新軍事板書籍・書評スレ 73 雑談禁止 [無断転載禁止]©2ch.net
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戦記、戦史、回想録、安全保障、危機管理、兵法、エトセトラ。
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架空戦記総合スレ87
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前スレ
軍事板書籍・書評スレ 71 [無断転載禁止](c)2ch.net
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雑談 ↓
軍事板書籍・書評スレ 72
http://echo.2ch.net/test/read.cgi/army/1463302379/ 基本ならグデーリアンの「電撃戦」とマンシュタインの「失われた勝利」ではないか?
マンシュタインは研究書が出たし、グデーリアンも論文集出たし、
それら情報補完/修正すれば現代でも通じる。 夏だし、暑いしw
まぁ、おまえら、少し気分転換しろ!
お山のオカルト置いとく。
ちょっと気色悪いけど・・・
★山霧の巻くとき(山岳ホラー)★
http://slib.net/71604
上松煌 作
(プロフィール) http://slib.net/a/21610/
最後のほう、グロ注意?!! 今日発売予定の中公新書「改訂版地政学入門」が近くの書店に置いてなかった
もしかして発売が遅れてる? 私が思うに
もし、今でも帝国陸海軍が健在だった場合
命知らずの若者をいっぱい育てた結果
これを使って政府に深く干渉し
結果、現代の科挙制度のような
東大法学部に代表される高学歴
司法試験や上級公務員試験によって日本を指導する人選
人員を選別する制度にはならなかった可能性があると思ふ。 ま、軍そのものがそう言ったエリート階級とは対極の位置にあり、貧民(農村の大多数)が成り上がるためのほぼ唯一の解だったからな
現代でも教育には金が掛かるのは周知の事実だが、戦前は教育自体に掛かる金よりも、働き手と期待できる年齢になっても働いてくれないマイナスの方がリアルだった訳だし
軍学校に進めば授業料は払わなくても良く、かつ給与が与えられる
士官になれば位階も与えられ宮中席次も自動的に決定される
頑張る気にもなる >ま、軍そのものがそう言ったエリート階級とは対極の位置にあり、
陸大出の軍人はエリートであり陸軍省や海軍省などの官衙は平成の言葉で言う岩盤化していた
大正リベラル思想もってして軍人の地位が低いを述べる人が居られるが昭和バブルの平役人(地方公務員)をもって貧民と言うが如し 本当の金持ちエリート層は、帝大いって官界入りルートだからな
ガチ貧民だと中学校どころか、尋常小学校すら中退なんで、中学校にいける程度に
金はあるが、帝大へいくだけでの金はない層の成り上がりルートだったな 帝国陸軍は将校が兵隊より背が低い世界史上希な軍隊。
貧乏人が栄養失調になるほど猛訓練するとこで、
金持ちはアホらしくて行かないよ。 アホか
入営前の兵隊の大半は第一次産業従事者
朝から晩まで重労働やって鍛えた兵に知識階級の子弟のもやしっ子が総体で敵うわけ無いだろ ヨーロッパなんかは貴族(将校)階級と下士官兵階級ではあからさまに体格が違うな
遺伝の骨格と飢えずにしっかり食えるってのはデカい いまは子供の貧困や運動時間の二極化が起こって、
健民運動からだいぶ遠くなっちゃったね 戦争めしって言う漫画読んでたら
ブーゲンビル島の第6師団の兵士、一人一日に肉160グラム配給ってのがあって
ちょっと驚いた。まあ規定がそうであってその後配給されなくなるんだろうけど。
驚いたのはそこじゃなくて
たしかドイツ軍も肉160グラムってのが規定の量のはず。
肉の量もドイツ軍(プロイセン軍)参考にして決められたんかな。 陸軍の規定では1日150gの大和煮の携帯缶詰一個支給のハズ
160gなのは民生品だから…なのだろうか?
