アリソンは7万機つくられた。陸軍の研究資金でベンチャー企業20人というから、ダメエンジン。
米国はさいしょからマーリン買っておけば資材のムダがなく良かった。

がんらい、一次大戦後の大馬力エンジンはせいぜい400馬力、仏製イスパノスイザで占められていて
そこへ500馬力や600馬力、700馬力の空冷のアメリカエンジンはちょっとした新技術だった

アメリカの大馬力のエンジンは民生の旅客機を市場として見込んでいたから
とにかくメンテをらくな空冷で、より大型の輸送機をつくりたいというものだ
もしP51がツインワスプ空冷を搭載していたら、振動もなくもっと発展していたのだろう

イスパノスイザは旧式だが実績あることからソ連は1100馬力にして使い続けたが
フランスが対戦でまけて頓挫した頃からこの分野では液冷王国イギリスが一強となった。

ドイツは航空機は禁止されていたから再軍備で国産できるまではRRケストレル輸入して使っていた
まったく蓄積もなく、かぼそい糸といえるだろう。ハインケル博士は、エンジンでは英国に敵わないと言ってる