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>関東軍とか為す術もなく殲滅された訳なんだが

英国のウィンストン・チャーチル首相は、日本を降伏させたのは、米国の原子爆弾ではなく、
ソ連の参戦であったと指摘したことがあった。ロシアなら小学生でも知っているこの見方は、
欧米諸国では忘れ去られている。「核兵器に関する5つの神話」の著者である英国の歴史家
ウォード・ウィルソンが論文のなかで、「米国が4年かけて出来なかったことを、スターリンは
4日間でやってのけた。」と書いたとき、欧米諸国の多くの読者が驚くというのも、そのような背景がある。
彼は、太平洋での戦いに終止符を打ったのが原子爆弾であるという意見を実証的に否定している。
当時、米国の「空飛ぶ要塞」は日本の数十都市を焼け野原にしてしまっており、数十万人の日本人
が犠牲となった。日本の指導部はしかし、それは国民を一つに団結させ、抵抗への意志を強化
するものだと考えた。それゆえ、1945年8月6日、日本の指導部に大きな衝撃はなかった。ただ、
8月8日、昭和天皇が原爆投下に関するより詳細な報告をお聞きになられた際、「もし敵国がそ
のような兵器を使用するならば、戦争継続は不可能」とおっしゃられたが、「より有利な条件を引
き出すためなら、即座に停戦することもなし」と付け加えられた。
そのような雰囲気は8月9日、ナガサキに原爆が投下されてからも変わらなかった。
大きな転換点となったのは、それと同じ日、鈴木貫太郎首相が最高戦争指導会議臨時会合で、
「本日朝のソ連による参戦は、我々をして出口のない状況におかしめ、さらなる戦争継続を不可能
とした。」と明らかにしたことだ。
満州におけるソ連軍の快進撃こそが、8月14日、昭和天皇が降伏を承諾された背景にある。
日本軍はそれでも反撃の準備をしていたが、ソ連軍の満州および朝鮮での快進撃を背景に8月19日、
無条件降伏を発することになった。つまり数十万人の民間人が犠牲になった原爆投下ではなく、
ソ連の参戦こそが戦争終結に結びついた。

核なき世界のため ヒロシマとナガサキへの原爆投下の原因について嘘をつくのをやめなくてはならない
http://jp.sputniknews.com/japanese.ruvr.ru/2013_08_06/119189023/