因みに昭和一〇年ごろの帝国陸軍の資料だとドイツ陸軍の携帯口糧では一食200g食べることになっている
フランス軍は150g ナポレオン軍では
未加工肉なら240g、塩漬け牛肉なら200g ああ、すまん肉160グラムじゃなく
缶詰肉150グラムだったわ。
暑さでボケてたわ。すまんすまん。 第一次世界大戦の文学作品でおすすめのものはありますか
それ以外にも第一次世界大戦を知る上で必読のものがあれば教えてください
概要や背景はそこそこ理解しているので難しい本でも大丈夫です 俺はフランス専門だからそんなに第一次世界大戦全体には詳しくないが
第一次世界大戦を理解する本と言うなら仏独共同通史第一次世界大戦が1番読むべきと思ってる
文学作品はアンリ・バルビュス「砲火」「クラルテ」
ルイ=フェルディナン・セリーヌ「夜の果ての旅」
ジュール・ロマン「ヴェルダン」
辺りがおすすめと言うか俺は好きだ エーリッヒ・レマルク「西部戦線異状なし」
ロバート・グレーブス「さらは古きものよ」
は必読だと思う >>562-563
面白そうな本がたくさん挙げてあるので今度図書館行って探してきます
ありがとうございました >>564
「さらば古きものよ」ですな。我ながら「さらは〜」はないわorz
あと映像も見るべきだと思う。
「素晴らしき戦争」
日本だとまじめな(だけ)の人たちが怒り出しそうなウィットが素敵
「担え銃」
1次大戦中・後のアメリカ人の欧州大戦に対する意識が垣間見えるリトマス紙的作品
「西部戦線異状なし(旧・カラー)」
今だったら俳優協会が文句つけそうな距離の爆破は中々。ジャガイモを使ったビジュアルな開戦後の経過説明は極めてグッド
オチに賛否
「アラビアのロレンス」
空前絶後の規模の撮影。「彼は書かれたんだ…」「いやまだ書かれなんていない!」のやり取りにはイスラム理解が進む
「突撃」
大分戯画的だが西部戦線の雰囲気はあるとおもう。むしろこれ英軍では?
「誓い」
現在オーストラリアの建国神話となっている(マジ)、ガリポリの敗戦の美談化。現代オーストラリア理解のため(と思わないと見てらんない) 映像作品ならロング・エンゲージメントが好きだな
あと本だとエミリオ・ルッスのノンフィクション文学作品の「戦場の一年」が珍しいイタリア軍の話で面白い
ロンメルの回顧録「歩兵は攻撃する」もいいね
戦場の具体的な記述が豊富だとなにより現場をイメージしやすい
あとグデーリアンの「戦車に注目せよ」は第一次世界大戦の戦車運用をグデーリアンが本気でまとめた本で
ドイツ軍ファンよりむしろ英仏軍の戦車運用について知りたい人に最適 海上げとこう。エルンスト・ハスハーゲン「Uボート 西へ!-1914年から1918年までのわが対英哨戒」
おもしろいんだけど戦争としての理解にはあんまり役に立たないかも、ローウェル・トーマス「海の鷲ーゼーアドラー号の冒険」
映画では、空で、独「レッド・バロン」、陸「戦火の馬」。 >>562
夜の果ての旅ってのが面白そうですね
第一次世界大戦ものとしてより普通に楽しめそうです
第一次世界大戦屈指の激戦地であるヴェルダンの話も気になりますね
この戦いは西部戦線における長期の攻勢として、攻者の損失が防者よりも少なかった唯一のものらしいですから
>>563
西部戦線異状なしは読みました
さらば古きものよ面白そうです
戦争詩人ってのがなんとも言えない響きを持ってますね
>>565
素晴らしき戦争面白かったです、最後の場面がとても印象深かったです
他のも見てみます
映像作品だとBBCで1964年制作のThe Great War ってのが結構勉強になりました
第一次世界大戦の雰囲気というのがよく理解できました
>>566
調度歩兵は攻撃する読み終わってここに聞きに来たところです
