【野口裕之の軍事情勢】中国の宇宙制覇に手を貸すドイツ 
独の悪癖「チャイナ愛」で自衛隊保有の米軍最新鋭戦闘機の技術が流出か
http://news.livedoor.com/article/detail/13347011/
ドイツ国内での、対米背信行為の数々を振り返ってみるがいい。
例えば、筆者を仰天させた中国家電大手・美的集団(ミデア・グループ)によるドイツのロボット大手・クーカの買収。
クーカの技術は米軍の最新鋭ステルス戦闘機F−35の機体製造に使われているのだ。
ドイツ政府は2016年、「買収は安全保障に危険は及ぼさない」として不介入を表明した時にはあきれた。
もっとも、米国の対米外国投資委員会(CFIUS)と国務省・国防貿易管理局(DDTC)が4カ月半後、
美的の子会社を通じたクーカ買収を承認してもいて、またまた仰天した。
ドイツの悪癖「中国愛」の腐臭は耐え難いが、米国の承認で、わが航空自衛隊で今年度中に配備が始まる
F−35の機密も漏れ出す懸念がある。かつて日本は中国大陸を舞台に、ドイツと米国に「後ろからバッサリ」斬られているが、
歴史は繰り返されるのか。

以下、薄汚い「中独合作」を説明しよう。
軍近代化を迫られた中国・国民党は満州事変(1931〜33年)後、独ワイマール共和国や続くナチス政権に接近。
軍事用鉱物資源獲得の下心もあり、ドイツは1927〜38年まで軍事顧問団を送り続けた。
国民党の蒋介石・前国民政府主席(当時、1887〜1975年)に、大規模・低練度だった国民党軍の装備や
機動性の向上を具申した。方針に沿い、8割が非近代兵器だった国民党軍に鉄帽/小銃/各種大砲をはじめ
戦車や戦闘機を輸出。ドイツで教育した中国人技術者運営の各種工廠では双眼鏡/狙撃銃用照準/小銃/
機関銃/迫撃砲/装甲偵察車両/大砲/ガスマスクを生産した。
軍事資源を産む鉱山・工業地帯と沿岸を結ぶ鉄道敷設でも中独は利害が一致。
ドイツは日独防共協定締結の陰で、日本が交戦中の中国に武器密輸し続けた
けれども、背信行為は報いを受ける。国民(党)政府は1937年、ドイツの仮想敵・ソ連と中ソ不可侵条約を締結してしまう。
これで態度を硬化させたアドルフ・ヒトラー総統(1889〜1945年)がやっとのこと、新たな兵器輸出を禁じた。