近年は中国韓国でも日本式コンビニが全国津々浦々に出店し、日本式のオニギリも便利な軽食として
定番になっていますが、あれも日本系のジャポニカ米でないとダメなんでしょうな。

同じジャポニカ米系列でも大陸のコメは粘り気が少なく、上手くオニギリに出来ないらしいから、コンビニの
オニギリとして商品化するには冷えてもちゃんと米同士がくっついてオニギリに出来る日本系のコメで
ないとダメでしょうし。

もちろんコメの栽培自体は現地でやっているはずだし、韓国ではかなり前からコシヒカリやササニシキの
様な日本産ブランド米の栽培を盛んにやっているのですが。

まだクネパパが独裁者としてブイブイ言わせていた頃は、韓国のコメ農家は収穫量優先の不味いコメしか
栽培を行えなかったそうですが、その後の経済成長と民主化でそういう制約も無くなり、美味いと評判の
日本産ブランド米も栽培できるようになりました。

そして19790年代に産経新聞ソウル支局長の黒田ニムは知り合いの韓国のコメ農家を取材に行ったたら
「見てください黒田さん! 遂に我が家でもコシヒカリを収穫できましたよ!」
と大喜びで念願のコシヒカリの出荷を報告していたから、ある意味日本人よりもコシヒカリ信仰が強かった
のかも知れません。