ロンメル将軍第一次世界大戦でも機動戦頑張ってらっしゃるんで塹壕戦とかもっと知りたいなって思いまして
だから戦場の一年ってのは良いかもしれません
戦車に注目せよも面白そうですね >>565
あーあとアラビアのロレンスは抑えておきたいですね
第一次世界大戦のアラブ辺りの情勢って結構重要な事項なのに疎いんですよ
>>567
チャップリンって見たことないんですよね
見たいなーって思ってから調度良いかもしれないです
ここで出された他の映像作品探しに今度TSUTAYAにも行ってみますねw
>>568
Uボートのやつ面白そうです >WW1の映画
「戦う飛行船 ツエッぺリン」 はダメか?こないだ日本版DVDもでたぞ
「ファイブ・デイズ・ウォー」 WW1末期、米軍のアルゴンヌ戦
「バトル・フロント」 WW1末期、米海兵隊のベルダン付近の戦い
「肉弾鬼中隊」 WW1アラビア軍vs英軍
「マイ・ボーイ・ジャック」 英軍の若い少尉の物語だが、主人公はハリポタの人、最後は当然戦死
「ザ・トレンチ<塹壕>」 ソンム会戦突撃前夜…orz
「鷲と鷹」 次々と同乗偵察員が戦死する中、一人生き残り続けるパイロットの苦悩
「愛と裏切りの戦場」 アルプス、カポレット戦を背景にしたメロドラマ
「提督の戦艦」 冒頭はWW1ロシア黒海艦隊の奮戦、後半は赤色革命vs政府軍の内戦
「バルト大攻防戦」 WW1終戦直後のソ連エストニア侵攻に抵抗する義勇軍
「バトル・オブ・リガ」 WW1終戦直後におきたリガ自治軍と進駐ドイツ軍の戦い
「宣戦布告 アイルランド・ライジング」 WW1中におけるアイルランド独立紛争
「戦場のアリア」 独英仏の西部戦線で起きたクリスマス休戦の現実を描く
「FLYBOYS」 米義勇兵によるらファイアット航空隊、なぜか敵がフォっカーDrIIIばかりw
番外(戦間期)
「砂漠のライオン」 WW2前、イタリア軍のリビア侵攻に立ち向かうベドウィン族の戦い 論文・資料など(特に初心者用とせず書き出しました)
「第一次世界大戦」 リデル・ハート 基本
「第一次大戦-その戦略」リデル・ハート WW1直後のリデルハートによる分析
「世界大戦概史」 川原貞男(旧軍大尉) WW1の旧軍の全般戦史。
「世界大戦ノ教訓」 フライタッハ・フォン・ローリングフォーフェン(ベルリン大学名誉博士/中将男爵) 独軍によるWW1戦訓論文を参謀本部で翻訳
「世界大戦ノ戦術的観察 第一巻〜第四巻」 旧陸軍参謀本部
「1914年 露国歩兵戦闘教令」 偕行社 WW1中のロシア教範
「戦争論 戦争の原則とその指導」 フォッシュ元帥 フランス式軍事理論の原点
「第一次世界大戦の終焉-ルーデンドルフ攻勢の栄光と破綻」 アンリ・イスラン WW1最期の独軍大攻勢を中心に大戦の最終段階を迎えた両軍の政治状況も含めて描くノンフィクション
「欧州大戦中地中海二於ケル帝国海軍ノ作戦」 佐藤早蔵(海軍中将) 日露日本海海戦と地中海派遣艦隊(第2特務艦隊)の講演記述
「ドイツ最高統帥論」 エーリッヒ・フォン・ファルケンハイン(参謀総長) WW1における戦争指導を参謀総長自身が語る。
「シェリーフェン・プラン-ある神話の批判」 ゲルハルト・リッター シェリーフェンプランの実態を各種資料から描き出す研究書。
「海戦 1914-18」 斎藤忠 WW1海戦史。各種エピソードの集成
「陸戦史集 タンネンベルヒ殲滅戦」 陸幹校戦史教官室
「死闘の海-第一次世界大戦海戦史」 三野正洋/古清水政夫
「世界大海戦史考」 伊藤正徳 上陸作戦も含む海戦の諸様相の考察。後半はジュトランド海戦を考察
他に、偕行社記事が臨時増刊として速報を多数
後、欧州戦史叢書として旧軍参謀本部が資料集を編纂してます。
■下記注目!WW1でドイツ軍が行った陸海空の統合作戦!なんと飛行艇運用艦や飛行船も参加!
