http://kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/syugiin/038/0388/03804110388023c.html

○石橋(政)委員
 従来の6管区隊、4混成団を13の師団に改編するというのでございますが、一体何のために改編するのか。
提案理由の説明を読んでみますと、ただ一言、わが国の地形に適応させ、運用を軽快ならしめる為であります。
これではちょっと納得できません。
6管区、4混成団を作ろうという計画ができた時と現在と、日本の地形に別に変化があった訳ではございますまい。
それだけを理由に、こんな大切な作戦基本単位の改編というような事が行なわれるとは、私ども素人でも思わない訳です。
よほどしっかりした根拠がなければ、手をつけられる筈がないと私ども思います。
もう少ししっかりした説明、何で13個師団に改編しなくちゃならないのか、御説明をやって頂きたいと思います。

○西村国務大臣
 6管区隊、4混成団の十単位を、13個の師団編成に変えましたことは、もちろん思いつきではございません。
管区隊あるいは混成団、そして中心はどちらかというと片寄っておりました。
北海道から東北方面と九州方面、そうして特に中部と申しますか、関東を中心にし、東海を中心にしたものにつきましては割合に兵力がない、
こういうふうな偏在した形もとられておった訳であります。
それらから考えましたのが一つ。それでこれは当然地形にも関係して参りまして、12,700名でございますか、
そういう管区隊というようなものが装備もだんだんふえて参った場合に、はたしてあれだけの大きな長いものが、
そういうような場合におきましても今のような日本の地形からいって機動力が発揮できない。
それから専門の面になりますが、戦闘単位と申しますか、そういうようなものも少し大隊といいますか、
中間段階が多いという様な編成の仕方から、やはりこれらも直さなければいかぬ。
そこで警察予備隊以来ずっと10年の歳月を経まして運用を考えました結果、今日御提案申し上げ、御審議を願っております結論に達したと思います。

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米側は南北二正面作戦への対処から10個師団32.5or35万人や15個師団34.8万人を提案したが
現実は3〜4個(最悪5個)師団規模の上陸戦に善処する13個師団2個混成団18万人に落ち着いた
私見だが、冷戦中に中ソが拗れたから陸自は18万人で隠忍自重したのだろう