>>174
そのおかしすぎることをやらなければおいけないのが当時の状況。
艦隊の防空に限らず、当時は技術が未発達で、問題に対し必ず解決策があるわけではない。
洋上艦隊防空については戦前から一応研究はあるが、待ち受けるよりこちらから迎え撃つべし、
といった戦術レベルの段階。これは怠慢というより、見合った技術力がなかったことが大きい。
防空は戦闘機以外に巡洋艦など護衛艦の弾幕が重要になるが、機動部隊には護衛艦は常備されず、
作戦ごとに他の部隊からかりるシステムだったので訓練もできない状態だった。南雲はこれに抗議していた。
それから空母艦隊での戦闘というのは世界的にミッドウェーの時点で半年しか歴史がないという点も考慮したほうがいい。
アメリカだって防空はレーダーありきで、当時は日本の攻撃を防ぎきれていない。防げるようになったのは空母を量産した1943年後半。
アメリカに比べて空母がもろすぎた点も注意すべきかもしれない。