陸軍も自転車部隊で機動戦を展開するのだ!
「Operation Albion-The German Conquest of The Baltic Islands」
「Battke for The Baltic Islands 1917-Triumph of The Imperial German Navy」
→WW1末期のリガ湾閉塞のエーゼル島上陸作戦を陸上戦を含めた戦史 文芸の部
「砂漠の叛乱-アラビアのロレンス自伝」 T・E・ロレンス 説明は不要と思うw
「ガリポリ」 アラン・ムーアヘッド WW1最大の上陸作戦であるガリポリ及びダーダネルス海峡突破作戦を描くノンフィクション
「エムデンの戦い」 P・K・ロックネル WW1中、たった1隻で太平洋において通商破壊戦を行い英軍を振り回した独軽巡エムデンの行動
「ジェットランド沖海戦」 光藤亘 史上最大の艦隊決戦ジュトランド海戦を水兵視点で描く戦記小説 カナダやオーストラリアの第一次世界大戦での戦いの様子や
第一次世界大戦時の日本海軍、陸軍の対応、特にシベリア出兵あたりについてとロシア革命と第一次世界大戦の関わり合いについてなんかも知りたいです 「And the Band Played Waltzing Matilda」を聴こう! >576
全般なら「第一次世界大戦」 リデル・ハート で良いんでないかい?
あと、「八月の砲声」は誰かあげてたっけ?
これも基本中の基本
>第一次世界大戦時の日本海軍
90年代〜00年代で地中海遠征記は2冊程でてたはず。
確かプレミアつきまくってたような記憶が・・・
>ロシア革命
さあ、早く60年代〜70年代の左翼系革命論関係書籍を探す作業に戻るんだ!だわい、だわい リデル・ハートの第一次大戦 その戦略は読みました
もう一つのリデル・ハートの第一次世界大戦も読んだほうが良いですか?
八月の砲声は今、手元にあります!!
シベリア出兵の史的研究、第一次世界大戦と社会主義者たちなんかも良さそうです
とりあえず共産党宣言から読んどきますね^_^ 色々挙げて頂きありがとうございました
気になったのから読んでいきます >ロシア革命と第一次世界大戦の関わり合い
この時期ならこんなのもある
「マフノ叛乱軍史-ロシア革命と農民戦争」ピョートル・アルシーノフ ロシア革命の中で失敗したマフノ運動(ウクライナ農民運動)の詳細経過
「左翼反対派群像」オールドボリシェビキ ソ連内の反対派の間で密かに読まれていたモノが西側に流出。翻訳の運びに
「クロンシュタット叛乱」イダ・メッド ロシア内戦末期のクロンシュタット軍港における水兵の叛乱の経過を解説
そういえば同人でジェリコー子爵の「グランドフリート」を翻訳してコミケで出してる人みたことある。
あと重要といえば「総力戦論」ルーデンドルフ これも重要 おー面白そうです
左翼反対派群像なんか気になりますね
ルーデンドルフの総力戦は読みました、総力戦恐るべしです >579
>もう一つのリデル・ハートの第一次世界大戦
これは本当にWW1終結直後に書かれたものなので、終戦当時の分析です。
事実というより当時の認識。
これが知りたいのであれば読むと大吉。
客観的な事実のみを追いたいなら不要。 >582
>ルーデンドルフの総力戦は読みました、総力戦恐るべしです
実はさらに恐ろしい本があります・・・
「ルーデンドルフの国家総力戦」間野俊夫(参謀本部/歩兵少佐) 昭和14年12月 世界創造社刊
→参謀本部がラジオ放送した原稿を冊子化したもの。参謀本部が目指す総力戦態勢が垣間見えます。
参謀本部の世論誘導としてのルーデンドルフの解説ww
あとシベリア出兵ですと
