ロシアの軍事情報ウェブサイトは10月16日、「中国は超大国だと証明できるのか?」と題する記事で、
大国となる要素が欠如していると批判する評論を掲載した。
ウェブサイト「トップ・ウォー」は評論記事で、中国を超大国と論じる風潮を疑問視する。なぜなら、
米国と西側諸国が多額投資し中国に「世界の工場」が建設されたことで、急速な経済発展を遂げたに過ぎないからだと指摘した。
「世界の工場」は中国産製品を全世界に輸出し、中国の貿易黒字は同国の軍事開発や科学技術を発展させるための豊富な資金源となった。
しかし、米国トランプ政権が中国に関税策を実施して、ルールに基づく公正な貿易を強く求めたことで貿易戦が勃発。
同記事に、これで「中国は元の姿に返ることになる」と書いた。
実力を伴う本物の強さを見せつけられた中国政府は、「偉大な大国」とのプロパガンダから、「我が国は被害者だ」と同情を乞う宣伝に切り替えた。
ロシアの経済学者アリエ・ブリスキー氏は、中国超大国化論はその発展スピードによると説明されているが、
急速な発展力が未来に継続するとも限らない。つまり、世界の工場だった国が世界の大国になるとは限らないと説いた。
https://www.excite.co.jp/news/article/EpochTimes_37104/