地に帰って来た
・エンジンどころか主翼を片方,ミサイルにもぎ取られたのに,普通に飛んで基地に帰って来た
・地上からミサイルに狙われたら,A-10がすべき事は回避する事ではなく,GAU-8で返り討ちにする事
・湾岸戦争では70機が被弾したが,そのうち撃墜に至ったのはわずか6機
・ルーデル神の加護と祝福と魂が憑いている
――――――
 これはどこまで本当なんですか?

 【回答】
 A-10伝説は生温かい眼で見守ってあげて下さい.

 A-10だろうがSu-25だろうが,被弾した時点で任務を続行できるわけがないでしょ.
 実戦でのA-10は,高い生残性が評価される一方,被弾率の高さはさすがに問題になっている.
 片翼が云々ってのは初耳なのだが,F-15の事例ではなく?

 つーかA-10は湾岸戦争では,SA-13ごときに連続で撃墜されて,F-111に任務を代わってもらってたよな.
 それに湾岸でもイラク戦争でも,まともな大型SAMがあらかた他の機体に消し飛ばされてからでないと,まともに活動できてなかったしさ.

 A-10はあくまで「最強のCOIN機」だからな.
 弱いもの苛めには超強力だけど,まともな対空装備があると鴨扱いされる.
 今の米軍は人命の値段高すぎだからなおさら.