「昭和15年改定 戦史教程 巻一」
このあたりの戦史教程は日清/日露/シベリア出兵/支那事変/満州事変/世界大戦をベースにしており、戦況図も多数 >>574
「シェリーフェンプラン」じゃなくて「シュリーフェンプラン」 >>585
ルーデンドルフの国家総力戦ヤバそうですね
戦史教程 巻一は読みたいです、図書館においてあれば良いんですけど >>583
「第一次世界大戦」は1930年に書かれた「真実の戦争」の1934年改訂版
で「第一次世界大戦 その戦略」は1936年に書かれた物
>>574では「その戦略」の方がWW1直後だと書いてるのでまずそこが矛盾してるが
どっちも第一次世界大戦直後とは言えない
「真実の戦争」の頃はまだリデル=ハートが著作業を始めた初期という部分はあるが
まあ「第一次世界大戦 その戦略」の原題は「World War T in Outline」で「第一次世界大戦 その概要」になる事からこの本のポジションがわかる
概要は概要でしかない
ただし確かに単に「第一次世界大戦」が上位互換とは言えないし
「その戦略」の方が改訂版から更に2年後に書かれている影響は大なのでどうせなら両方読みたい所だ
個人的には通史ぶってて実態は間接アプローチの啓蒙本になりかけてるこの辺よりは主題のはっきりした「ナポレオンの亡霊」がおすすめなんだが前述の2冊を読む前に読む本とも思わないし…
ちなみにリデル・ハートよりリデル=ハートが正確な書き方 バーバラ・タックマンの「決定的瞬間」がないな。「八月の砲声」の続編 >>578
文庫なら特務艦隊ものにプレミアはついてない
C.W.ニコル「特務艦隊」
https://www.amazon.co.jp/特務艦隊-文春文庫-C-W-ニコル/dp/4167705613 >587
普通の図書館には多分ないと思いますが
靖国の偕行文庫なら多分あると思います。 軍事とはちょっとずれるかもしれないけど「古代ギリシャ 重装歩兵の戦術」はいい本だった
最近出た説を元に7世紀にも渡る重装歩兵の戦術や武装の変遷や戦闘での実態を書いていて
何となくこうだと思っていた固定観念を覆してくれた >>592
ネット上では同著者&同シリーズの武術もののほうがよく取り上げられているようで
著者の経歴が分からなくて、ちょっと不安だけど確保しとこうかな...、うーん正直迷う >>593
巻末の参考文献を見るに2010年代に出た新しいものを含む海外の書籍や資料を元に書かれてるみたいだし
まあ興味があるならいい加減な内容のビニ本4冊分の価値はあるかと 一次大戦なら、最近、
京大から研究論文集が出てたよね。 『裏切られた自由 上』ハーバート・フーバー 渡辺惣樹訳 草思社
大恐慌時代の大統領でやむなく辞職したあのフーバーの回顧録で、大恐慌や前半生をすっとばして開戦直前からスタート。
前半の第一部は、失職後もヨーロッパの飢饉を救うために募金活動や、ヒトラーをはじめとする各国首脳との個人外交など精力的な事業を回顧しています。
その合間に、草思社と訳者渡辺が翻訳・出版している一連の歴史修正主義史観本でよく見られる、
1.米政府内への共産主義者の浸透、2.戦争へ引き込んだのはむしろアメリカ(ルーズベルト)である、3.スターリン率いるソ連との協調は間違いだった
という記述が主となっていきます。そうした本も併せて読んでいた場合、どこかで聞いた話も多くあって、内容面ではそこまで衝撃は感じませんでした。
むしろ米国や日本の尼レビューで衝撃を持って迎えられた要因は、「こんな話を元大統領が書いた!」という著者の身分によるところが大きい感じはあります。
個人的には下巻で触れられるらしい、中国をはじめとする各国共産化の過程で突っ込んだ話が読めることを期待してます。
ただ内容の是非とは別に、本編の前に原著の編者がフーバーの小伝と出版の由来記に百数十ページも筆を費やしたこと、9500円と高価過ぎるところは辛かったですね… 同じ時間があるならスティムソン回顧録読んだ方が良いと思うがな。三人称記述をマクジョージ・バンディが本に起こしてるのがミソ。
陸軍長官としての師団制導入の苦労、満州事変当時の、当初日本のまともな分子に期待をかけつつもならずで不承認路線(これはハルまで一貫)でいくあたり、FDRの共和党陸軍長官としてのあれこれから戦争、原爆投下、戦犯裁判まで。
FDRの指導者としての、配下の各機関を競争させ合うやり方がそれどこのアドルフさん?だったりとか、ロンドン条約の時の米英の張り合い(と、当時の米政府(海軍でなく)にとっての日本のどーでも良さ…こっちは穏健政策なんだからそらそうだわな…)とか、
いままでの「日本での常識」が結構ひっくり返る基本文献・・・が、なんで今まで訳出されてなかったのよ?と訳者、心底同感。大統領が変わってもアメリカの政策キーパーソンを一貫していた人の回想として、批判的に精読する必要があると思う。 この顔ぶれじゃあなぁw
tachibana jin @jin00001
「重慶爆撃とは何だったのか もうひとつの日中戦争」(戦争と空爆問題研究会【編】)読了。ネットで読む程度の知識しかなかった。が、本書を読み、日本が世界に先行して国際法違反の絨毯爆撃を行ったことが、米国の、日本に対する都市爆撃を正当化してしまった事実には改めて愕然とするしかない。
https://pbs.twimg.com/media/DD5MTUhVYAAybBq.jpg
2017/7/4 22:34 Twitter Web Client から
https://twitter.com/jin00001/status/882231243995176960 なんだか高文研の本って不思議と触る気が起きないなあ
左派出版社の中でも表紙からすでに結論ありき思想ありきを特に感じるというか… てか「空爆」とか言ってる段階で思想がどんなかしらんが手に取る気にもならん 湾岸戦争以降の新聞用語だからな、空爆
爆撃もしくは航空攻撃やろ あと「空襲」
「艦載機」も新聞用語。詳しくない陸軍軍人の言葉を、ぶら下がりの記者が広めてしまったような話を読んだ。
海軍ではフロート付きは「艦載機」で、空母上のは「艦上機」と呼ぶ(呼んだ)。
空爆は、当時(湾岸戦時)英語圏で「エアーストライク」なる語が多用されていて、それをこじつけ英訳が「空爆」となったと聞いた。
何にしてもマスゴミが間違いをたくさん作り広める。
左派は、清く正しく美しく理想を、ならまだ分かるが、実際はものすごく攻撃的で平気に嘘もつく(てか嘘ばっか)から、客観性ゼロ、
支持しようがないし、単なる中韓のプロバガンダの一環にすぎないし、はっきり言って話にならない(幼児以下) >実際はものすごく攻撃的で平気に嘘もつく
木乃伊取りを気取る木乃伊にならないようにね つまり「戦争と空爆問題研究会」ってのは
大昔のマンガと広告のコピーを研究してるのか 大前提にしちゃった事で赤っ恥かいて引くに引けない状態なのはよーくわかってるよ ああ人の言ってもないこと「だけ」を分かっちゃう人むけタームなんだな>空爆 大岡昇平の「俘虜記」でも空爆って表現はあったな。スゴイ違和感はある
「米軍は日本兵は洗濯が好きなの知ってて干してるところめがけて空爆していたとの由」みたいなの あと、ジャングルで日本兵がウンコしてるとこ狙撃するんだよな。 空襲はエアレイドから来たのか対応しているのか。レイド・オン・トウキョウ東京空襲
空爆はエアボンバードメントだろう直訳すると。 空爆はBombardmentの一形態
当然、昔から軍隊でも使っていた用語
https://en.wikipedia.org/wiki/Bombardment
なのでAir Strikeを空爆というのは間違いではあるが、以前からあった訳語を当てはめたものと思われる。
(本来の直訳なら航空打撃) なお、本来の空爆(エアボンバードメント)は固定目標や地域に対する自由落下爆弾による一斉攻撃というニュアンスの言葉で
エアストライクはもっと精密な個々の目標そのものを狙って攻撃するというニュアンスが強いです。
なお、お互い重複する範囲もあるので注意
※ピンポイント爆撃のような場合はエアストライクの方が合っていると思います。
※攻撃発起まえの準備攻撃などの一定範囲の制圧を狙うような場合は、エアボンバードメントの方が合っていると思います。
なお、この2つは同時に行われる事もあるので、まとめて既存訳語の空爆を使ってもそう大きな問題は無いと思われますが
米空軍は無差別攻撃のイメージを払しょくしたいらしく、またピンポイント攻撃を前面に押し出したい等の理由で、エアストライクの方を広く多用している可能性はありそうです。 あと、艦載機の件も
厳密には名称は水上機であり、この件からも
艦上搭載機(艦載機):一般総称
⇒艦上記(固有機種名称)
⇒水上機(固有機種名称)
という使い方に問題はないものと思われます。
(正式名称と、種類に対する一般呼称を一緒にするのは本来の意図伝達を損なう)
あと、左翼ですが、戦前〜戦後運動期を担った思想指導層はかなり勉強しており正しい軍事知識を持っていました。
(極右よりも圧倒的に正しい知識)
(冷戦期の自衛隊を調べるなら、左系統の方が良い本がたくさんあります。なにせガチで敵と認識し分析してるのですからw)
なので言いたいなら「最近の左翼」などと範囲指定しないとエラーになる危険がある可能性があると思いますのでご注意。 そういえば高校時代の世界史の先生はバリバリの左翼だったけど、
エンゲルスとかを読んでたおかげで19世紀の軍事とか兵器にものすごく詳しくて放課後とかによく話したなあ >618
このあたりは今読んでも十分に勉強になりますw
↓
「マルクス主義軍事論」中村丈夫(鹿砦社)
「マルクス主義軍事論・現代篇」革命軍事研究会(鹿砦社)
「赤軍の形成〔増補版〕 ドキュメント赤軍論争史」革命軍事研究会(鹿砦社)
「武装蜂起-コミンテルンの軍事教程書」(鹿砦社)
「ベトナム革命戦争史」渡辺正之・坂本聡三(鹿砦社)
「新「国軍」用兵論批判序説」山崎カヲル(鹿砦社)
「遊撃戦論」(五月書房)
「自衛隊の作戦計画」藤井治夫(三一書房)
「都市ゲリラ教程」カルロス・マリゲーラ(三一書房)
「軍事思想の研究」小山弘健(新泉社)←この人、戦前からの活動家
「毛沢東軍事論文選」(文外出版社)
あと、ボーグエンザップとか、ゲバラとか、
なお、逆の治安側も当時は良い本出てるんですよね。
↓
「ゲリラ戦略-戦争の新しい顔」チャールズ・W・セイヤー(弘文堂)←元チトーパルチザン連絡官/外交官
「間接侵略とゲリラ」池野清躬(原書房)←内務省警務局/方面総監
「統率指揮及び戦術-治安警備のために」岡村誠之(霞が関出版)←駐蒙軍高級参謀/大佐が警察向けに書いた
「都市ゲリラ戦の研究」戦略問題研究所(平和警備保障)
※なお、間違って下記にいくと危険が危ないw
↓
「世界革命戦争への飛翔-共産主義者同盟赤軍派編」高橋和巳(三一書房)
「戦闘的左翼とはなにか?」小山弘健/浅田光輝(芳賀書店)
「蜂起貫徹・戦争勝利-大菩薩冒頭陳述集」塩見孝也(京大出版会)←共産主義者同盟赤軍派議長 >>618
マルクス=エンゲルス全集の14と15巻は19世紀に限らず、軍事の記述が素晴らしいですよね
元が百科辞典の軍事史関係見出語の寄稿だけあって
17巻の普仏戦争の戦況報告も良いし >>618
最近古本屋で100円でばら売りされてたから買ってみたけど確かに詳細さにびっくりした
しかしかつては古本でも全巻セット何万円で売ってたものが今1冊100円というのが時代の残酷さを感じさせてならない… 自分も古書で買っているけれど、何れも500円以下だった
しかも未読に近い・・・
まぁ、本棚映えはしただろうけど 全然違う
エンゲルスのそれは完全に一軍事思想家の軍事研究の分野で
ユゴーのはあくまで歴史家としての分析 「愛宕 奮戦記」読みました。
実に臨場感あふれ良いのだが、トラック島とガダルカナル島沖を行ったり来たりが長く、第3次ソロモン海戦
が終わった所で物語が終わってしまっている。
愛宕の、残り2年少々出来事が語られなかったのが残念であります。 「銃後の中国社会」の笹川先生の新刊、らしいんだが、このタイトルは?と思ったら…いあいあ…いあ本当に…
https://honto.jp/netstore/pd-book_28616453.html もともとそれまで爆撃だったのを湾岸戦争でAir Strikeと言い出したから新聞社の連中が漢字二文字で表現出来ないかと
考えた結果空爆が生まれた。
昔は空爆と一部で言ってたことはあったけど結局爆撃で収まってたのに
新たに作ったのが空爆って素人がみても「わざわざ空付けなくたって今までの爆撃も空から落とす意味だったろ。
今更敢えて空を入れてもたいして変わらんじゃん」という感想にしかならん
腹痛が痛いと言ってるようなもんでアホ丸出しの言葉なんだよ空爆って 今現在の空爆といえば、航空機による爆撃だけでなく、ミサイルやロケット、銃撃、あるいは巡航ミサイルによる攻撃も含まれるからな。 そんなんベトナム戦争でも同じだろ
新聞社のアホどもが群がってるのか?
空爆なんて頭の悪い誤訳押し通すぐらいなら従来通り爆撃で良いだろ 「空爆」って「空襲」と同じく古い言葉だって上の方でいろいろ紹介されてるだろ
>>603>>607>>612>>615~
何で今になって蒸し返すんだよw >腹痛が痛いと言ってるようなもんでアホ丸出しの言葉なんだよ空爆って
同じ同じいうけれど、bombingとAirStrikeは同一の行動や状況を示すのか教えてスラスタ たしかにもう蒸し返すレベルの話じゃねーな
加えてバックれるだろうコテとか最悪の話題だなマジで >>632
だからそうであっても、そんなのはごく一部で、大部分は「爆撃」か「空襲」なの。
ごく一部を大部分がそうであったかのようにすり替えんなって。
1990年以前はグロイザー以外は「空爆」なんて聞いたこともない99%「爆撃」か「空襲」だよ。 >>635も言ってるが俺も既に言ってるが一部で言われてただけだろ
それにAur strikeの訳語でも何でもないわ空爆なんて
昔からAir Strikeと言う言葉があって、その訳語として空爆があったのか?
空襲や爆撃の訳語として一部で使われてたんだろアホ >>619
その並びなら『プロレタリア兵学教程』入れてあげて
鹿砦軍事叢書の記念すべき第1巻なのに… アジ歴で「空爆」と検索すると出るわ出るわ
戦前戦中から公文書でここまで使われてたとは
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